弓道部: 背中

顧問です。

3日間の県総体を終え、3年生9人は引退となりました。

この3日間で様々なドラマを見せてくれました。

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弓道部顧問は大会の時、一人一役役員配置となります。

弓道部配属になった一昨年から、私は射場入り口の入場管理になることが多くありました。

この役割はすごくお得です。

なぜなら、これから入場する選手を最後に見送ることができるからです。

3年生が1年生の頃から、何度も入場を見送ってきました。

最後の立ちに入る背中は、とてもたくましいものでした。

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背中で後輩を引っ張る学年でした。

1年前、自分たちが部活を牽引していく番になってからこの学年は変わりました。

先輩からのバトンをしっかりと受け取ること。

先輩として後輩を立派に育てなければならないこと。

先輩から学んだ様々を、後輩に引き継いでいく義務があること。

分かってはいるけれど、なかなか表に出せず、「こうしてほしいのに」が後輩に伝わらなくてもどかしく思う時期もありました。

それでも真面目に実直に弓道に向き合う姿勢はきちんと伝わっていて、この先輩たちの背中を追いかけて2年生もここまで成長してきました。

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県総体での射は、申し分のないくらい立派な射でした。

真面目に実直に取り組んできた結果が射に現れていました。

もう少し見ていたかった、というのが私の本音です。これは毎年思うのですが…。

3日目の3回戦に臨む彼らの表情を見て、背中を見て、その成長ぶりが感慨深いです。

保護者のみなさまをはじめ、ここまで3年生の活動を応援してくださった全ての皆様に感謝申し上げます。

暖かいご支援をありがとうございました。

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北越高校弓道部顧問　中野

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