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2016年2月10日 (水)

DREAM FACTORY 2015 冬

2年ぶりに全国選抜へ
富山、石川には完全敗北
チームとしてもアスリートとしても甘さからの脱却を
H28.1.15~1.17  石川県小松市 こまつドーム

北信越選抜
<団体戦>
北越 0-③ 高岡西(富山)
北越 ②-1 北陸(福井)
北越 0-③ 金沢学院東(石川)
北越 ③-0 東海大三(長野)
2勝2敗で1位校リーグ3位

<全国選抜 第3代表決定戦>
北越 ②-0 七尾(石川):2位校リーグ1位

あれから1年が経ちました。
あれから、というのは、ちょうど1年前、この大会で全国選抜を逃してから丸1年ということです。
あの時、(もう時効だからいいでしょう)大会出発の朝に1年生のレギュラーがインフルエンザにかかって離脱。その危機に及んでも2年生がバラバラでチームが結束できず、なんとか踏ん張って1位校リーグで3位にはなったものの、第3代表決定戦、同県対決で県予選のリベンジを食らい選抜出場を逃しました。上級生がチームを作れていないと勝負のかかった大事な場面で団体として強さを発揮できない、その命題を実証するような敗北でした。
あれから1年、新チームになりましたが、2年生の意識が中途半端な位置で停滞したままです。頑張ってはいるのですが、高校生レベルで頑張っているだけで、アスリートレベルまで高まってきません。
言われればわかる、指摘されれば妥協している自分に気付く、反省する。そして反省した部分だけは改善する。でも別な部分で向上心がない、また言われてわかる、指摘されてから妥協している自分を反省する。さらにまた別な部分で……そのエンドレスです。
コーチとしては、常に雨漏りを段ボールか何かで応急処置をしている感じです。少なくとも、もっと当事者意識があれば、自分たちの最後の年なわけですから、仲間同士で指摘しあったり、自主的な話し合いをしたりして向上していけるのですが、基本的にまだ自立していないので、なかなか次の次元へ移行できない。小さな妥協、小さな不徹底、小さな見逃しを(意識的なのか無意識なのか)繰り返して、同じ平面上を周回している。一周廻ってもただ同じ地点に戻ってきているだけなのに、根本的な自己改革の意欲が高まらないために、自分が同じところをひたすら巡っているのに気付かない。自分としては前を見て一生懸命走っているつもりなのです。実際、平均的な部活生よりはずっと頑張っているし、高いレベルの練習もメニューとしてはやっているので、傍から見れば、集中した意識の高い練習を積み重ねているように見えるはずです。そして自分でもそう思っている。でも違うのです。目標がどこか、という話になりますが、全国入賞レベルが目標であるならば、そろそろ、その辺りを自覚してほしいと思います。
そして今、一部の1年生が競技に一途になれずにいます。現代の高校生を取り巻く環境は少し前と劇的に変化しています。インターネットやSNSの普及とそれに伴う私生活の変化は、私のような昭和の人間にはついていけないほどです。自立心が育っていない思春期の高校生が、ふとしたことから、あらゆる思惑の絡む情報が四方八方飛び交う空間に取り込まれる危険性は想像以上に大きなものです。だからでしょうか、全国優勝を目指すクラブの中には携帯電話やスマートフォン等の所持を禁止しているところもあります。ただ、私は禁止ではなく、自覚によって一途になってほしいと願うのです。高校生は人間として未熟であり発展途上の存在です。当然迷いも出る、失敗もする、逃げたくもなる、それが自然だと思います。そして、情報空間においてではなく、生身の実空間において、仲間とぶつかり合い、理解し合い、反発し合い、励まし合う中で、夢を目指しひたむきに生きる道のかけがえのない価値に気付いてほしいと願っています。理想屋でしょうか。
実際のところ、迷いの出た者を取り巻く仲間の存在がとても重要です。弱くなった魂は弱い魂を探します。類は友を呼ぶですね。最悪の場合は弱くなった魂同士が結託してしまう。こうなるとチームは土台から崩れていきます。逆に、取り巻く仲間が夢を持ち目標を高く維持していて、迷いの出た仲間をサポートし励ますことで、この仲間とともに大きな夢を叶えたいという思いを共有することができたら、逆にチームは結束します。今、我々はその境目にいます。問題のないチームなど存在しません。あったとしたら巧妙に隠しているだけです。大事なのは、その問題とチームがどう向き合い、そこから何を得て成長につなげられるかだと考えます。

北信越選抜、今のチームそのままが結果に出たと思います。
全国選抜への切符は手にしました。毎日頑張っている証です。しかし、昨年全国選抜2位で奈良IHベスト8の高岡西には団体・個人すべて敗退。ソフトテニス王国石川県の優勝校:金沢学院東にも全敗。ここが全国上位への壁です。この壁は、今のチームのままで頑張っていても永久に超えることのできない壁です。
今、リーダーに変革の自覚は出てきています。先日公開されたスターウォーズの新作ではないですが「フォースの覚醒」が必要だと思います。自らをプラスの方向へ向かわせる強い力を感じながら、夢の方向へ自覚的に自分を向かわせること、「チームの覚醒」を信じています。

2018年冬季オリンピックでメダル獲得を目指す、スノーボード競技の岩垂かれん選手のインタビュー記事に、こんなメッセージが載っていました。

まず、迷ったり、自信をなくしたりした人へのメッセージ。



続けられない人の多くは、その日の練習のことだけしか考えていない気がします。でもそのキツイ練習の先にある目標がしっかりあれば、おのずと覚悟は決まると思います。だから私の周りにいる人たちはみんな勝ちたいという強い気持ちと覚悟を持って活動していますし、私もフィジカルトレーニングをしている時、なんでこんなに重いウエイトを上げているんだろうとか思うのですが、試合のシーンをイメージすると、絶対に負けたくないと思ってがんばれるんです。
私は練習がキツイとかは考えないです。それよりも世界で活躍するトップレベルの選手たちと一緒に練習をしているので、その選手と自分のどこが違うのだろうとかばかりを考えています。そして絶対に負けたくない! って気持ちが強くなるので、勝てる方法だけをずっと考えながら練習をしています。




次に、部活を頑張っている中高生へのメッセージ。



大学4年になった今、自分の過去を振り返ると、中学生の頃は勉強やスポーツも含めて色々な事にチャレンジして可能性を広げると良いと思います。そして高校生になったら、目標や夢を一つに絞って、毎日積み重ねて取り組むと良いと思います。夢があるなら一日もムダにしないで過ごしてください。
岩垂かれん




県選抜 連覇
個人は1年 鈴木・保科が制す
H27.12.19(団体)、12.27(個人) 於:五泉市総合会館

県選抜
<団体戦>
<準決勝>
北越 ②-0 小千谷
<決勝>
北越 ②-0 巻

<個人戦>
1位 鈴木愛香・保科葵
3位 大原未来・田辺なつき
3位 松浦明彩加・和田栞璃
県インドア01 県インドア02 県インドア03

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