HOKUETSU Spirits 2020 〜その先にあるもの③〜
練習再開3日目。
今日は非常に気温の高い1日でした。そんな中でも集中力を保ち、少しずつではありますが、プレーの精度も高くなってきました。
入部希望者が3名、昨日から練習に参加しています。技術的にはまだまだです。中学時代は主だった戦績などないでしょう。しかし、なかなかいい目をしています。テニスが好きだという気持ち、上手くなりたいという思いを感じることができます。頑張って欲しい。北越の歴史をつなぐ一員になって欲しいと思います。
また、マネージャーの体験に来てくれた者も2名います。テニス部のマネージャーは大変です。部員の数だけ課題があります。それらの管理は簡単ではありませんし、ドリンクの準備や、スコアシートの記入など、常にアンテナを張っていなければいけません。今日は見学だけのつもりだったのですが、彼女たちから動いてくれました。率先してボール拾いをしてくれましたし、何が必要かを考えながら行動してくれていました。こんな子たちが入部してくれたら嬉しいなぁ…。
さて、練習が再開して今まで通り男女で1面ずつを使って練習をしています。隣で練習している女子テニス部はよく目に入ります。
3年生に佐藤莉穏という選手がいます。彼女の姿をみていて、ちょっとした違和感を感じました。とにかく練習に対する姿勢が凄いのです。自分の技術向上はもちろん、後輩への指導にも気迫を感じます。
彼女と少し話をしました。率直に疑問をぶつけてみました。「どうしてそんなに強い想いでテニスに向き合えるの?」彼女は答えてくれました。卒業した先輩たちに励まされたこと。まだ自分にはやらなきゃいけないことがあること。
テニスを頑張ってきた目的というものが、しっかり彼女には刻まれているんだと思いました。
男子部員も3年生たちの気持ちはとても強いと感じます。特に加藤や高田はチームのムードをあげるべく常に笑顔でコミュニケーションを心がけていますし、山崎や小林、久保田は残された時間を無駄には出来ないという思いを感じます。そして佐藤と八木澤は新たに目標を設定して、それに向かって前進を続けているようです。頼もしい3年生たちです。
そんな彼らを共に時間を過ごせることに感謝して、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。