3年生、卒業
3月1日、卒業式が行われ、3年生が旅立ちました。
弓道部では放課後3送会が開かれました。
2年生からアルバムのプレゼントが送られ、部長の送辞、3年代表の答辞、顧問団からの激励、そして集合写真を撮って解散しました。
各々分かれて写真を撮り、さあお開きにしますかというタイミングで、
「先生、私、卒業したくないです!」と3年生からの力強い訴え。
「入学したときは、正直、早く卒業したかった。でも今は、卒業したくないです。まだまだここにいたい。」
「いろいろあったけど、ここに入学して良かったって今は思う。」
「本当に弓道部に入って良かった。」
顧問・教員冥利に尽きる言葉の数々でした。
この3年生はコロナ禍にどっぷりと浸かった世代で、緊急事態宣言での学校閉鎖や部活動停止を何度も食らってきました。
長い期間道場に行けない時もありました。
それでも諦めず、自分を律し、できることを探し、弓の楽しさを見つけ、3年間続けてきました。
また、思い通りにできなかったからこそ、どの学年よりも弓道にのめりこんでいたように見えました。
彼らが的前に立つときの嬉しそうな表情や自己と向き合い射を追求し続ける姿は、私や後輩たちにもビリビリと伝わっていて、そのひたむきさ、真剣さに敬意を表さずには居られないほどです。
弓道を究めるとはどういうことかを、その姿勢で彼らは教えてくれました。
射技だけではなくそれ以外でも壁にぶち当たったとき、「先輩ならどうしてた?」が、現在1年生を引っ張る2年生の頭には常にあるように感じています。
偉大な学年でした。
弓道は、何年後でも、何十年後でも、定年退職をした後だって再開できます。
またいつか、会える日を心待ちにしています。
末筆ではございますが、これまで支えてくださった保護者の皆様、誠に感謝申し上げます。
3年生の1年間の活動の様子はこちら!https://photos.app.goo.gl/vfNC4BoTJyutPcyB6