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2015年8月11日 (火)

2学年Int.特進コース海外研修旅行(8日目)

誰もが憧れる高級住宅街の中に一つの現実がありました。
海外研修旅行も一週間が過ぎ、生徒たちもセブ島生活にすっかり慣れてきました。
8日目の日曜は国際ボランティア体験として、DAREDEMO HERO(http://daredemohero.com/aboutus/)を訪問しました。この団体はフィリピンの最貧困層の子どもたちを支援している団体で、代表の山中氏には北越高校で講演を行っていただいたことがあります。
10組はランチ、11組はおやつを子供たちと一緒に作りました。ご飯やおやつはとても美味しく、施設も綺麗でした。そして何よりも子供たちの笑顔が本当に輝いていました。施設が笑顔と幸せで満ち溢れていて、本当に彼らは貧困層の子供たちなのかと感じるほどです。子供たちの中にジャネットというとても美人の女の子がいました。そして彼女の好意で家庭訪問をさせてもらいました。彼女の家は高級住宅街の中にあります。三万五千ボルトの鉄塔の真下、立ち入り禁止の場所に彼女の家族がいます。貧困の現実がそこにありました。おそらく電磁波の影響で青白くなった肌の女の子、錆びついたモルタブで作られた小屋。そして不衛生な環境。全てが日本では考えられないことでした。高級住宅と彼女の家のコントラストがこの国の貧困問題を象徴しているようでした。
訪問後、生徒たちでディスカッションをしました。いかに自分たちが恵まれた環境で生きているかを実感したという意見が多くありました。自分も何か行動を起こしたいという生徒も見られました。フィリピンの現実が生徒たちの心を豊かにしてくれたと思います。

高級住宅街の手前がジャネットの家
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子供たちとの交流
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