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2015年12月12日 (土)

マレーシア研修旅行 3日目 ④

イスラム ホームステイ開始
テメロー村に到着しました。多くの村民の皆さんが出迎えてくださいました。生徒一人ひとりに採れたてのヤシの実を割ったココナッツジュースをプレゼントしてくれました。
歓迎セレモニーでは、村の代表者サハリマンさんが日本語・英語・マレー語を交えて歓迎の挨拶をしてくださいました。また村の少年たちが伝統武道であるテコンドーの演武を見せてくれました。北越高校からは、伊藤葵さんが英語で「今回のホームステイで実りある文化交流ができるよう望んでいる」と堂々とスピーチしました。それから、書道部の松尾さんと西脇さんが日本から持参した袴を身に着け、村人たちの前で見事なパフォーマンスを見せてくれました。二人は「感謝」という言葉を選んで書きました。

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その後、クラスごとに分かれて、ホストファミリーのもとへ向かいました。緊張したままホストファミリーの車に乗り込む生徒、ホストファミリーの笑顔に包まれて優しい表情になって家へ入っていく生徒、日本の高校生とマレーシアの家族との出会いのシーンはいろいろでしたが、2泊のホームステイの後、かけがえのない思い出を胸に戻ってきてほしいと思います。

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普通コースの研修旅行は「異文化交流」を第一の目的としています。
今、世界はイスラム国の関与するテロの脅威にさらされ、世界中で不安と脅えが広がっています。そのような中、我々はイスラムと心のつながりを作ろうとしてここに来ました。世界のグローバル化と超少子高齢化社会が同時並行で進み、今の高校生たちは将来において外国人と相互理解を図り、共に生きていく社会を作らなくてはならないでしょう。そのような新しい時代を生きる生徒が、全くの異文化であるイスラムの人たちと高校時代に交流できたという経験を持っているとすれば、それはささやかですが強い「希望」であると信じます。
テメロー村に向かう前に、生徒たちには「異文化交流とは、決して難しいことではなく、生きる文化や習慣が違っていても真心を感じたら真心を返すことだよ」と伝えました。
これから2日間、生徒たちは、イスラムの家族からどんな真心を感じ、どんな真心を返せるのか、期待していようと思います。