スクールライフ

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2018年3月

2018年3月31日 (土)

ボストン研修6日目(3/30)

■2018年3月30日(金)

 とうとう授業最終日となる研修6日目、授業にも慣れて楽しくなってきたタイミングでカプラン語学学校での授業終了となり、生徒たちはどことなく寂しそうな表情をしています。本日の空模様は朝から雨、生徒たちの心情を表しているかのようでした。
 
 最後の授業でも生徒達のトライ&エラーは続いていました。「教室に入ってきた生徒全員に挨拶をする」「出来るだけ日本人同士で固まらず授業中も休憩中も前後左右の留学生と話す」「授業中はわからなくても発言する」「友達を誘ってラウンジに行く」等、行動を起こしている生徒達。中にはラウンジにいるもののなかなか会話に入れずその場に居るだけになってしまったり、居てもたってもいられず携帯をいじってしまったり、と上手くいかない事もありますが試行錯誤しながらも徐々にコツのようなものを掴んでいるように思います。 
 日記の内容もポジティブな表現が増えてきてます。ホストファミリーとの会話内容も今日やったこと、明日やる事以外にも様々な話をしています。特にホームシック気味であった生徒達の「とても楽しくて帰りたくない」「とても充実した一日だった」「本当に嫌だったプレゼンテーションをやり遂げた時の達成感がたまらなかった」「日本に帰っても授業で積極的に発言をしたい」という文言から、それぞれの壁を乗り越えられたことが伺えました。「今までは自分には出来ることがまだたくさんあったのに、その可能性を自分自身で潰していたのではないか」と内面に問いかけている生徒もおり、1週間という非常に短い期間ではありますが、英語はもとより、それ以外の大きなものも見出してくれています。

■クラスメイトと/休憩中の様子
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 毎週金曜日はカプランを卒業する生徒の為の修了式が行われますが、本日は北越生徒以外にもう1名の卒業する留学生がいました。卒業する生徒以外にも各先生やクラスメイト全員が参加し、盛大に労をねぎらいます。このセレモニー中にお礼の言葉を言ってくれる生徒を募ったところ、3名が立候補してくれました。大勢の留学生たちが見守る中、緊張しながらもしっかりとこの1週間で学んだことや印象に残ったことを自分たちの言葉で伝え、留学生たちも耳を傾けてくれ大きな拍手をいただくことが出来ました。その後、個別に北越生徒だけが集まり修了証を受け取り、再度違う生徒からほぼ即興(!)で感謝の言葉を言っていただきました。このような場面でも立候補してくれた勇気ある生徒達にとても感謝しています。

■Graduation Ceremony(修了式)
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 本日の午後のアクティビティは盛り沢山でした。まずは、アメリカで起業しマーケティング会社を経営されている松川原氏にお越しいただきました。経営者として日米両方の社会や企業を知る立場から、アジア・IT・人工知能の波に加え、ブロックチェーン技術・IoTの台頭が著しく先が予測出来ない現代社会において、今高校生は何をするべきなのか、という内容です。お話の中では、問題発見能力・問題解決能力・創造能力・構想力を磨いていくべきであることや、他人軸ではなく自分軸で考えることの大切さ、他人軸→自分軸に切り替えるためにはどうすべきか、など約2時間も力説いただきました。自分の将来を自分の手で設計するには、自分には何が出来て何ができないのか、本来出来る/出来ないと思っていたことが実はできた/出来なかった、という点を知る必要があり、その見極めにはトライ&エラーが欠かせない、という内容が印象的でした。そもそも挑戦して失敗をしていかなければ何も始まらない、どんなに敏腕な企業家でもその裏では何千回もの試行錯誤を乗り越えています。この研修が成功するか否かも多くのトライ&エラーにかかっています。失敗することを恐れずどんどん挑戦して失敗をしなければならない、というメッセージをいただきました。これはカプランでもこの一週間で感じたことではないかと思います。特に2年生は受験が控えているタイミングという事もあり、少なからず進路について悩みもあるようで「心に刺さる内容」だった、というコメントをいただきました。ここでは2名よりお礼の言葉を言ってもらい、1年生からもなかなか鋭い質問がいくつも出ており、将来について個別に質問する姿も見られ限られた時間で最大限を吸収しようとする姿がありました。

■松川原氏の講演
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その後は場所を移動し、引き続き松川原氏にハーバード大学案内をしていただきました。雨が気になっていましたが、この頃には上がりとてもラッキーな生徒達。ここではジョン・ハーバード像のトリビア、大学の図書館としてはNO.1の蔵書を誇るワイドナー記念図書館、メモリアルホール、卒業式が行われるハーバードヤード、サイエンスセンターなど興味深いお話を聞くことが出来ました。サイエンスセンターでは、世界最古のPC(原型)が保管されており、当初はトラック1台ほどの大きさだったとのこと、今では信じられないお話でした。また同じケンブリッジ市にあるMITのお話も交えていただきました。普段利用しているGoogle Map や電子書籍も実はMIT発祥でシリコンバレーよりも実は最先端です。改めてこのボストンの凄さ、この場で研修が出来る意味を感じる瞬間でもありました。とても長い一日となりましたが、学び多い貴重な時間となったことは間違いありません。

■ハーバード大学内で
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 明日は最終日、一番楽しみにしていたかもしれない班別自主研修となります。ここまで頑張ってきた自分へのご褒美として、存分にボストンを味わってもらいたいと思います。朝には1週間お世話になったファミリーの家を出発し開始となりますが、もちろんまだ研修は続いています。留学生やファミリーが居なくとも出来ることは沢山ありますので、気を抜かず、安全第一に楽しみたいと思います。

2018年3月30日 (金)

ボストン研修5日目(3/29)

■2018年3月29日(木)

 研修5日目もほぼ全ペアが集合時間前に登校完了、早いペアは集合時間20分前には語学学校付近に到着しています。時間を意識した行動がしっかり出来ており、安心して登下校を見守ることが出来るようになりました。

 授業2回目の内容を書いてくれたしおりには、「耳が慣れてきてわかるようになってきた」「間違える事を恐れずに発言することが出来た」「授業が楽しいと思えるようになった」「怖いと思っていた生徒に思い切って話してみたらとてもいい人だった、勝手なイメージをもってしまい申し訳ない」といった内容が沢山書かれていました。初日の授業でショックを受けた生徒達でしたが、早くも2日目でクラスに馴染めてきたようです。どんな環境にも柔軟に対応できる適応力は、今後更に多様化する社会では必須のスキルですが、しっかりとその力を養っているのではないかと感じています。

本日の3回目の授業や休憩中では、何かが変わり始めました。昨日の振返りで「個々での関わりがまだ持てていない、(仲間がアドバイスしてくれたように)挨拶をすることから関われるようにしたい」と言っていた生徒は、休憩中に勇気を出してクラスメイトに話しかけることが出来ました。「受け身な自分を変えたい」と毎日しおりに綴っていた生徒も、留学生に話しかけることに抵抗がなくなりおしゃべりをしている姿があり、どの生徒も教室やラウンジ・ランチタイムで「何とか少しでも」交流を図ろうと試行錯誤しています。勿論それぞれの一歩は異なりますが、明らかに昨日までの雰囲気から変化が表れたように見てとれます。日毎に一歩、また一歩と前進しています。

■授業中、休憩中の様子
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午後のアクティビティは現地の高校訪問でした。日本語を勉強している生徒たちとの約1時間の交流です。急遽決まった訪問でしたので事前準備はありません。生徒達にはあらゆる交流ツールを持ってきてもらい挑んでもらいました。今回訪問した高校は「Brookline High School」という学校で、Grade 9-12まで約1900名の生徒が在籍する公立校。過去に全米ベストハイスクールに選ばれたこともあります。海外ドラマに登場するような高校生を想像しており、果たしてどんな交流になるか、皆でドキドキしながら教室に入ると、今回の交流を楽しみにしてくれていた14名の高校生たちが待ってくれていました。まずはワークシートを使ってペアで自己紹介。お互いの趣味などについての質問タイムがありました。現地の高校生は日本語で話し、北越生徒は英語で話します。北越生徒の英語力が勝ったのでしょうか、終盤は英語が多く聞こえました。共通の趣味(歌手)があると分かった生徒達は一気に仲が深まり、まるで既に友達であったかのような雰囲気です。改めて趣味や好きな事があることは強みになると感じた瞬間でした。

その後は小グループでキャンパス内を案内してもらい、最後にフリータイム。それぞれ持参した“もの”を活用し必死に交流していました。お菓子をプレゼントする生徒、トランプ(カード)をネタに話す生徒、筆ペンで字を書いてあげる生徒、日本のアイドルが載っている雑誌を一緒に歓声を上げながら見る生徒など様々で、それぞれの個性が表れていました。終始とても活気にあふれ、北越生の生徒代表のお礼で終わった後も一緒に写真を撮ったり、連絡先を交換したりする生徒たちの姿があちこちであり、とても名残惜しそうでした。1時間は短すぎる、という声もありましたが、非常に実りの多い訪問となりました。現地生徒は修学旅行で4月に日本に来るとのこと、その際に再会はできなくとも、今後も連絡を取り合いいつかまた世界のどこかで再会できるような関係を築いてほしいと思います。

生徒達は語学学校では世界各国からの同世代の留学生と学び、また今回の高校訪問では同世代の高校生と交流ができ、将来ともに世界で活躍するであろう仲間と今出会えたことは非常に貴重な経験になったのではないかと思います。

■高校訪問の様子
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いよいよ明日で語学学校での生活も最後となります。泣いても笑っても明日しかありません。やり残しや後悔のないよう、引き続きサポートしていきたいと思います。

2018年3月29日 (木)

ボストン研修4日目(3/28)

■2018年3月28日(水)

研修4日目となり早くも研修折り返し地点となりました。朝方は雨がちらついたようですが、登校時間には止み昼頃には12℃近くまで気温が上がりこちらに来て一番暖かい日となりました。

バスや地下鉄を乗り継いでの通学も3日目となりもう迷うこともなくなりましたが、今度は気持ちに余裕が出始め為か、ボストンの交通事情の為か、2組が集合時間に間に合わず遅刻となってしまいました。授業には間に合う時間でしたので一安心でしたが、バスが混んでいて2本見送った、目の前で行ってしまった事が原因だったようです。日本の交通機関のようには正確に運行しないため、戸惑ってしまう場面も沢山ありますが、今日の課題を踏まえ明日はどう動くべきかを考えてもらいました。

授業2日目、提出してもらっているしおりからは「授業についていけず心が折れた、挫折してしまった」「伝えたいことが伝わらなくてへこんだ」等、上手くいかない状況にショックを受けています。それでも隣に座っている留学生やクラスメイトが常に助けてくれ優しさも感じることが出来たようです。また、授業中にトイレに自由に行く、どんどん質問や意見を述べる留学生の姿を見て、日本との違いに驚いた、と感じている生徒も多くいました。1日目の授業で非常に多くの刺激を受けたようです。

しかし、ショックを受け驚いているだけではありません。1日目は日本人で固まってしまう姿も見受けられましたが、本日はより留学生と話せるよう席を隣同士にしない工夫をしたり、休憩時間にはラウンジに集まったりした結果、自然と会話が生まれていました。まだあと一歩が踏み出せない・踏み出そうとしている生徒もいますが、それぞれの行動に差が出始めてきています。

■授業中の様子
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ランチ後は昨日の振返りを踏まえ、本日どのように行動したか・出来た事・或いは出来なかった事をシェアしてもらいました。1日に話す目標人数を決めている生徒は、あと少しで達成できなかったと話してくれました。また、どう友達を作るか、そもそもどう話しかけるか、を悩んでいる生徒もいました。それに対して、必ず挨拶をする、相槌を打って意思表示をする、名前を覚えることなど、小さなことから始めてみては?というアドバイスが生徒間でありました。最後は明日からの目標を宣言してもらい終了。この12名のメンバーでここまでやってきたからこそ、個人としては勿論、チームとしても悔いなく多くの事をやりきってほしいと思います(2年生がリードしてくれましたが、これも複数の学年がいるからこそだと感じました)。明日以降、この目標の達成具合を生徒に聞くことが非常に楽しみです。

■2年生を中心に意見が出た振返りの時間
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午後のアクティビティは、楽しみにしていた生徒も多くいるMITキャンパスツアーでした。案内いただいたのは、王 青陽(おう せいよう)氏、ルーツは中国ですが日本で生まれ育ち、東大を卒業後、現在MIT大学院に在籍している学生です。生徒には事前に経歴を伝えており「とにかくすごい人」と言う強いインパクトを持ったようですが、話してみると気さくなお兄さんと言った雰囲気。学生が利用するジムや実際に授業をする建物に入り、この研究室ではどんなことが行われているかなど、現役の学生ならではのエピソードを交えて案内をしていただきました。入学式が行われるクレスジー講堂はカットレモンを横にしたような形をしているのですが、これは球体を1/8にカットしたもので8つ合わせると綺麗な球体になるよう設計されているようです。側面が地面から天井までガラス張りなのに壊れない理由は地面と接する3点に重さを均等に逃がしているから、という説明をいただきました。TED TALKでもこの講堂が使用されたこともあるそうです。このような理系の要素がふんだんに盛り込まれたオブジェや建物がMITには点在し、エピソードを聞くたびに驚きの声があがっていました。

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また、MITといえば一番にイメージされるのはロジャーズビルディングのドーム(下の集合写真中央に見えるドーム)ですが、実はこのドーム内は図書館になっています。今回は運よく中に入ることができ、研究している学生たちの張り詰めた空気を間近に感じることができました。更にラッキーなことに、途中、東京大学工学部の教授であり、MITでシリコンフォトニクスという分野の第一人者として研究に携わる和田教授とばったり会う一幕もありました。和田教授を知っている生徒もおり表情がとてもイキイキしていたのが印象的でした。このように普段なかなか見学できない場所をクイズを交えながら説明いただき飽きることなくあっという間にツアーは終了、最後は空いている教室に入れてもらい、フリーセッションとなりました。ですが、最初はなかなか手が挙がりません。王さんから自分の経験や日本とアメリカの入試の違いなどの話をしていただき、その中で王さんからの投げかけにこたえる形で、留学をする上でのベストなタイミイング、王さんの研究内容についてなどようやく声が上がり始めました。最後は生徒代表からお礼を言ってもらいツアーは終了、午前・午後共に非常に刺激溢れる一日でした。

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チャレンジし始めている生徒にとっても、一歩踏み出せていない生徒にとっても残りわずかな研修期間となりました。ぜひ心残りのないよう残り2日を本気になって全てを出しきってほしいと思います。

2018年3月28日 (水)

ボストン研修3日目(3/27)

■2018年3月27日(火)

研修3日目、本日も快晴で日中はコートを着て歩いていると少し暑く感じるくらいの気候でした。本日も全員が集合時間までに集まることが出来ました。昨日帰宅時に迷った生徒達は、登校時に周りの景色を沢山撮り迷わないような工夫をしていて、「もう問題ないです」と笑顔で答えてくれました。

初めての授業、やはり非常に緊張しており皆表情も硬めでした。授業開始前のクラスの様子を伺うと、日本人で固まってしまう姿が多く見受けられました。中には、クラスメイトに話しかける生徒もいましたが、不安と初日ということもあり大半の生徒は、まずは様子見、といったところでしょうか。カプラン語学学校では8:30~10:00、10:15~11:45までが授業となります。15分の休憩時には、各国の留学生がラウンジや廊下に集まり談笑したりお菓子を食べていたりする姿があり、絶好のチャンスでもあります。早速女子生徒2名がラウンジの留学生の輪に入り込み、サウジアラビアからのお菓子を振る舞われ楽しそうにしていました。また授業で隣同士になった留学生と会話をする生徒がいる一方、授業の難しさを目の当たりにし落胆していたり、日本人同士で固まってしまう生徒も。こちらの学校ではすべてディスカッション形式で授業が進められる為、難しい、ついていけない、と思うのはごく当たり前の事です。そこでくじけてしまうのか、必死に理解しようと食いつくのかは本人次第となります。ここで諦めずしっかりとクラス内で存在感を出してほしいと願っています。

■休憩中の様子
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 本日の日記に書かれていた内容の一部を紹介します。

・道に迷った時に周りの人に親切にしてもらい、逆の立場で自分だったらここまでできるだろうか、どうしたら恩返しが出来るだろうか、と考えた。それを踏まえて、「自分を変えよう」と強く決めた。
・帰宅後、疲れから寝てしまい、ホストファミリーとの交流チャンスを逸してしまった、無駄にしてしまって悔しい、それを今後絶対に挽回する。
・お店で注文する際、何度言っても伝わらず友達に助けてもらった。できなかったことが悔しい。
・スターバックスで飲み物を注文してサイズ違いが来てしまった。諦めずお店の人に伝えるとすぐに交換してくれた。嬉しかった。
・分からない時は自分で周りに聞く大切さを実感した。今までだったら絶対無理、と思っていた。

など、2日目に起こった失敗やそれについて考えたことが沢山書かれていました。大事な事はその失敗をどう考え次に活かすか、という事だと思います。生徒たちはそこまでしっかり考えているので、あとは実際に行動に移せるか、です。勿論できたことも沢山あったようですので、上手くいったことに対しては自分を褒め、できなかったことは次回挽回してほしいと思います。

ランチ後は、早くも3日目となった研修の振返りを行いました。ポストイットに出来た点、できなかった点をいくつか書いてもらい、それをグループでシェアします。お互い「こういう事が出来ずに悩んでいるんだ」や「こんなところで頑張っているんだ」など仲間同士でも新たな発見があったようです。悩みや成功事例をシェアすることで参考に出来る部分も多くありました。これからどう活かしてくれるか、楽しみでもあります。

■意見をシェアしている様子
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午後のアクティビティですが、当初MITツアーとなっていましたが別日に移動となり、代わりにボストンの民間経済の中心とも言われるコープリー・スクウェア周辺を散策しました。この 周辺にはお洒落な店が並ぶニューベリーストリートや興味をそそる雑貨屋さんも沢山あります。語学学校のあるハーバード・スクウェアの雰囲気とは異なりとても新鮮なようで写真撮影の連続でした。ニューイングランド地方No1の高さを誇るジョン・ハンコック・タワー、その隣には1877年に創設されたステンドグラス装飾が美しいトリニティーチャーチが混在し新旧の融合が素晴らしい場所でもあります。1895年に造られたアメリカ最古の公共図書館「ボストン公共図書館」に入り、美術館のような館内を皆息を飲んで鑑賞、その後は、ジョン・ハンコック・タワーに次ぐ高さを誇るプルデンシャルタワーに隣接するショッピングモールまで移動し解散としました。

■移動中にて
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■トリニティーチャーチ前にて         
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■ジョン・ハンコック・タワー前にて
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■公共図書館にて
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明日は研修折り返し地点となります。目の前に来たチャンスを見逃すわけにはいきません。このチャンスを生かすも殺すも生徒次第です。出来ない理由を探すのではなく今出来ることを考え、まずは行動に移すことを実践してくれると期待しつつ3日目の報告と致します。

2018年3月27日 (火)

ボストン研修2日目(3/26)

■2018年3月26日(月)
研修2日目となる本日は最高気温4℃、春めいた日本と比較すると冷え込む1日となりましたが、天気は快晴、皆の語学学校(Kaplan)初登校を歓迎しているかのようでした。

学校最寄駅であるHarvard Square Station を待ち合わせ場所とし、迷わず登校できるかと若干ドキドキしながら先生と待機していると、集合時間30分前に1組目のペアが到着しました。昨晩はゆっくりと睡眠できたようですっきりとした表情でした。その後も続々と到着し、集合時間5分前には全員集合。最難関の一つである自力での登校を1日目で難なくクリアできたことに対し思わず拍手が起こりました。登校中の話を聞いてみるとホストが最寄駅まで送ってくれた、ホストメイトが同じ語学学校に通っており一緒に登校してくれた、など周りのサポートもあったようですが、それでもアメリカの交通事情(遅延は日常茶飯事)を加味して余裕をもって行動できたことは素晴らしいです。

提出してもらうしおりの日記部分にはホストファミリーとのことについて書かれていました。聞きたいことをしっかりと聞くことが出来た、言いたいことが伝わった、皆良い人だった、というコメントがあった一方、英語が早く何を言っているか分からなかった、夜遅かったので必要最低限しか話せなかった、と悔しさを滲ませる生徒もいました。まだまだ時間はありますので焦らず、しかし、今やれることは後回しにせず精一杯行ってほしいと思います。

■登校後の様子                 
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9:00からのオリエンテーションでは、学校責任者のChad、授業責任者のDavidの2名による自己紹介後、アイスブレイクとしてボストンクイズがありました。最初は生徒の表情も硬く、問いかけに対しても反応が鈍かったのですが、すぐに2名の息の合った掛け合いに惹きこまれ笑いが起き、徐々にリラックスした雰囲気となりました。その後、授業のクラス分け用のプレースメントテストの受験、ランチと続きました。クラスは上級/中級/初級と分類されており、その中でもレベルが細分化されています。生徒達は中級クラスに振り分けられ各クラス最低でも3名は仲間がいる、いわば「安心できる」環境ですが、現在40か国以上の留学生が100名程在籍しているKaplanでは、彼らと切磋琢磨しながら英語で授業を受けることとなります。Davidからは、「日本人が隣同士に座らないよう、離れて座って新しい友達を作ってほしい」、「日本の学校で既に学習した内容が授業で扱われるかもしれないが落胆する必要はない。何故ならアメリカで最も重要視されるのは【スピーキング】なので間違いは気にせずたくさん発言することが求められる」、「レベルが合っていなければ直接交渉してほしい」など、明日からの授業に必要な「コツ」を伝授いただきました。合計4日間の授業となりますが、たくさんの挑戦と成功・失敗を通して納得のいく語学学校での生活を送ってほしいと思います。

■オリエンテーション中   
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■ボストンクイズ優勝チーム
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その後はボストン市内を散策しながら建国の歴史を辿ることのできるフリーダムトレイルに参加。KaplanのGreg先生とNick先生による説明のもと、ボストンコモンや州議事堂、キングスチャペルなどを見学しながら約一時間半散策です。寒さ、昼食後であることと昨日からの疲労が重なり、眠気と戦いながら説明を聞く生徒も多くいましたが、質問を促されると果敢に挑戦する生徒もいました。やはり歴史的背景を知っていないと難しい部分もありましたが、先生方の冗談や分かりやすい英語でボストン中心地の雰囲気と歴史を感じ取ることができました。

■フリーダムトレイル中
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プログラム終了後は自力の初帰宅です。 初日という事もあり遅くとも18時までには帰宅し添乗員へ帰宅連絡をお願いしておりました。帰宅した安心感から電話を掛け忘れることもあるのですが、全ペアから連絡をもらうことができたので危機管理もしっかりできています。初日の為迷ってしまったグループもいましたが、周りの人に助けてもらいながら帰宅でき、ボストン市民の優しさに触れられたのではないかと思います。自分たちの力で解決策を見つけることのできたこのグループは、明日からは迷うことなく、また万一迷ったとしても問題なく対処できると思います。

明日から授業が始まりますが、この研修のメインでもあります。北越高校の生徒として少しでも多く“爪あと”が残せるよう、一度の失敗でめげずに、挑戦を続けてほしいと思います。

2018年3月26日 (月)

ボストン研修1日目(3/25)

3月25日~4月2日の日程で、1年生6名、2年生6名の合計12名がアメリカ合衆国ボストンでの研修に出発しました。その様子をお伝えしていきたいと思います!

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■2018年3月25日(日)
いよいよ海外短期研修当日、冷え込む朝となりましたが全員元気よく新潟駅に集合しました。保護者の方に見守られながらの出発式では生徒代表からの挨拶があり、東京駅まで新幹線、東京駅からは成田エクスプレスを利用し成田空港まで向かいました。不安よりも楽しみが大きいのか、道中皆おしゃべりをしたり、読書をしたりと元気いっぱい、其々の時間を楽しんでいました。成田空港では、国内でありながら外国人観光客がとても多くすでに気分は海外にいるかのようです。外国人の小さな子どもに話しかけられるハプニング(?)もあり、生徒ははにかみながら対応をしていました。到着後、まずは各自自動チェックイン機で搭乗手続きを済ませ、荷物預け・チケットの見方を全員で確認した後セキュリティチェックを通過し搭乗ゲートへ。ゲートまでは1年生の生徒に案内をしてもらいました。それぞれチケットを見ながら電光掲示板とゲートの確認をしましたので、次回からは一人でも飛行機移動が出来るはずです。貴重品管理には十分注意をしてもらいながら搭乗時間まで自由に過ごしてもらい、経由地点・デトロイト国際空港へ出発しました。

■出発式の様子                     
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■成田エクスプレス降車後
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■成田空港セキュリティゲート前にて
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■搭乗前
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約11時間のフライトを経てデトロイトに到着。機内では映画鑑賞やゲーム、または睡眠をとって明日からの研修に備えたりする生徒など、各自思い思いに過ごしてもらいました。1日目の最大の難関であったであろう入国審査では、皆身構えていた様子でしたが「ほとんど何も聞かれなかった!」と肩透かしを食らった生徒や、「審査官と話すのが楽しかった!」と笑顔で話してくれる強者生徒もいました。時間はかかりましたが全員無事入国。この頃には、班長が自主的に点呼を取ろうとする姿も見受けられ、「他人任せにする」のではなく自分たちで動いていく意識を持っており、この研修も自分たちの手で作り上げてくれるだろう、と大変心強く感じました。その後は定刻でボストンに無事到着、各ホームステイ先へ移動完了しました。日本出発から丸1日かけ漸く目的地にたどり着き研修一日目が終了となりました。ここまでハードなスケジュールで疲労も蓄積しているかと思いますが、それでもきびきび行動してお互いに声掛けをする姿は頼もしく今後の様子もとても楽しみです。

■デトロイト空港内をトラムで移動中   
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■ボストン到着
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明日はペア・グループごとに自力での初登校です。その後オリエンテーション、午後のアクティビティと生徒にとって緊張の連続です。各国から集まる同年代の留学生のなかで生徒達がどのように切磋琢磨し頑張っていくのか、また、1週間という限られた時間の中でどのようにファミリーと関係を築いていくかご報告していきたいと思います。

2018年3月 8日 (木)

1学年キャリア教育 ”JOBラーニング”開催

平成30年3月6日(火)第1学年キャリア教育の一環として、社会人の職業観・勤労観を聞く活動「JOBラーニング」を開催いたしました。
講師として、OB、OGをはじめとして30名の社会人の皆様にお集まりいただきました。
講師の皆さん、とにかく熱い!ほとばしる仕事への情熱。そして後輩たちへの熱い熱いメッセージ。現在のご職業に到達するまでの経緯や普段の仕事に取り組まれている姿勢、心構え。この先の夢まで生徒たちに目いっぱい伝えて頂きました。
生徒たちも講師の方々に負けじと熱意をもって、そして自身の将来像を思いながら、受講していました。
30名の熱い大人たちのメッセージを受け取った生徒たち。きっと何年後かには、やる気に満ちた、キラキラした社会人として社会に貢献していってくれると思う一日でした。
あらためて講師をつとめて下さった皆様、ありがとうございました。
事後学習を通じて、「主体的に」「協働」することができるよう高校キャリアを積んでいきます。
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2018年3月 2日 (金)

卒業式の開始時間変更について

 本日実施予定の卒業証書授与式は、強風による公共交通機関の遅れ等のため、30分遅らせて10時30分より開始といたします。

2018年3月 1日 (木)

新潟県高等学校スポーツ年間最優秀校(女子の部)受賞!!!

平成29年度新潟県高等学校スポーツ年間最優秀校女子の部を受賞致しました。スポーツ年間最優秀校は、その年の県総体学校対抗戦において1位の数が最も多い学校が受賞となります。1位の数が同数の場合は2位の数、2位が同数の場合は3位の数を審査の対象として決定します。
女子ソフトテニス、卓球女子、新体操の優勝についで、女子バレーボール、女子サッカーの3位が表彰の対象となり、女子の部の受賞は、本校開校以来初の受賞となります。
2月23日(金) 新潟県高体連 玉木正己会長にお越し頂き、表彰頂きました。代表として女子ソフトテニス部主将鈴木愛香さんが表彰状を授与され、卒業後の次のステージでもこの経験を活かし、努力していくことを誓い、御礼の言葉としました。
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