DREAM FACTORY 2015 盛夏(奈良インターハイ)
チーム吉藤 目標まであと一歩…
2回戦 シード宮崎商業に惜敗
平成27年度 近畿インターハイ (8月1日~4日 奈良県立橿原公苑明日香庭球場)
団体戦
1回戦 ②-1 花巻南(岩手)
松浦・大原 ④-1
鈴木・保科 2-④
和田・田辺 ④-2
2回戦 1-② 宮崎商業(宮崎)
松浦・大原 3-④
鈴木・保科 3-④
和田・田辺 ④-2
1,2年生だけで戦いました。
今年のチームは3年で部長の吉藤皇子がまとめあげたチームです。
何とかして、その吉藤をインターハイのコートに立たせたい。その思いは部員全員の思いでした。
ところが、肝心の吉藤の調子が上がってきません。7月の国体選手選考会では、1年生冨樫と組んで、その冨樫を鍛え、闘う心を育て、県総体個人2位の選手を倒して、あと1勝で国体選手、というところまで自分を高めてきていたのですが、インターハイ直前で調子を落としました。
反対に、サブで考えていた2年生の和田がぐんぐん伸びてきました。
吉藤と和田は、共に寮生です。信頼しあっている先輩後輩で、練習後によく二人並んでコンビニへ行く姿を見ます。なぜか生活のリズムも同じで、洗濯も一緒に、干すのも一緒になるのだそうです。信頼しあいながら、お互い「絶対に負けません!」と笑顔で言い合う関係です。
試合の前日のミーティング、選手全員を集めて言いました。
「今回の戦いのテーマは『つなぐ』。心をつなぐ、思いをつなぐ、駅伝の襷のように、自分の全力を出し切って仲間につなぐ。」
今年、吉藤が立てた目標は、インターハイ団体ベスト8でした。組み合わせを見ると、2回戦を勝って、東京代表の文大杉並高校とベスト8をかけて戦うことになります。全国から優秀な選手を集めてチームを作る文大杉並に、雪国チームが挑んでいく、ワクワクするようなドラマです。
「おまえたちの立てた年間目標=ベスト8を決める戦いには、必ず吉藤を出す。だから、1,2年生はこれまでのすべての思いを込めて、文大戦のスタート地点で待っている吉藤に襷をつなげ。そして、吉藤と一緒に文大戦を戦おう!」
奈良盆地全体が熱溜りになっているかのような真夏の大会2日目、人工芝コートに落ちる選手の影がようやく落ち着いてきた夕方に団体戦の1回戦が組まれました。
初戦の相手は、岩手県代表、花巻南高校でした。来年に岩手国体を控えて、2年生主体で選手強化を進めている充実したチームです。
実は、僕は岩手県で教員生活をスタートしました。6年間、岩手県の中学校の教員をやらせていただき、その6年間に岩手県の先生方、ソフトテニス指導者の方々に本当にお世話になりました。県外出身の生意気な跳ねっかえりでしたが、本当に本当によくしていただきました。花巻南の監督の及川先生にも、その時代から長くお世話になっています。深い敬意をもって戦わせていただきました。
第一対戦は、松浦・大原。初戦の緊張感漂う戦いですが、大原は個人戦の失敗を繰り返さず、配球を考えて先手を取り続けました。松浦も持ち味をよく出して戦い、初戦を取りました。
第二対戦は、1年生の鈴木・保科。大会直前の練習マッチでも安定して戦っており、個人戦でもベストの戦いを経験して力をつけて臨んだ団体戦でしたが、やはり1年生、ゲームの大事なところでミスが出たり、逆に思い切り攻めるべきを無難につなげたり、経験の浅さが出てしまいます。ゲームカウント2-1リードでのレシーブゲームに魔物が潜んでいました。サービスゲームをキープして調子よく進んでいる中での、なんてことのない小さなミス、そのミスをどう扱うかで「蚊」に刺された程度のものか、魔物にまで化けてしまうか、分かれるような気がします。1年生の最初の団体戦です。「あれ?」という戸惑いが、不安に、混乱につながっていきます。そしてそのまま流れを取り戻すことができずに敗退。まあ、それも経験。経験値をたくさん積んで強くなるしかないのです。
1-1の三番勝負は、2年生の和田栞璃と1年生の田辺なつきのペア。
和田のストロークに魂がありました。重圧は測りしれないものがあったと思いますが、和田には日頃からの吉藤との絆がありました。吉藤の思いをプレッシャーとして感じるのではなく、力強い闘志に換えて戦いました。1年生の田辺も緊張で頭が真っ白になる寸前でしたが、何とか覚醒させて、最後はのびのびと戦って勝利に貢献してくれました。
明けて大会最終日、シードの宮崎商業との戦いです。
オーダーは昨日と同じ。
第一対戦、松浦・大原は、運動量豊富で、柔軟性の高いテニスをするペアに苦しめられ、ゲームカウント1-3まで追い込まれます。しかし、ここから集中して試合の流れを逆転させ、ファイナルゲームに入ります。
ファイナルゲームは、こちらの小さな怠りがすべて失点につながった感じで、最後は流れるようにして負けていきました。小さな迷い、フットワークの甘さ、スタート時の遅れ、中盤の戦術を踏まえない選択のミス…
まだまだ、アスリートになっていないのです。心技体それから戦術、すべての完成度が足りなく、研ぎ澄まされるような緊張感の中でベストを尽くすところまで選手としての自分を高めていない。1年後、完成度を高めてもう一度チャレンジしてもらいたいです。
第二対戦、鈴木・保科。昨日の負けから今日はリベンジを誓ったはずですが、なぜか最初からおかしい。鈴木がかわすような逃げのロブばかりを使って、向かっていかないのです。当然、保科にも攻めのリズムが生まれず、序盤は戦いになりません。ゲームカウント0-2。なんとか1ゲームを返して1-2でベンチワーク。戦術というより、攻めの気持ちを復活させて送り出します。1ゲームずつとってゲームカウント2-3。そしてカウント0-3でトリプルマッチポイントを握られてしまいました。しかし、尊敬する吉藤がボードに書かれた「つなぐ」というテーマを胸に持って声を枯らして応援しています。その思いに二人は応え、1本、1本、命をつないでいきます。そしてゲーム奪取! ファイナルゲームに突入です。ベンチで吉藤から元気を注入された二人は、ファイナルの一進一退の攻防にもよく耐え、カウント5-5まで競り合います。ここから鈴木のファーストサーブが2本とも入りません。そして敵マッチ、左ストレートから低い弾道で振り切った鈴木のボールがネット白帯に当たって、無情にも跳ね返りました。
敵の3本マッチからよく挽回した、とも言えますが、やはり序盤の気持ちの作り方に失敗したというべき敗戦だったと思います。第三対戦で、和田・田辺が勝っていただけに、あと1本、ファースト1本、紙一重の悔しい敗退でした。
<1年 鈴木愛香のノートから>
<1年 保科葵のノートから>
吉藤皇子はさわやかでした。悔し涙を流した後、戦った選手たちをねぎらい、励まし、元気づけて、明るくふるまっていました。
もちろん、思いは複雑だったでしょう。けれど、自分が出たかったという個人的な思いよりも、自分を出そうと全力で戦ってくれた後輩たちの思いに価値を置く人間です。
「チーム吉藤」結果はあと一歩つながらなかったけれど、心はしっかりとつながっていました。
<3年 吉藤皇子のノートから>
◇番外編
帰途、伊賀上野に行ってきました。伊賀忍者の里です。忍者に変身してきました。
2回戦 シード宮崎商業に惜敗
平成27年度 近畿インターハイ (8月1日~4日 奈良県立橿原公苑明日香庭球場)
団体戦
1回戦 ②-1 花巻南(岩手)
松浦・大原 ④-1
鈴木・保科 2-④
和田・田辺 ④-2
2回戦 1-② 宮崎商業(宮崎)
松浦・大原 3-④
鈴木・保科 3-④
和田・田辺 ④-2
1,2年生だけで戦いました。
今年のチームは3年で部長の吉藤皇子がまとめあげたチームです。
何とかして、その吉藤をインターハイのコートに立たせたい。その思いは部員全員の思いでした。
ところが、肝心の吉藤の調子が上がってきません。7月の国体選手選考会では、1年生冨樫と組んで、その冨樫を鍛え、闘う心を育て、県総体個人2位の選手を倒して、あと1勝で国体選手、というところまで自分を高めてきていたのですが、インターハイ直前で調子を落としました。
反対に、サブで考えていた2年生の和田がぐんぐん伸びてきました。
吉藤と和田は、共に寮生です。信頼しあっている先輩後輩で、練習後によく二人並んでコンビニへ行く姿を見ます。なぜか生活のリズムも同じで、洗濯も一緒に、干すのも一緒になるのだそうです。信頼しあいながら、お互い「絶対に負けません!」と笑顔で言い合う関係です。
試合の前日のミーティング、選手全員を集めて言いました。
「今回の戦いのテーマは『つなぐ』。心をつなぐ、思いをつなぐ、駅伝の襷のように、自分の全力を出し切って仲間につなぐ。」
今年、吉藤が立てた目標は、インターハイ団体ベスト8でした。組み合わせを見ると、2回戦を勝って、東京代表の文大杉並高校とベスト8をかけて戦うことになります。全国から優秀な選手を集めてチームを作る文大杉並に、雪国チームが挑んでいく、ワクワクするようなドラマです。
「おまえたちの立てた年間目標=ベスト8を決める戦いには、必ず吉藤を出す。だから、1,2年生はこれまでのすべての思いを込めて、文大戦のスタート地点で待っている吉藤に襷をつなげ。そして、吉藤と一緒に文大戦を戦おう!」
奈良盆地全体が熱溜りになっているかのような真夏の大会2日目、人工芝コートに落ちる選手の影がようやく落ち着いてきた夕方に団体戦の1回戦が組まれました。
初戦の相手は、岩手県代表、花巻南高校でした。来年に岩手国体を控えて、2年生主体で選手強化を進めている充実したチームです。
実は、僕は岩手県で教員生活をスタートしました。6年間、岩手県の中学校の教員をやらせていただき、その6年間に岩手県の先生方、ソフトテニス指導者の方々に本当にお世話になりました。県外出身の生意気な跳ねっかえりでしたが、本当に本当によくしていただきました。花巻南の監督の及川先生にも、その時代から長くお世話になっています。深い敬意をもって戦わせていただきました。
第一対戦は、松浦・大原。初戦の緊張感漂う戦いですが、大原は個人戦の失敗を繰り返さず、配球を考えて先手を取り続けました。松浦も持ち味をよく出して戦い、初戦を取りました。
第二対戦は、1年生の鈴木・保科。大会直前の練習マッチでも安定して戦っており、個人戦でもベストの戦いを経験して力をつけて臨んだ団体戦でしたが、やはり1年生、ゲームの大事なところでミスが出たり、逆に思い切り攻めるべきを無難につなげたり、経験の浅さが出てしまいます。ゲームカウント2-1リードでのレシーブゲームに魔物が潜んでいました。サービスゲームをキープして調子よく進んでいる中での、なんてことのない小さなミス、そのミスをどう扱うかで「蚊」に刺された程度のものか、魔物にまで化けてしまうか、分かれるような気がします。1年生の最初の団体戦です。「あれ?」という戸惑いが、不安に、混乱につながっていきます。そしてそのまま流れを取り戻すことができずに敗退。まあ、それも経験。経験値をたくさん積んで強くなるしかないのです。
1-1の三番勝負は、2年生の和田栞璃と1年生の田辺なつきのペア。
和田のストロークに魂がありました。重圧は測りしれないものがあったと思いますが、和田には日頃からの吉藤との絆がありました。吉藤の思いをプレッシャーとして感じるのではなく、力強い闘志に換えて戦いました。1年生の田辺も緊張で頭が真っ白になる寸前でしたが、何とか覚醒させて、最後はのびのびと戦って勝利に貢献してくれました。
明けて大会最終日、シードの宮崎商業との戦いです。
オーダーは昨日と同じ。
第一対戦、松浦・大原は、運動量豊富で、柔軟性の高いテニスをするペアに苦しめられ、ゲームカウント1-3まで追い込まれます。しかし、ここから集中して試合の流れを逆転させ、ファイナルゲームに入ります。
ファイナルゲームは、こちらの小さな怠りがすべて失点につながった感じで、最後は流れるようにして負けていきました。小さな迷い、フットワークの甘さ、スタート時の遅れ、中盤の戦術を踏まえない選択のミス…
まだまだ、アスリートになっていないのです。心技体それから戦術、すべての完成度が足りなく、研ぎ澄まされるような緊張感の中でベストを尽くすところまで選手としての自分を高めていない。1年後、完成度を高めてもう一度チャレンジしてもらいたいです。
第二対戦、鈴木・保科。昨日の負けから今日はリベンジを誓ったはずですが、なぜか最初からおかしい。鈴木がかわすような逃げのロブばかりを使って、向かっていかないのです。当然、保科にも攻めのリズムが生まれず、序盤は戦いになりません。ゲームカウント0-2。なんとか1ゲームを返して1-2でベンチワーク。戦術というより、攻めの気持ちを復活させて送り出します。1ゲームずつとってゲームカウント2-3。そしてカウント0-3でトリプルマッチポイントを握られてしまいました。しかし、尊敬する吉藤がボードに書かれた「つなぐ」というテーマを胸に持って声を枯らして応援しています。その思いに二人は応え、1本、1本、命をつないでいきます。そしてゲーム奪取! ファイナルゲームに突入です。ベンチで吉藤から元気を注入された二人は、ファイナルの一進一退の攻防にもよく耐え、カウント5-5まで競り合います。ここから鈴木のファーストサーブが2本とも入りません。そして敵マッチ、左ストレートから低い弾道で振り切った鈴木のボールがネット白帯に当たって、無情にも跳ね返りました。
敵の3本マッチからよく挽回した、とも言えますが、やはり序盤の気持ちの作り方に失敗したというべき敗戦だったと思います。第三対戦で、和田・田辺が勝っていただけに、あと1本、ファースト1本、紙一重の悔しい敗退でした。
<1年 鈴木愛香のノートから>
1本目、松浦・大原がファイナルで負けた。自分達が勝つしかないと思った。
だけど、私は、逃げから入った。今年のインターハイを私が終わらせた。皇子先輩を、コートに立たせることができなかった。
あの試合、相手が振り切ったボールで攻めてきた。そして前衛がポーチで取りに来た。それに対して、私は様子見から入ったことで、相手に流れが行ってしまった。前衛が来ようが来まいが、強気でシュートを打ち合えばよかった。相手がナイスボールを打ってきても、「負けるもんか!」って、攻め切ればよかった。でも、自分は逃げた。
今日でこのチームは終わってしまった。最後に皇子先輩と一緒に戦うことはできなかった。申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私は、この北越高校に入って、皇子先輩の人間性に憧れ、尊敬し、あんな先輩になりたいと思っていた。チームのことをいつも考えてくれて、そして何も知らない私にたくさんの大事なことを教えてくれた。
こんな形でチーム吉藤を終わらせてしまって、ごめんなさい。私は、この負けから成長してみせます。皇子先輩、玲稀先輩、友恵先輩、那菜先輩、1年後、見ていてください。
改めて、皇子先輩、皇子先輩と出会えたから、今の自分がいます。最後まで恩返しできずにすみませんでした。この負けは絶対に無駄にしません。
<1年 保科葵のノートから>
皇子先輩へタスキをつなぐことはできなかった。
昨日も今日も気持ちで負けた。ゲームの入りから愛香がいつもと違うのはわかっていた。シュートで攻めると口では言うけれど、かわしのロブばかり。「逃げてない?」って聞いても「大丈夫」って言う。中盤、絶対に大丈夫じゃないって思った。先生に言われて、そして二人で「皇子先輩につなぐんだ」って確認してから、少しずつ挽回していった。
ファイナルゲームまで追いつき、カウント5-6の敵のマッチポイント。私はわかった。絶対に後衛へシュートだ。でも行かなかった。勇気を出せなかった。わかっていたのに逃げた。愛香のミスじゃない。自分の戦わない心が敗因だ。
初めての高校の全国大会。話には聞いていたけど、中学とは全然違う「思い」がある。技術だけじゃ絶対に勝てない。そのことを教えてくれたのは、皇子先輩だ。人間的にも未熟な私たちをここまで導いてくれたのは皇子先輩だ。恩返ししたかった。
ここをターニングポイントにしなくちゃいけない。
もうこんな涙流したくない。
毎日をもっともっと誠実に生きよう。
今日の涙は絶対に忘れません。
吉藤皇子はさわやかでした。悔し涙を流した後、戦った選手たちをねぎらい、励まし、元気づけて、明るくふるまっていました。
もちろん、思いは複雑だったでしょう。けれど、自分が出たかったという個人的な思いよりも、自分を出そうと全力で戦ってくれた後輩たちの思いに価値を置く人間です。
「チーム吉藤」結果はあと一歩つながらなかったけれど、心はしっかりとつながっていました。
<3年 吉藤皇子のノートから>
目標であった奈良インターハイベスト8には届かなかった。
今日の宮崎商業との試合はあと一歩だった。
その「あと一歩」が届かなかった。
チーム吉藤は今日で終わった。
ただ、後輩が自分を文大戦に出そうと、必死で戦ってくれた。
何本ものマッチポイントをしのいで「命」を私につなごうと、ファイナルゲームの最後まで必死で戦ってくれた。
このチームのハートを感じた。
何より、栞璃(和田)の全国の舞台でのガッツ…全国の初舞台での全勝。私に悔いはない。
このチームに私が伝えたいのは、「今日の試合を忘れないでほしい」ということ。
私をコートに立たせることができなかった、その悔しさは涙に流すのではなく、次のエネルギーにしてほしい。
ただ、「あと一歩」が届かなかった、その理由は何なのか、それを一人ひとりかみしめてほしい。
そして、来年こそは、目標を達成してほしい。
最後に、先生、先生のメッセージを読んで、やっと、本当に自分の2年半が終わったんだなあ、って実感しました。そして涙があふれ出てきました。
自分は1番の問題児で、入学して何もわからず何もできず、ただ泣いてばかりいたのを覚えています。
でも、先生や先輩のおかげで変わることができました。お礼を言うのは私の方です。何があっても、こんなガキの私を見捨てず、厳しく、優しく、ご指導していただきありがとうございました。
私は、高校のテニス人生で、やり残したことがあると感じています。だから大学でテニスを続けます。でも、その前に「恩送り」ですね。北越が大切にしていること。先輩からいただいたものは、しっかり後輩へ伝えます。
「チーム吉藤」は終わりましたが、私のすることはまだたくさんあります。頑張ります。
◇番外編
帰途、伊賀上野に行ってきました。伊賀忍者の里です。忍者に変身してきました。