北信越総体
6月17~20日に福井県の9.98スタジアムで北信越総体が行われました。
男子800mに笹井、男子1500mに涌井が出場しました。
初日に行われた男子1500m予選では涌井がハイペースの展開に怖がらず前で展開をし、驚異的な粘りとラストスパートを見せ自己ベストを5秒も更新する3分55秒で予選を通過しました。
ラスト1周の時点で苦しい表情で先頭からやや遅れましたがラスト300mからキレのあるスパートで一気に先頭まで出ました。最後の直線で3名にかわされ4位通過でしたがレース前のエントリーランキングから考えれば大金星でした。
渾身のラストスパートだったので翌日の決勝では満身創痍の中、厳しいレースを覚悟していましたが決勝のW-upでは昨日より良い動きをしていました。
決勝は予想通りの展開で良い位置をキープしながら展開できましたが、あと一歩及ばず7位でインターハイ出場は叶いませんでした。
7位入賞を考えると大変素晴らしいことですがあと一歩だったこともあり涌井の悔しさがにじみ出ていました。
男子800mでは笹井が予選から着実に駒を進め、接戦が予想された準決勝では涌井同様渾身のスパートで混戦から抜け出し決勝へ進みました。この時点の動きから翌日の決勝では悪くとも6位以内に入るだろうとは感じていました。
決勝では牽制しあい予想外のスローペースの展開になりました。位置取りを失敗し1周目を最下位で通過しドキドキしましたがラスト250mで先頭が牽制しあっている中、一気に飛び出し逃げ切りを図りました。まさかの展開に会場もどよめきました。
最後の直線トップで飛び込んできて逃げ切れるかと思いましたがスパートのタイミングが少し早かった分と力が足りず、ラスト50mから失速し、2人に抜かれましたが耐えきって3位入賞を果たしました。
今回出場した2人とも持っている力を存分に発揮し結果を出してくれました。
昨年の秋の北信越で「またこのメンバー(4人)でこの場所に戻ってこよう」と約束した場所に来れなかった2名の想いものせて会心の走りをしてくれました。ありがとう。