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2015年6月

2015年6月25日 (木)

北信越大会 個人戦結果報告



こんにちはレスリング部です。


今日の担当は、マネージャーの岩崎(亀田)です。


6月20、21日に新潟市体育館で行われた北信越大会の、個人戦の結果を報告します。


55㎏級 江川亘
一試合目 : 判定勝ち
二試合目 : テクニカルフォール負け
結果 第3位

66㎏級 山田麻人
一試合目 : テクニカルフォール勝ち
二試合目 : テクニカルフォール負け

74㎏級 海老駿哉
一試合目 : テクニカルフォール勝ち
二試合目 : テクニカルフォール負け

96㎏級 山本楓
一試合目 : テクニカルフォール負け


今回の大会では、一人の選手が入賞する事ができました。
また、団体戦も含めると全員が一勝はしており、選手たちも自信がついたと思います。
しかし、この結果に満足せずに国体予選に向けてより一層パワーアップを目指していきたいです。


以上レスリング部でした。

2015年6月24日 (水)

北越の龍が輝いた日

このチームで学校対抗戦を戦う最後の大会となった北信越大会での一回戦は、北信越大会11回の優勝回数を誇る、長野県の強豪 上田西高校である。
うちの選手は気持ちが優しく、積極性に欠ける所がある。
名前に飲まれて萎縮するのではないか、そんな不安を吹き飛ばす堂々とした姿でマット上に整列し、対戦相手と挨拶を交わしている。
逞しくなったものだ。
試合が始まった。

50kg級 : 不戦敗 対戦成績 0対1

55㎏級 伊藤虎太郎(2年) :不戦勝 対戦成績 1対1
伊藤虎太郎は、石膝靭帯損傷のため3月から5月までの3ヶ月間、レスリングができなかった。その間、筋力アップを目指しひとり黙々ときつく辛いトレーニングに打ち込んできたファイターだ。
相手に気持ちでは負けない。
2回戦の敦賀気比高校戦では、持ち前のパワーで相手をねじ伏せ、テクニカルフォール勝ちを収めている。
よくここまで自分のパワーを活かすレスリングを身につけたものだ。

60㎏級 江川亘(3年) : フォール負け 対戦成績 1対2
江川亘はキャプテンとしてこの1年間、よくチームをまとめた。
元来、引っ込み思案で前に出るタイプではない。しかし、誰よりも練習を重ねてきた男だ。その背中で今日まで皆を引っ張ってきた。
本来は55㎏級の選手である。60㎏級では分が悪かった。気持ちが逃げて負けたのではなく、攻めてタックルに行った所を返されてしまったのだ。大丈夫、お前のその攻めの姿勢は皆を勇気づける。

66㎏級 山田麻人(3年) : 12対11 対戦成績 2対2
山田麻人は江川と2名だけの3年生部員だ。同級生がひとり、ふたりと部を去っていった中、江川とともに部を支えてきた男だ。多くの苦労や悩みを乗り越えてこの試合に臨んでいる。きっと良い試合をしてくれるだろう。
1ピリオド目、左腕を執拗に取られ、そこから失点を重ねる。いつの間にか0対8だ。あと2点取られるとテクニカルフォールで負けが決まる。とりあえず、このピリオドをなんとか凌いだ。インターバルの間、石井監督は『とにかく前に出て攻めろ。自信を持て。』と励まして、2ピリオド目に送り出した。その言葉を受け、人が変わったように山田麻人が積極的に攻め続けた。タックルが決まり出した。2対8、4対8、ついに8対8の同点。終了時間が近づく。山田麻人の渾身のタックルが決まった。逆点だ。
チームに勢いがついた。

74kg級 海老駿哉(2年) : 0対10 対戦成績 2対3
海老駿哉は昨年の秋季大会で1年生ながら優勝を果たしている。
しかし、3月の全国選抜大会の頃からスランプに陥り、思うようなレスリングができていない。タックルに行っても、全て頭が下がって相手に潰されてしまっている。
自信を持て。この敗戦からお前は何を学んだ?前を向いて進むしかない。

84㎏級 北龍輝(3年) : フォール勝ち 対戦成績 3対3
北龍輝はレスリングを始めて2週間の選手だ。彼は柔道部員である。
今年のチームには50㎏級に加え84㎏級の選手がいない。これはチームとして致命的な問題だ。
本校のレスリング場と柔道場は隣り同士なのでよく柔道の練習風景を観ることになる。その中でなぜだかやけに気になる柔道部員がいる。それがこの北龍輝であった。6月7日の県総体を終えた翌日、チーム事情を包み隠さず柔道部監督の今道敬先生と北龍輝に説明し、助力を請うた。心よく頼みを受け入れてくれた今道敬先生と北龍輝には心から感謝している。
そんな北龍輝は限られた準備期間の中、本当に良くレスリングを学んでくれた。今では立派なレスラーだ。
試合開始早々、相手と組み合いになった。北龍輝の首投げが決まった。鮮やかなフォール勝ちだ。チームが生き返った。
観客席では北龍輝のお母さんが笑顔で息子の姿を追っている。目頭が熱くなる。
これで3対3のイーブンだ。

120㎏級 山本楓(1年) : フォール勝ち 対戦成績 4対3
勝敗は120㎏級の山本楓に委ねられた。
山本楓は中学時代はソフトテニス部で、レスリングはおろか、格闘技経験はない。しかし、1年生の中では最もファイターだ。どんな相手でも物怖じしない図太さもある。対戦相手は山本楓より一回り大きい。だが不安など微塵も感じていないようだ。頼もしいやつだ。
試合開始だ。両者互いに四つに組む。投げ技の応酬だ。山本楓が相手の崩しに耐え、外掛けに行った。相手が崩れ落ち、そこをがっちりと押さえ込んだ。歓声が上がる。フォール勝ちだ。

全身から喜びが溢れ出る。チームが勝利したのだ。
試合に出れなくても精一杯応援してくれた部員たち、4名のマネージャーたち、皆、素晴らしい笑顔だ。
そして、みんな、すごくカッコいいぞ。

二回戦では福井県の優勝校、敦賀気比高校に力及ばず、対戦成績2対5で敗退した。
このチームとしての最後の大会は幕を閉じた。

私には今大会で嬉しかったことが2つある。
まず、部員一人ひとりが勝つためにチームとして何が足りないのか、必要なものは何かをきちんと理解し、準備して北信越大会に臨んでいた事だ。そうでなければ、柔道部の北龍輝をすんなりと受け入れ、仲間として互いに打ち解けることはできない。若者の思考の柔軟性には感心する。
もう一つは、『素直に勝る天才なし。』の言葉を身をもって示してくれた男がいた事。
その男が北龍輝だ。
人は成長するためには多くの人の助けが必要だ。素直な人にはその人を助けてあげたいと思う応援団が沢山現れる。北龍輝は、1、2年生の後輩たちにも進んでレスリングの教えを請うている。しかも、その度に頭を下げる。
幼い頃から柔道に情熱を傾けてきた男がひょんな事からレスリングと関わりを持ち、自分の世界を広げているのだ。
一つの事に全力を傾け、素直な心を持って取り組んでいると、やがてそれまでには想像もつかない道を進むことがある。
『1年前には今の自分の活躍など想像もつかなかった。』
北龍輝はレスリングを通してそんな経験を得ることとなった。

さあ、次戦は7月20日の国体予選だ。
今大会では、出場機会のなかった井上博也(1年)。マット上での先輩たちの活躍をその目でしっかりと焼き付けて練習に励もう。次の主役はお前だ。
怪我で満足な練習ができない、山賀智真(2年)、宮下瑞樹(1年)、米山和真(1年)。今ある苦難を成長の糧にしよう。
岩崎なぎこ(2年)、真島遥(2年)、田邉真優(1年)、鈴木梨沙子(1年)のマネージャー4人衆。これからも美味しいおにぎりを作って選手たちをサポートしてくれ。そして人を支えることの尊さを身をもって学ぶのだ。

おっと、その前に7月2日から始まる期末テストに全力を尽くそう。
高校生の本分は文武両道だからね。

顧問 舩木和久


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2015年6月16日 (火)

グレコ講習会



こんにちは、レスリング部です。


今日の担当はマネージャーの鈴木(柳都)です。


6月13日に県央工業でグレコローマンスタイルの講習会がありました。


日本文理高校の森田先生に新しいルールについてご指導頂きました。
みんな真剣に話を聞いて、理解できるように頑張っていました。

最後に、74kg級の海老駿也がグレコローマンスタイルで試合を行いました。
2試合したうちの1試合目は負けてしまいましたが、2試合目は勝つことができました。


また、6月20、21日には北信越大会も控えています。
3年生にとってはあとわずかな練習時間なので、1日1日の練習を大切にしていきたいです。


応援よろしくお願いします。


以上レスリング部でした。
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