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2016年6月11日 (土)

県総体 虎の哮号 〜 2年ぶり王座奪回 〜

こんにちは、レスリング部です。今日の担当はマネージャーの鈴木(柳都)です。

去る6月4日(土)5日(日)に行われました、県総体の結果をお知らせします。


学校対抗戦1回戦 対八海高校 4対3

50kg級 伊藤虎太郎(3年 亀田)1分36秒 フォール勝ち

55kg級 山賀智真 (3年 巻西)4分08秒 テクニカルフォール負け

60kg級 田沢元成 (1年 小須戸)1分36秒 フォール勝ち

66kg級 米山和真 (2年 大形)不戦敗

74kg級 井上博也 (2年 小新)13対8 判定勝ち

84kg級 海老駿哉 (3年 小新)1分51秒 テクニカルフォール勝ち

120kg級 山本楓 (2年 鳥屋野)1分01秒 テクニカルフォール負け


今回のチームは八海高校に2戦2敗しており、5月の春季大会では2対5で大敗していた。

5月の敗戦で悔し涙を流した井上博也は今大会に向けて明らかに意識が変わった。

誰よりも真剣にレスリングに向き合った1ヶ月であった。そんな彼が60kg級から74kg級に階級変更をし、チームの期待に応えてくれた。

そして井上に替り60kg級に出場した田沢元成は1年生のルーキーだ。相当なプレッシャーの中、見事フォール勝ちを納めてくれた。

この2人の活躍で勝利を納めることができた。

学校対抗戦 決勝戦 対県央工業高校戦 5対2

50kg級 伊藤虎太郎 1分51秒 フォール勝ち

55kg級 山賀智真 3分20秒 フォール勝ち

60kg級 田沢元成 0分30秒 テクニカルフォール負け

60kg級 米山和真 不戦敗

74kg級 井上博也 0分15秒 フォール勝ち

84kg級 海老駿哉 3分19秒 テクニカルフォール勝ち

120kg級 山本楓 0分39秒 フォール勝ち


秋季大会、春季大会の優勝校である県央工業高校に対し選手達は物怖じせず、堂々と戦ってくれた。

3年生の伊藤、山賀、海老の背中はいつの間にこんなにも逞しくなったんだろう。後輩達をぐいぐい引っ張っている。

マットサイドには、斎藤成龍(1年 曽野木)曽我祐太郎(1年 大形)マネージャーの岩崎なぎこ(3年 亀田)真嶋遥(3年 亀田西)田邉真優(2年 柳都)鈴木梨紗子(2年 柳都)が必死に声をかけている。

選手を支える彼ら、彼女らも戦っているのだ。

優勝は伊藤虎太郎主将を中心にチームがひとつになった証である。

部員の誰よりも勝ちにこだわり続けた伊藤主将は減量とも闘わなければならなかった。

ともすると、減量等に挫けそうになった時、海老をはじめ部員全員で伊藤を支えてきた。

お互いに励まし合い、支え合う本当に良いチームになった。

個人戦では50kg級伊藤、96kg級山本が優勝を飾り、インターハイ個人戦出場を決めた。

大会終了後、OB、保護者の皆様をはじめ、多くの方々から祝福のメッセージを頂きました。私自身、こんなに大勢の方々が、日頃から我チームを注目し応援して下さってるのかと、驚いています。

皆様の応援に少しでも答えられる様、これからの練習に真撃に取り組みインターハイでの勝利をお届けできるようチーム一丸となって頑張りますので今後共宜しくお願いします。

以下に伊藤主将と田邉マネージャーの言葉を載せておきます。




伊藤主将の言葉

今回の県総体は、挑戦者として大会に向かいました。

自分達の代では1度も団体優勝できていなかったからです。2位の八海高校にいつも勝てないでいました。

正直みんなや先生の前では優勝できると言い張っていましたが、不安でいっぱいでした。

勝てなくはないけど勝ったことがなかったからです。

当日、やるしかないと思ってやりました。今回はみんなが勝たなければ勝てません。

しかも、1年生の田沢にも勝ってもらわないといけませんでした。本当に田沢には感謝しています。

今回、八海戦に関しては、田沢のおかげだと思いました。3年生が勝つのは当然、2年の井上も勝てる相手だったので、田沢の勝ちはチームに凄い勢いをつけました。

決勝は県央で、県央には負けたことはなかったけど油断できないので、集中してやって勝てました。

自分達の初優勝でした。3年間の全てを出し切って、最後勝ててものすごく感動してしまいました。

個人でも、落ち着いて戦うことができて優勝できインターハイ団体と個人どちらもいけることが決定して最高でした。

インターハイもあるので、次は全員で戦って全国一勝というほどまでの目標を達成したいです。





田邉マネージャーの言葉

今回の県大会を振り返って一言で表すとレスリング部に入って良かったと心から思えた大会でした。

地区大会で負けてからの約1ヶ月は選手にとってもマネージャーにとっても大きな成長があった1ヶ月だったと思いました。

地区大会前の練習内容、練習態度が地区大会と比べると見違えるように違い、1日1日の練習に意味のある1ヶ月だったと思います。

特に県大会2週間前の練習では、部長である虎太郎先輩が減量期間に入り、練習に参加できなかったこともありましたが、副部長の海老先輩を中心として練習の雰囲気を盛り上げていたのが虎太郎先輩の減量成功に繋がったと思います。


私もマネージャーとして減量のサポートをしていましたが、苦しそうな表紙を浮かべながらも今まで半年間部長としてまとめてきた虎太郎先輩は、誰よりもインターハイへの思いが強く持ち前の根性で死ぬ気で頑張っている姿を見て、私も少しでも力になれるように微力ながらも背中をさすって気を送っていました。


必死に減量に励む虎太郎先輩、減量で重い雰囲気を声援や練習態度で盛り上げる選手、気合を入れるために“喝”を入れてくださった先生方、選手のためにできるかぎりのサポートをしたマネージャー、全てが一つになって掴み取った優勝だと思います。

技術面を見ると何度か危ない所があったり、まだ練習しなければならない所もありましたが個人的に感動を与えてもらいました。


決して楽しい事だけではなかった1年間。


周りの友達よりも部活で活動している期間が多く、生活リズムが崩れたり、なかなか部活と勉強が両立できなかった時もありましたが、今回の大会で感動を与えられ「レスリング部に入って良かった」と心から思えました。


この喜びは周りの友達には味わう事のできない、マネージャーとして今まで支えてきたからこそ、この喜びが味わえたのだと思います。

2週間後には北信越大会が控えているので、今回の反省をふまえ、気合を入れ直して戦か戦っていきたいと思います。

また、インターハイでは選手だけでなく選手、先生、マネージャーみんなで一勝でも多く勝利を勝ち取っていきたいです。