スクールライフ

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2015年12月12日 (土)

マレーシア研修旅行 4日目

イスラム ホームステイ 2日目
今日は1日、マレー文化を堪能しました。
クラスごとに3つのグループに分かれ、午前中はマレー料理体験をしました。村のお母さんたちが作るマレーシア料理の調理を手伝いました。
出来上がったものをみんなでいただきました。ココナッツミルクでまろやかにしたチキンカレーは、家ごとに味付けが微妙に違い、食べ比べも楽しかったです。

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村の子供たちもたくさん遊びに来てくれて、生徒たちはすぐに仲良くなって、楽しそうに遊んでいました。
教室の普段の様子からみると意外な生徒がとてもうまくマレーの子供たちの心をつかんでいたりして、会場には笑顔が絶えませんでした。一緒に写真を撮ったり、鬼ごっこをしたり、村のお母さんからゲームを教えてもらったり…、アジアも現在決して平穏ではありませんが、同じアジアの国に生きる若者たちがこうして心を通わせて、知恵を合わせて、平和をつくっていってほしいと思います。

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ランチの後は、マレーシアの伝統文化体験です。
マレー独楽とセパタクローというバレーボールとサッカーを一緒にしたようなボールゲームを楽しみました。
マレー独楽は、金属製の重い独楽で、生徒たちはうまく回すのに苦戦していました。マレーシアの人は、独楽を回す場所をピンポイントで狙うことができ、しかも紐を使って地面で回っている独楽を空中に投げ上げて、手の上で回すというアクロバティックなパフォーマンスも見せてくれました。セパタクローの方では、サッカー経験者は何とか対応していました。地元のジュニア選手も来てくれて、オーバーヘッドスパイクやオーバーヘッドで足ブロックをするなど、高いレベルの技も披露してくれました。

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今日は気温が高く、体力の消耗も激しかったので、予定を変更して、早めにホストファミリーのもとへ帰しました。マレー式の水浴びがさぞ気持ちよかったことでしょう。
今夜もう一晩お世話になって、イスラム異文化体験ホームステイは終了します。
「イスラム」と言えば「イスラム国」というくらいしか知見の狭かった生徒たちが、たった2日間でしたが、イスラムの家族や子供たちと交流して、イスラムの温かさを直に体験できたということは、繰り返しますが、かけがえのない経験だと思います。
朝早く、村の家々から響き渡るコーランの声。現代のテクノロジーの波に侵食されながらも、家族の絆を大切にして生きるイスラムの人々の笑顔。普段の日常からは感じられることのないものに囲まれて、生徒たちは何を感じ、何を得たでしょうか。それは今わからなくてもいいものであり、あえて言葉にすべきものでもないと思います。
テメロー村の皆さん、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。
皆さん、いつまでもお元気で。

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