2019年12月25日 (水)
【国際ボランティアサークル】国際理解教育 JICA国際協力出前講座
今後生徒たちが地球市民として生きていくために、重要な指針となりうるSDGsについての理解を深め、自分たちに何ができるかを考える素地を養うことを目的として、12月23日(月)、国際教育研究会RING、2010年度JICA教師海外研修参加者である関愛先生とJICA新潟デスクの宮由衣様をお招きし、JICA国際協力出前講座を実施しました。国際ボランティアサークルの生徒を中心に17名の生徒が参加しました。
はじめに「2030年、こんな未来になっているだろう」について生徒が予想を立て、付箋に記し、グループごとに出た意見を人間、豊かさ、地球、平和、協力、その他の6つのキーワードに分類し、共有しました。ポジティブな意見として、「発展途上国の数が減り、問題を抱えている国が減る」ネガティブな意見として「海面上昇によって島がなくなる」などの意見がありました。また、「AIの仕事が増える」ではポジティブな意見とネガティブな意見どちらにも見られました。
「SDGsを知る」では、SDGsの17のゴールを「今、世界ではどうなっているの?」というクイズを交えながら学びました。クイズは、「世界では1日1.25ドル未満で生活する人々はどのくらいいるのか」や「世界中で学校に行けない子どもはどのくらいいるのか」などがあり、世界の現状に驚き、関心を抱いている生徒が多くみられました。
「SDGsを深める」では、コンビニとSDGsのつながりを考えました。コンビニのさまざまな問題に関連するSDGsをグループで考え、発表を行いました。移動販売型コンビニについて考えたグループは、SDGsの「⑪住み続けられるまちづくり」「⑬気候変動に具体的な対策を」を選び、選んだ理由とともに発表を行っていました。生徒一人ひとりがSDGsを現代の問題に当てはめながら自分の意見を持ち、積極的に共有、発表をしている姿がみられました。
〈生徒の感想〉
・自分の身近でできる活動として、フェアトレードの商品を買うということが自分にもできると思った。また、環境を守る行動として、水を出しっぱなしにしない、エアコンの温度を調節することは一人ひとりが心がければ大きな対策になると思った。
・世界の問題は相互に関わり合っていて、何か一つが駄目だと他の問題にも影響を及ぼし、逆に何か一つが改善されたら他の問題にもいい影響があると思った。
・コンビニやスーパーでビニール袋を使わないように意識する。