Dream Factory 2023 盛夏
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北海道IH 団体初戦敗退
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来年へつながる1,2年生の経験と成長
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個人戦4ペアとも2日目に残れず、団体初戦敗退。
今回のIHは、苦い結果となりました。
毎年のように全国で活躍してきた先輩たちのようなドラマは生まれませんでしたが、今年のチームは団体でインターハイを戦えたこと、そして去年の入澤・本間の置き土産(個人戦8枠)を生かして4ペアが個人戦に出場し、そこで戦って悔しい思いを残せたこと、それ自体が大きなドラマだったと思います。
2年生の安藤・渡邉が去年のIHに続き今年も団体で勝利できたこと、同じく2年生の冨樫が県総体後に前衛へ転向しファイナルまで競り合えたこと、去年お話にならなかった土橋が1年生の吉澤と組んで個人戦、団体戦を戦えたこと、たくさんの経験ができて、来年へのドラマにつなげられたことは本当に良かったと思います。
出発直前まで指導・応援してくれたOGの皆さん、激励してくれた方々、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
インターハイの舞台に小さな成果と大きな課題を残してきた2年生と1年生のノートを載せます。
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今日、団体戦で初戦敗退し、1年間の戦いが終わった。
私は、3番手に3年生エースを置くというオーダーを聞いて、1,2年生で集まり、絶対に3年生に回そうね、って誓いあって、それをやりきれたことは良かったと思う。
気持ちは作って入ったが、ゲームの入り、手が震えて思うようにコントロールできなかった。
その後ようやく立て直してG2-1。でもしっかり戦って取ったゲームじゃない。
ベンチで、先生が私の目を見てこう伝えてくれた。
「安藤、相手の後衛は確かに深いボールを打ってくるけど、お前なら下半身しっかり使ってカウンターで打ち返せる。信じて打ち切ってみろ。」
そう伝えてもらって、確かに少し気持ち的に受け身なところがあったことに気づけて、それからは先生信じて、しっかりコーナーに私のベストボールを打ち続けられた。そして七瀬(渡邉)がきっちり決めてくれた。
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私は、2年目のインターハイ、先生やペア、ベンチを信じて戦いきることができて、練習でやったことを信じてやりきれて、少し自信になりました。
振り返れば、私は北信越の団体で葵先輩(3年宮川葵)と組ませてもらったのに、大事な場面でミスをして勝利に導けなかった。それが悔しすぎて、インターハイの団体でその自分にリベンジしたかったです。
ベンチみて、葵先輩のガッツポーズ見て、一緒に戦えました。
団体、1回戦で負けたのは悔しかったけど、今日の準々決勝、準決勝を見て、私、来年こそ本気であの舞台で戦いたいって思いました。
1年の時に見ていたインターハイの準決勝は、遥か上の世界に感じられたけど、2年目のインターハイで見た準決勝、去年と違って、本当にあの舞台に立ちたいって思うことができました。
(2年 安藤愛莉)
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今日は、絶対に3番の3年生につないでみせる!って気持ちを前面に出して戦った。
相手のゲームポイントの私のレシーブ、「私はできる!」ってペアに言ってから入った。
キャプテンとして責任がかかるポイントで心からチームの心を思って、自分信じて戦い切った。
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結果として初戦負けだったけど、良い意味でめっちゃ悔しいし、来年が楽しみになった。
残り1年、このメンバーで本気で毎日を生きていきたい。
来年の長崎IHで、必ず大きな花を咲かす!
そのために、日々を妥協せず、自分の限界を突破して、自分のBESTを日々更新していきたい。
私は強くなる。
あの舞台で戦いきって、日本一!
(2年 キャプテン 渡邉七瀬)
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私は負けてしまった。
全力で向かって闘ってく気持ちはできていた。
でも、試合開始直前、私の手は震えが収まらなかった。こんなことは生まれて初めてだった。そしてミス連発。あっという間に1Gを落とした。
2ゲーム目。何とかラケットを振り切り、土橋先輩が決めてくれてG1-1。
チェンジサービス時に、ようやくベンチを見る余裕ができた。「チームで戦っているんだった」「私が、じゃない。チームのために」そう思えた。
すべてレシーブゲームを取り合って、G2-3。
チェンジサイズ、先生から、チームから気合を入れてもらって、私がまずラリーをしなければ戦いにならない。入れにいくようなハンパなボールはダメ!
6ゲーム目を絶対とって、ファイナル勝負! その思いしかなかった。
ベンチでみんなが「絶対勝てる!」と本気で伝えてくれた。
ベンチを離れる時、寧々(高橋)先輩と若菜(須貝)先輩と目を合わせた。二人の熱い思いが身体に伝わった。
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でも、思いとは逆にボールがコートに収まらない。ミスが続いてラケットを振り切るのが怖くなった。こんなことを試合中に思ったのも初めてだった。
ボールをコートに収めようとすればするほど、無意味なアウトが続いた。
とにかく焦りすぎていた。私はプレッシャーに弱い子供だった。
ただ、一つだけ、私、成長したなと思うのは、チームを想いながら戦えたこと。これは言い意味での初めての経験だった。何度もベンチ見た。応援席もはっきり見えた。たくさんの人が私を全力で応援してくれていた。
私は、その応援を力に換えられるハートが必要なんだ。泣き虫な弱い自分がいる限り、私はこのプレッシャーに打ち克つことはない。スキルやタクティクスも大切だけど、私はまず、この弱いハート、ここと戦います。
私が勝っていたら、団体1回戦負け、なんてことにならなかった。3番手の3年生に重たいプレッシャーをかけてしまった。
もう、このチームで団体を戦うことはできないけれど、私はハートを強くして、新チームでは勝利に貢献できる強い選手になります。自分を戒めて、これからの生活を送っていきます。
(1年 吉澤茉子)
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さて、今回の北海道苫小牧インターハイ、チーム北越はアイヌ民族について深く学び共に考えてきました。チーム北越のIHミニ研修旅行について紹介したいと思います。
監督である僕自身が若いころから旅好きで、バックパック一つでいろんな地方の街や世界各国を一人で旅してきました。その土地の文化に触れ、その土地の人の話を聞くのがとても楽しかった。
今、日本の風景はどんどん画一化してきています。特に幹線道路沿いはひどいもので、全国隈なく存在するコンビニストア、大手家電屋の巨大な店舗、仰ぎ見るほどのショッピングモール、紳士服の〇〇、全国チェーンファーストフードの派手な看板、駅前には全国チェーンのホテルと全国チェーンの居酒屋の看板、ネオン、、、同じ風景、同じ商品、同じ匂い、、、
そんな画一化していく風景や価値観の中で、新潟の高校生も「うちの町にはイオンがある」とか「うちの町にはスタバがある」とか、そういう単一の価値基準に取り込まれていきます。要は資本主義的情報消費社会に組み込まれていく。
せっかくインターハイで日本各地に行くことができるのですから、僕はその地方の誇るべき文化や自然を見せてやりたいといつも考えます。(というより、自分が見たい知りたい、だから子供たちにも見せてやりたい、というべきですね)そして、県総体でIH出場を決めた翌日から、ミニ研修旅行のプラン作成に取り掛かります。
ちなみに最近のインターハイでのミニ研修はこんな感じです。
R01 宮崎IH 屋久島の自然と文化(ネイチャーツアーガイドさんに詳しく実地説明していただきながら屋久島の自然に浸ってきました)
R03 石川IH 能登半島の農家民宿に泊まって、宿の方から里山文化や人として生きる意味について(ガンの宣告を受けてその後の治療で寛解に至ってから、残された生の使命として農家民宿を始められた方でした)お話をいただきました。
R04 愛媛IH 帰路に徳島県脇町のゲストハウスに泊まって、行政に頼らない地域文化再生そして世界との連携についてお話をいただき、高齢化による地域文化衰退と再生の問題について考えました。
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さて、今回の北海道苫小牧インターハイです。
実は、今までのハイスクールジャパンカップで雨天により時間ができた時、生徒たちと北海道博物館や昨年はウポポイ(国立アイヌ民族博物館)に行きました。そこで、僕自身がアイヌについて何も知らなかったのだなということに衝撃をうけたのです。学生時代あれほど憧れて何度訪れたかもわからないほど旅して回った北海道でしたが、北海道を「開拓地」としてしか考えたことがなかった。アイヌ民族が住んでいたことはわかっていましたが、「滅びゆく民族」が木彫り等の文化を細々と伝えているに過ぎない、そんな漠然とした恥じ入るしかない思い込みで、アイヌ民族の人たちの歴史に思いを馳せることもなかった。何にも知らずにクラーク博士に憧れ、フロンティアスピリットに心震え、アイヌモシリを蹂躙したヤマト民族の無知な末裔として北海道を歩きまわっていたのです。
IH出場が決まった後から、時間を作り出してはアイヌの勉強を集中してやりました。古本屋や書店から次々とアイヌ関係の本を買い、片っ端から読んでいきました。
そして、再び衝撃を受けました。
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ヤマト民族は北海道を開拓したのではなく、先住民としてのアイヌと何の交渉もせず、何の許可も得ず、国益のためと称して一方的に土地をヤマト民族のものとし、アイヌの文化を根底から否定し、法律でアイヌの文化継続を禁止し、アイヌの人々を強制的にやせ細った土地に移住させ、アイヌを差別し、迫害してきたのです。
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本当に何も知らなかった。知らされないのです。学んだのはヤマト民族の学校ですから。知らされないことは自分で学びとるしかない、そして今を生きるアイヌや少数派の人たちに心を配り、共生の道を探るしかない。
チーム北越の生徒たちには、僕の講義を4時間、ただ苦難の歴史を伝えるよりも、何も知らないまっさらな子どもたちですから、アイヌが口承文化として代々伝え続けてきたユカラ(物語)やウェペケレ(民族の昔話)を中心にして話をしました。ヤマト民族とは価値観も考え方もまるで違いますので、たくさんわからないところや不思議なところを質問させる中で、アイヌの世界への扉を開いていきました。生徒たちはまさに囲炉裏端でおじいちゃんの昔話を聞く子供のように興味を持って聞いてくれました。
そして、IHの戦いの後、現在でもアイヌ民族が住民の7割以上を占めるという平取町二風谷のゲストハウスに泊まって、アイヌの方々からいろいろなお話をしていただきました。
二風谷アイヌ文化博物館でお話くださった貝澤耕一様、ゲストハウス二風谷ヤントの萱野公裕様、決して表面的なものではなく、現在のアイヌ民族のこと、個人的な思い等、誠実にお話くださって感動いたしました。ありがとうございました。
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生徒のこの日のノートです。
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今回アイヌについて、先生からたくさん話を聞いたり、アイヌに伝わる昔話を聞かせてもらったり、実際に博物館に行って学んだり、アイヌの人から直接話を聞けて、「人権」ということにすごい興味を持った。
貝澤さんのお話
「今の国立アイヌ民族博物館(ウポポイ)は、観光施設的で、アイヌの文化や歴史をしっかりと伝えていない。国立とは日本=ヤマト民族が立てた施設であり、日本政府に都合の悪いことは見せないようになっている。ここに疑問を持ってほしい。」
実際、行ってみると、踊りや復元家屋など、初めて接するアイヌ文化に感動したけど、先生が教えてくれたヤマト民族による差別や強制土地収用、アイヌ文化の否定などはオープンにされていなかった。
差別と闘ってきた貝澤さんのようなアイヌから見れば、怒りを覚えるのも当然なんだろうなと思えた。けど、夜に聞いた萱野さんのお話からは、現代に生きるアイヌからの違う考え方も感じられて、この問題の複雑さも感じた。
今までアイヌが受けてきた差別や迫害を日本が積極的にオープンにしないことについて、どう感じているかと私たちが聞いたところ、萱野さんはこうおっしゃった。
「子どものころからいじめられてきたことに深い傷を負っている人に、いじめられてきた経緯をもう一度細かく話してくれと言うのと同じで、思いはあってもそれを言葉にするのは辛いと思う人もいる。」
すべての差別経験を吸い出すようなことは、かなり難しい問題なんだと思った。
「差別は今も存在するし、アイヌであることを隠して生きている人もいる。今を生きるアイヌの人たちには日々の生活があり、今の良好な関係を壊してまで、アイヌが受けてきた迫害をオープンにすべきだというのは、理屈的にはそうかもしれないが、実際には簡単に片づけられる問題ではない。」
こういう微妙な話を聞いて、私は大和民族がアイヌにどれだけヒドイことをしてきたのかが感覚的に分かった気がした。
(2年 冨樫凛)
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今日は1日「アイヌDAY」
朝の散歩の時からワクワクしていました。
チセ(アイヌの家)がどうなっているのか、中に入ってみて、「あ、ここが神窓か!」とか、これは何だ・・「あ、イヨマンテ(熊の魂送り)の子熊を入れておく檻か!」とか、今まで先生が話してくれたウェペケレ(アイヌが口承で伝えてきた民族の昔話)と重なるところがいくつもあっておもしろかったです。
夜の萱野さんのお話。
「アイヌが受けてきた辛い歴史をどうやって伝え広めていきたいか」という私たちの質問に対して、私は当然「もっと広めたい、もっと日本政府として歴史を正確に伝えてほしい」という言葉が返ってくるんだと思っていた。
でも、もっともっとデリケートな問題だった。
差別の歴史、祖母や祖父が受けてきた迫害、家族が被ってきた偏見等について、それを思い出したくないと思うアイヌもたくさんいる。
萱野さんが最後におっしゃた言葉は胸に刺さった。
「差別されたアイヌが差別の歴史を広めるのではなく、これは圧倒的マジョリティである大和民族の側の問題ではないか。日本は少数派を差別し偏見の目で見る傾向が強いでしょう。今問題になっているLGBTだって同じことだと思う。LGBTの人たちが安心して認められる社会、日本にいる少数民族(アイヌや朝鮮人、外国人労働者等)が差別されない社会、それはこの社会を作っている日本(ヤマト民族)がどういう社会を作りたいか、そこにかかっているのではないですか。」
(3年 須貝若菜)
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最後に、ゲストハウスでお話いただいた萱野公裕さんの御祖父にあたる萱野茂さんが、アイヌ民族初の国会議員への立候補を多くの人からの推薦もあり受諾した時の記者会見スピーチの一部を少々長いですが、引用させてください。
アイヌの心が、そして共生すべきヤマト民族への願いが切々と伝わってきます。
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1.その昔、いま、わたくしたちが住んでいる北海道という『でっかい島』には、わたしたちの祖先であるアイヌ民族が、その島を自分たちの祖国として豊かに暮らしていました。その時代、この北海道を『和人』は『エミシ(アイヌ)』(引用者注:エミシはヤマト民族側からの蔑称)の住む島として『エゾヶ島』と呼び、わたしたちアイヌは『アイヌモシリ」と呼んでいました。
アイヌとは人の意であり、『モ」は静か、『シリ』とは大地の意味です。アイヌは、自分たちが住むこの島を『人の住む静かなる大地』として、暮らしていたのです。
2.やがて、(十五~十六世紀)和人社会が統一国家の道を歩みはじめ、また、社会が生産社会を歩みはじめるにつれ、多くの和人がなだれのように、エゾ地に侵入してきました。
わたくしたちの生活の場であるコタンも、わたくしたちの生命を育んでくれる大地も自然も和人の活動の場所となりました。
和人によるアイヌ民族への侵略、迫害、搾取は、世界の多数民族が少数民族・先住民族を侵してきた歴史と同様、横暴を極め、わたくしたちの先祖の抵抗にもかかわらず、アイヌ民族は滅亡の道を辿ることを余儀なくされてきました。
3.日本が近代社会をむかえる明治に至って、アイヌモシリはアイヌから奪われ、和人社会への『同化』がすすめられ、『旧土人』としての蔑みと差別の中で、民族が誇りとする生活、文化を失ってきました。しかし、わたくしたちの祖先はもちろん、わたくしたち今いるアイヌも『一度として、このアイヌモシリを和人に売ったことも、貸したこともありません』。
4.不幸にして、世界の至るところで多数民族が少数民族を支配し、先進国といわれる国家がその領土的野望のために先住民族の生活、文化を滅亡させ、土地を奪いつくしてきたのです。
その歴史はいまもつづいています。
わたくしたちが住む日本においても、アイヌ民族への永い迫害の歴史はもとより、日本を祖国としない人々への差別と蔑視があります。
日本を代表とする識者にも、自分たちの文化のみをすすんだ文化とみなし、他の国や他の民族を蔑む風潮があります。
わたくしはこのような異民族への蔑視の思想は、表れ方はちがっても性差別や障害者などへの差別と病根を同じくするものと思っています。
5.わたくしの住む日高は、『エゾ地』では、早くから和人が居住した土地であります。また、北海道で、もっともアイヌが多く住む地域でもあります。産業の中心は、農業、軽種馬生産農業、林業、漁業の一次産業であり、多くは、谷間の山間地であります。
ここでも、環境変化がすすんでいます。
森は伐られ、川は流れを止められ、魚は住むことを阻まれ、土地もまた、やせおとろえ、農業による汚染がすすんでいます。
地球の環境破壊や環境汚染はここでも十分見ることができます。
かつてのわたくしたちの祖先は、生態系などの学問的知識がなくても、自然の摂理に従い、資源が枯渇しないようにつとめていました。アイヌの生き方は自然を神として生き、自然を大切にする生活を営んできたのです。
6.1993年は、国連による『世界の先住民のための国際年(国際先住民年)』であります。
この国際先住民年は、わたくしたちの住むこの地域から、民族的な差別観をとりのぞくとともに、侵されてきた先住民族、少数民族の権利の回復はもちろん、先住民族や少数民族の生活や文化を共に保障する社会を目指して行くものであります。
わたくしは、世界のすう勢である先住民族の権利保障が日本にあっても普遍的な価値として受け入れられる社会を創るため皆さんに訴えたいと思います。
かつて、わたくしたちアイヌ民族の祖国であるアイヌモシリを侵したのはあなた方ではありません。しかし、あなた方の祖先が犯した過ちを正せるのは『今生きているあなたです』。
あなた方の祖先が犯した過ちを正す行為は、決して恥ずべき行為ではないばかりか、差別の無い共生と平等な社会にむけての出発点であり、日本が国際社会で生きていくための基本であると考えます。
また、1992年は『地球サミット』の年でもあります。
すべての生物の生存を可能とする地球環境の保護こそ、人類が生きていく条件であることはすでに人びとが知っていることと思います。
社会は、限りなく求め続けられている『人間の欲望』をどう抑制するかの時代にあります。
わたくしは、わたくしたちの祖先が生きてきた生活や文化に学びながら、カラス、キツネ、フクロウ、熊などもろもろの生きものと一緒に生きられる地球環境を守るために全力をつくしていきたいと考えています。
(後略)
『完本 アイヌの碑』 萱野茂著 朝日文庫より
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最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
末尾に僕が感動したYou tubeの動画のURLを下に貼っておきます。
是非、視聴されて、今を生きるアイヌの複雑な心を感じ、そして翻って、今を生きるご自身のアイデンティティについて、今の社会の在り方について、日本の在り方について、良い意味で自明性が揺らぎ、新たな指向性を探るきっかけになりますように。
https://youtu.be/QQPqHGG5NGc