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2025年12月31日 (水)

Dream Factory 2025 年末

一つ目の奪還・キャプテンの覚醒

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 12月20日、北信越高校選抜ソフトテニス大会新潟県2次予選会で優勝することができました。1年生が多い若いチームで向かってきましたが、大会前日に五十嵐釉と今井がインフルエンザのため離脱。残りの8人全員がベンチ入りとなりました。

 チームの合言葉は「茉子先輩を全国選抜へ連れて行く!」。県新人戦が終わった時点では途方もなく果てしない夢と思われるかもしれない目標でしたが、1次予選、2次予選を経て着実にチームの成長が見られました。

  2次予選1週間前、2年生の研修旅行、インフルエンザ罹患者、体調不良者が続きチーム練習が厳しい状態でした。時に4人でしか練習できない日も。そんな中で、キャプテン薄が踏ん張ります。練習のリードはもちろん、メンタルからと思われる体調不良者にも粘り強く声をかけ続けます。たとえ先輩であっても、です。

 

 ついに明日が本番。人数が欠けてしまうかもしれないけど、そんなこと関係なしに全員が目の前の試合を必死に全力で戦ってほしい。必ず苦しい場面がきて、試される場面がやってくる。

 津野先生がおっしゃっていたように、“ぎりぎりになった時にどう強さを表現できるか”だと思う。自分としては苦しい場面での心のコントロールが大事だと思ったから、「前向きな言葉をかける」ことを強く伝えたつもり。

 全員で茉子先輩へ優勝カップを渡すこと、そして北信越選抜への切符をつかんで全員で心も強くなる。

宣言: 全員がリベンジをかけた戦い!茉子先輩を本気で連れて行く!

  • 石井とのコミュ 
  • チャンスボールを確実に決めきる
  • 仲間の思いを背負って戦う

・ベンチに向かってガッツポーズ 

・苦しいときにみんなの目を見て信じる力をもらう

【12月19日 薄のノートより】

 

 とても優しい薄は夏にキャプテンになっても、自分の意思を表現することが苦手で、人に厳しく、チームに厳しく伝えることはなかなかできませんでした。しかし、向き合う力は秀でています。秋風が吹くころにはチーム目線を常に持ったリーダーに成長しました。その成長と比例してテニスの力もグンッと上がりました。思いの力は本当に人を強くするのだと実感します。

 今回のブログ、生徒のノートは薄のものだけを載せています。その方が、チームが向き合っていることをご理解いただけるのではないかと思ったからです。

 

<1次予選>

③―0村上・巻   ③―0糸魚川

 <2次予選>

②―1帝京長岡 

②―1三条  ②―1柏崎  ②―1中越

優勝

 

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 ブログを夏から更新できませんでした。申し訳ありません。夏からこの2次予選までのチームの様子をお伝えします。

 

吉澤最後の闘い

 チーム北越は毎年、勝負を終えた3年生が卒業までチームを支える「恩送り」をしてくれますが、前キャプテン吉澤も10月の国スポ以降、献身的にチームに関わってくれています。少し前に戻り、彼女の国スポに向かった生き方をお伝えします。

  今年は7月の予選会で高校生5人、中学生3人が選ばれ、吉澤はキャプテンを任命されました。県総体団体決勝で負けた後ハイジャパシングルス、北信越団体戦を戦い、悔しさを胸に秘めて国スポ選考会に臨みました。高校最後の全国チャレンジに向けて、吉澤のチーム作りが始まりました。予想通り中学生達は全中出場を決め、一緒に練習や練習試合をできるのはほんの数回。北信越ブロック予選での合流も会場の富山でした。中学生が入るチーム作りの難しさはありますが、中学生たちが全中に向かって取り組んだこと、高校生がインターハイでの悔しさをリベンジしようと取り組んだことが合わさって富山・長野・新潟が2勝2敗で並ぶ中、2位で通過することができました。

 シングルスへの取り組みに悩み続け、心折れることもたびたびあった吉澤でしたが、キャプテンの責任を背負い、落ちていくことはありませんでした。全勝の中学生石田・佐藤ペアの活躍と2勝2敗の1年生ペア戸松・薄と合わせて絶妙の星勘定でした。富山戦で戦いつつもファイナル負けを喫した吉澤でしたが、最終戦の長野戦でファイナル勝ちして2勝2敗。キャプテンの手で本国スポ出場を引き寄せました。

 ブロック国スポ以降も限られた練習時間の中、回を追うごとにチームがまとまってきました。その中心にいたのは吉澤でした。そして、控えとしてチームと向き合いながら吉澤をフォローしてくれた同じ3年生の阿部・風間選手(新潟西)の存在がどれだけ大きかったかわかりません。常に情熱的にチームを鼓舞してくれました。

  滋賀国スポは1回戦の相手がインターハイ準優勝の京都府でした。健闘するも1番石田・佐藤、2番吉澤(シングルス)が0-④負け。しかし、3番で戸松(北越)・小池(中学生)が激戦の末ファイナル勝ち。吉澤が作ったチームが全国に爪痕を残しました。

 吉澤も下級生の頃は声を出すことができない選手でした。しかし最後には堂々と、必要なことをはっきりとチームに伝え、リードする立派なキャプテンになりました。

  2年半の選手生活の中では挫けることが数回ありました。しかし、そのたびに時間はかかっても立ち上がり、最後までやり切りました。最後まで闘った者にしかわからないものを手にしたと思います。

 ありがとう。お疲れさま。

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3年生の献身と幼いチームの成長

 秋から冬は自分と向き合うことになる時期です。希望とやる気で突っ走った夏までと違い、見たくない自分、蓋をしておきたい自分と出会うことになります。監督はその一人一人と向き合います。時に激しく、時に優しく。先輩たちが皆通ってきた道ですが、近道はありません。1日挫けても向き合い、また立ち上がればいい。ただし、時間は限られています。こちらもそことの戦いです。そんな時に3年生の存在がスタッフにとっても大きな力となってくれます。

 2次予選の前も、団体メンバーではない選手にこちらが「メンバーの面倒見て!」と言うまで指導を続ける吉澤の姿がありました。チームとして戦わなければ勝てないことを身をもって経験している吉澤は、放ってはおけなかったのです。

  

<秋季地区大会>

〇ダブルス

優勝     戸松・薄

2位     石井・近藤

3位     五十嵐(釉)・佐藤

ベスト20  齋藤・吉川

〇シングルス

優勝     戸松  

2位     石井  

3位     五十嵐(釉)

ベスト8   齋藤、近藤、吉川

 

<県新人戦選抜大会>

〇ダブルス

優勝    戸松・薄

ベスト16 佐藤・五十嵐(釉)                

石井・近藤

〇シングルス

優勝    戸松

ベスト8  石井

ベスト16 五十嵐(釉)、近藤

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 今日はうまくいかないときの近藤の顔が出てしまったそうだ。うまくいかないことに落ち込んだって、プレーがよくやるようにはならないし、逆にマイナスに働く。その顔の雰囲気が周りにも影響するかもしれない。だから自分の問題だと考えるのではなくて、周りの中ものことを考えて、そして部長としてうまくいかないというこんなに出会ったとき、どのような行動をとってどのように改善して一生懸命取り組むのか、まず自分が考えて見本となる存在になるべきなんだよ。試合でうまくいかなくなったって、前向いてやるしかないでしょ。うまくいかないときにどう自分でコントロールして乗り越えていくのか!

【10月下旬 薄のノートより】

 

今日は全員がそろってよかった。練習を積み重ねることで見つかっていくたくさんの課題。石井は練習に行くかどうかを決めるときに、とても大きな壁が現れるんじゃないかと思う。練習に来てみれば、うまくいかないことももちろんあるけど、頑張ろうという気持ちが漲ってあっという間に練習が終わると思う。自分一人で判断するとなった時、どう自分の考えをコントロールできるのかどうか。それを行動に移せるかどうか、だと思う。練習するときはすごく一生懸命にやっていて、私の話も素直に聞いてくれるから、自分が苦しい、困難の時どう自分をコントロールして考えられるかどうかなんじゃないかと私は思った。

【12月18日 薄のノートより】

 

 団体戦、優勝して茉子先輩に優勝カップを渡すことができた!本当によかった。決してこれはかった2ペアのおかげだけではない。鈴愛先輩はめちゃくちゃラケットを振って戦っていた!勇気をもらえたし、先輩自身も「高校に入って試合で始めてこんなにラケット振れた」と言っていた。伝えるべきことを伝えてよかった。やめてなくてよかったと心から思う。齋藤もラケット振って決して落ちずに戦っていた!お互いがお互いを引っ張り合っている感じがしてとてもよかった。

 自分は柏崎との試合がすごく大きな1勝だった。G2-2サービスゲームの0-3になって、苦しい場面だったけど、仙台で(前週の練習試合)相手のゲームポイントで粘ることを石井と一緒に作ってきたから怖さはなかった。必ず挽回できるって思った。粘ってギリギリのボールも石井が入れてくれたから相手もミスをしてくれた。あきらめずに苦しいときでも粘りきるってこういうことなんだなって思った。

 新チームになって、自分がキャプテンとして苦しいことが何度もあったけど、それでもキャプテンを辞めずに突き進んでこのチームでまずは初の県大会を勝つことができてよかった。

 茉子先輩が作ってくれたこのチームを私がひっぱっていくことはできたかな。チームのことをたくさん考えるようになって、今日はチームのために勝とうという思いを強く持って戦うことができた。

 まだまだこっからのスタートだ。

 先生、仲間、応援してくれた方々、今日は本当にありがとうございました。

【12月20日 薄のノートより】

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 2026年1月10日、石川で全国選抜大会出場をかけて、力を尽くしてきます。

 よい年をお迎えください。

                               

【番外編】

熱くテニスに取り組む若者たち 

ー関東医科歯科リーグ戦を観戦してー

 11月下旬に千葉の白子テニスコートに上記大会を観戦に行きました。息子の大学での最後の公式戦でしたが、私が見るのは初めてでした。前々から息子の試合の動画を見て、その雰囲気に興味を持っていました。話を聞いて驚いていたのですが、この医療系の選手達の中には高校時代に活躍した選手もいますが、大学で始める選手がとても多いそうです。ソフトテニスという競技に取り組むチームを見て「やってみたい」と思ってくれる学生さんが多数いるらしい。

 試合が始まると、どのコートも選手も応援もすごい盛り上がりです。1本1本に本当に真剣で、2バウンドするまで諦める選手はいません。

 勉強や実習に忙しい学生さん達ですが、ソフトテニスに取り組む姿は本当にキラキラと輝いていました。

 見ていて、忘れていた何かを思い出した気持ちになりました。小、中学校で勝つために一生懸命テニスをやり、「もうやり切った」とラケットを置いてしまう選手がいる一方で、小・中・高校と勉強を頑張り、中にはスポーツはやっていなかった人がソフトテニスに興味を持ち、ラケットを握り、熱い熱い試合を繰り広げる・・・。ソフトテニスの未来はこんなところにもあるかもしれない、と感じました。

 また応援に行きたいです。

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                                   文責 栁 直子

 

 

 

 

 

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