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2022年9月12日 (月)

HOKUETSU Spirits 2022 ~本物とは~

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 愛媛で行われた今年度のインターハイが終わり、3年生は引退。1、2年生による新チームが始動しました。

 今年は2年生の長谷川大輝がインターハイを経験した選手として、新チームの底上げを担っていますが、毎年この時期は選手間で認識の違いによる軋轢が起こります。

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 すべての選手が「一生懸命」練習に励んでいます。手を抜いている選手はいません。ただし、あくまで今まで自分が住んできた世界の中での「一生懸命」です。インターハイを経験した選手から見れば、「甘い」「物足りない」のです。

 今の選手たちは、テストに向けて先生に「これはやっておけ」と言われたことに全力を尽くし、それを超えた努力ができていないように思います。テスト本番でも、わかる問題はなんなく答えますが、難しい問題を目の当たりにしたら、考えることをやめ、白紙のままにしてしまうような感じです。「間違ってもいいから何か書く。」「間違いを恐れずに挑戦する。」これがとても苦手のようです。

 ソフトテニスという競技は、「一瞬の閃き」「直感」が大切です。打つコースやネットプレーは、その一瞬の時間で答えを出して実行しなければなりません。そして「想定外」のことが数多く起こる競技ですので、その都度予定を変更しなければなりません。

 プレーが始まる前からすることを決めすぎると、その「想定外」に対処できません。「想定外」に対処するには、相手の観察と一瞬の閃きが必要で、そのためには、日頃いかに考えているか、自分の考えをもって取り組んでいるかに懸かっていると思います。

 夏休みには、多くの遠征を実施しました。柏崎、富山、福島。県内外の多くのチームと練習試合を行い、多くの経験をしてきました。ほぼすべてが格上のチームとの対戦でしたので、多くの敗戦を積み上げてきました。その都度自分自身を振り返り、力に変えてきました。しかしその力は、まだ本物ではなかったようです。

 9月12日。秋季地区大会が新潟市庭球場で行われました。今までの練習試合の内容から、すべての選手が上位に進出できるだろうと思っていましたが、蓋をあけてみれば松沢・長谷川組が準優勝だった他は、水野・中濱と野﨑・大杉組がベスト8、小坂井・岩目地組がベスト16と、不完全燃焼な結果となりました。取り組んできたことの1割も出せないような内容となった選手もいました。

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 彼らは、まだ自分は本物ではないのだということを自覚しなければなりません。そして、本物になるんだと強く決意する必要があります。

 本物のアスリートとは、コート(戦場)でこそ強い自分を発揮できる者のことを言うのだと思っています。人が元来もつネガティブな思考を乗り越え、「強い自分」という役になり切ることができる選手こそ「本物」であるはずです。

 「本物」のアスリート集団として、来夏の北海道インターハイを戦うために。全員が主役になるために。チームにも、自分にも厳しく取り組んでいってほしいと願っています。

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 8月28日。中学3年生対象に部活動体験会を行いました。将来有望な選手たちが来校してくれ、一緒に練習を行いました。ぜひ来春、北越へ!君たちの加入を心から願っています。なお、チーム北越の部活動を体験したい、見学したいという中学3年生のみなさん、保護者の皆様。下記連絡先までご連絡ください。ぜひ一度、チーム北越を体感してもらえたらと思います。

Mail : koji_terao0825@yahoo.co.jp

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