HOKUETSU Spirits 2024 〜カゼニモマケズ~
3年ぶりに県選抜奪還!
個人戦も上位を独占!!
今年も冬の戦いが五泉市総合会館にて行われました。
10月の新人戦の結果から、他校が「打倒北越」で向かってくることは想像できましたので、それを跳ね返すだけの技術と精神力を身につけるために取り組んできました。
11月末には期末考査、その後は2年生が研修旅行で不在になることは決まっています。練習できる日には限りがあります。その限られた時間の中で、何をすべきか。何ができるか。部員一人ひとりが自覚と責任感をもって向き合えるか。そして何より自分自身がプライドをもって戦えるか。ハートのある練習がいかにできるかが勝負だったかと思います。
チームは満身創痍でした。校内ではインフルエンザが大流行し、多くの部員が感染しました。大会直前までチームに合流できない選手が何人もいました。大会当日も、まだ本調子ではない選手が多くいました。しかし、我々は誰一人として諦めませんでした。
決勝リーグの初戦は新潟産大附。3番勝負にもつれ込んだ戦いは、中盤から引き離して勝ち切ると、続く巻高戦も3番勝負を圧勝。最後の中越戦は1番、2番で圧倒しリーグ全勝で3年ぶりの県選抜タイトルを奪取することに成功しました。
翌日には個人戦が行われました。ここでは1年生ペアの加藤・伊藤ペアが奮闘。新人戦では勝負し切れなかった中越高校のエースペアと準々決勝で再戦。全力の攻撃で向かっていきました。見事にリベンジを達成し、もう一つの1年生ペアである早川・髙橋との準決勝に進出しました。
1年生4人の準決勝は一進一退の攻防でした。一歩も引かず、全力でぶつかった戦いでした。ファイナルゲームにもつれ込んだこの試合は最後の最後に早川・髙橋が突き放しました。
高橋・高澤は体調不良による調整不足で危ない場面が何度かありましたが、それでも自滅しない、王者としてのプライドがありました。準々決勝、準決勝は産大附、巻高校のエースとの対決でしたが、最後まで自分たちのプレーをし続けて勝利。順当に決勝まで進出しました。
新人戦と同じカードになった決勝は、早川・髙橋が終盤に意地を見せて喰らい付きましたが、高橋・高澤が最後にギアを上げて突き放しました。この結果、高橋・高澤はこの大会を連覇するとともに、この1年でハイジャパ予選、県総体、県新人、県インドアすべての県タイトルを獲得することになりました。
今大会では、1年生の加藤と伊藤の成長が鍵になると踏んでいました。2人とも非常に能力が高い選手ですが、秋季地区大会や県新人ではメンタルの脆さ、芯の弱さからプレーを崩してしまっており、他校からは『穴』に見えるだろうと感じていました。新人戦からの期間は、この2人の強化を主軸に置き、『穴』ではなく『武器』なのだと言えるようトレーニングしてきました。その成果が形として表れ、今大会の結果をもたらしました。同じく1年生ペアの早川・髙橋とともに、チームを3年ぶりの優勝に導いてくれた立役者と言えるでしょう。
今日は団体戦では、体調不良が多かったが優勝することができた。だが、このレベルだとこれからの北信越、全国には通用しない。自分は劣勢になったときや競っているときに腰が高くなって安定しなくなってしまったり、カットサーブが入らずに自分たちのペースにもっていけなくなるので、北信越までに少しでも改善できるようにやっていきたい。
今日の個人戦は3位だった。課題と成果が出た試合だった。課題は団体戦と同様に劣勢になると腰が高くなること、ラリーに耐えられずにすぐに前衛にもっていってしまうことだ。成果はサーブやレシーブで自分たちのペースにして得点できたことだ。ミスをしそうなときでも1本踏ん張って逆境を跳ね返すことができた。北信越までに出た課題を克服できるようにして、また1から戦術を磨いていきたい。出るからには県外だからといってひるまず勝ちにいけるようにする。(加藤玲音斗)
今日は個人戦で、まずは北信越の権利を得ること、もう一つは県新人でのリベンジをするのが目標だった。1、2回戦は自分たちから攻めれていたし、2人で試合をつくっている感じでよかった。3回戦の中越戦では、1ゲーム目のレシーブゲームを取ることができて自分に自信がついた。自分はレシーブゲームをどう取るかというのが大きな課題だったが、この試合では積極的に仕掛けて得点できていたのでよかった。だがサーブゲームの3パタの3球目を自分が連続でミスしてから、足より手が先に出てしまって、完全に攻められてなかった。そこでペアとコミュニケーションを忘れなかったのが今回は大きかったと思う。ゲームカウント2-2でのレシーブゲームは相手のセカンドのときにダブル前衛になって攻めて1ゲーム取った。最後のサーブゲームでは玲音斗のカットサーブからの仕掛けがはまってリードすることができた。今回はペアにとても感謝している。自分が弱っているときに声をかけてくれて励ましてくれたのがとても助かった。今回でた課題を北信越までに強みに変えるつもりでなおしていく。(伊藤智悠)
この1年、選手たちの頑張りと保護者の皆様のご支援のおかげで多くの経験をすることができました。それら全てがさらに高みを目指す私たちにとっての土台となっています。1年間ありがとうございました。
来年1月11日からは北信越選抜大会。このチームは春の全国にたどり着くことができるのか。私たちは、より大きな舞台で戦うことを目指して、これからも頑張ります。応援をどうぞよろしくお願いいたします。