« 2023年10月 | メイン | 2024年2月 »

2023年12月

2023年12月19日 (火)

HOKUETSU Spirits 2023 〜冬の闘い〜

新潟県高校選抜 準優勝!

個人は高澤・高橋に栄冠!

Img_9616

12月16日。五泉市総合会館にて全国選抜へと続く県予選会が行われました。

昨年、我々はベスト4決めで巻高校に敗戦し、決勝リーグに進むことができなかったのですが、今年の4決めもまさかの巻高校。嫌でも昨年の苦い思い出が蘇ります。

徹底して準備を行いました。自分たちの弱さと向き合い、挑戦者なんだという気持ちを植えつけていきました。10月の県新人戦で越えられなかった壁を越えるために。

団体メンバーはギリギリまで悩んでいました。

高澤・高橋と野崎・小坂井はチームの柱となっていましたが、あと1つをどうするか、当日の朝まで決めることができませんでした。

悩み抜いた末、1年生の相澤を起用することに決め、相澤・岩目地というペアで戦うことにしました。

この相澤・岩目地が巻高校戦で相手のエースペアにファイナルゲームまで競る素晴らしい試合を見せてくれました。最後は一歩届かなかったのですが、チームに勇気を与える試合内容で、残り2ペアが自信をもって戦い切ってくれました。

決勝リーグの初戦は第1シードの中越高校。選手層も厚く、分は悪いと見ていました。しかし、ここでも相澤・岩目地が奮闘を見せてくれました。エースを相手にG0−2から巻き返し、またもやファイナルゲームへ。巻戦での反省を生かし、最後の最後まで攻める姿勢を持ち続けて大金星をあげてくれました。

次の対戦は関根学園。この対戦は相手の方が圧倒的に挑戦者でした。北越にとっては気の緩みがあり、勝利を奪い取るんだという、姿勢が足りなかったように思います。相澤・岩目地、野﨑・小坂井とも競った試合ではありましたが、最後にミスを重ねてしまい、弱さを露呈してしまいました。

そして最後は新潟産大附属。4校すべてが1勝1敗で最終戦に挑むことになり、この最終戦で勝った2校が北信越へ駒を進めることとなる大一番となりました。1番に出た高澤・高橋が相手のエースとの接戦を制し1−0。続く2番の相澤・岩目地は序盤リードしますが粘られ、最後は相澤のガス欠で逆転負け。勝負は3番にもつれました。

序盤はG1−1と五分で進みますが,中盤に相手の攻撃を止められず劣勢に。こちらのミスも重なりG1−3。万事休すかと思われましたが、中越戦と関根戦で接戦をものに出来ず悔しい思いをしてきた野崎・小坂井が意地を見せて勝負に行ってくれました。G3−3に追いつくと流れは一気に北越へ。この流れを離さず、最後まで攻め続けての逆転勝利となりました。

2勝1敗で準優勝。もちろん優勝を目指してきただけに悔いが残りますが、このチームに足りないものは見えてきた気がします。2位までに権利がある北信越選抜。ここで戦えるチャンスを全員で獲得してくれましたので、もっと強くなって北信越選抜を迎えたいと思います。

Img_9617

Img_9618


翌日は個人戦。北越からは高澤・高橋、水野・小坂井、牛膓・岩目地の3ペアが出場しました。

まずは水野・小坂井。初戦から、なかなかファーストサービスが入らず波に乗れない戦いとなりましたが、長いラリーを水野がしのぎ、要所を小坂井が決めるテニスで苦しみながらもベスト4へ進出しました。準決勝は巻高校のエースを相手に序盤は競った試合となりましたが、G2-2から攻めきることができませんでした。勝負所でのミスが響き、最後は水野のダブルフォルト。まだまだ技術も体力もメンタルも未熟でした。

次は牛膓・岩目地。県新人で惨敗した相手との初戦を制すと続く2回戦も新発田中央のエースを相手に勝利します。そして4決めは新潟産大附属のエースとの対戦。新人戦で優勝した第1シードとの対戦は我慢の長いラリーから勝負所で攻めた牛膓と、要所で相手後衛の攻撃をシャットアウトした岩目地がG4-2で大金星をあげました。

そして高澤・高橋。1回戦こそ調子が上がらず1ゲームを落としますが、その後は安定した戦いぶりで失ゲーム0で準決勝へ。牛膓・岩目地との同校対決も終始主導権を握りG4-0で決勝戦に進出します。巻高校との決勝戦でも落ち着いた試合展開でG4-0で圧倒しました。

県新人の惨敗から自分たちの弱さを認め、本物の強さを手に入れるために日々を懸命に生きています。団体メンバーから外れた水野と牛膓がベスト4に残ったことは2人の意地を感じます。この2日間は「よく頑張った」と言えますが、まだまだ本物ではない、とも感じます。どんな相手にも向かっていく姿勢を、いつでも、どんなときでも持ち続けてほしいと思いますし、劣勢のときこそ強気になれるような精神力を培ってほしいと思います。

Img_9624

Img_9620


全国の舞台で戦うために、彼らは必死に頑張っています。長崎で最高の戦いをすることが、このチームの唯一の目標であり、今はまだ、その道のりの途中でしかありません。このような結果に慢心せず、驕ることなく、謙虚に取り組んでいきたいと思います。

次なる戦いは1月13日からの北信越選抜大会。我々がこの大会への権利を獲得したということは、そこを目指してたどり着かなかった選手、チームがあるということです。私たちは、彼らの分までこの北信越に向けて本気で勝つために取り組んでいく責任があります。時間は僅かしかありませんが、出来ることに全力で取り組んでいきたいと思います。

今大会も保護者の皆様、OBの皆さんなど、多くの方の支援があって戦うことができました。皆様の支え、大きな声援のおかげで私たちは北越らしく、楽しくテニスができました。本当にありがとうございます。

まだまだ未熟なチームですが、これからも皆様に笑顔を届けられるよう努力を重ねていきたいと思います。これからもどうぞご支援をよろしくお願いいたします。