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2023年9月

2023年9月13日 (水)

HOKUWTSU Spirits 2023 ~成長と課題~

成長の夏 課題の夏

 9月11,12日。秋季地区大会が行われました。

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 11日のダブルスでは高澤・高橋ペアが優勝、水野・小坂井ペアが準優勝、牛膓・岩目地ペアが第3位に入賞、相澤・齋藤ペアも予選リーグを抜け、4ペアが県新人への出場権を決めました。また、次の日のシングルスでも高橋憐依が優勝、高澤颯が準優勝、野崎蒼生が第3位、牛膓友志、水野太陽がベスト8に入り、5人が県新人への切符を手にしました。

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 インターハイが終わり、新チームが発足。来年のインターハイに向けて目標を立て、その達成のために、このチームがどんな姿に成長していけばよいのか。今年を『挑越』するためには、何が必要なのか。インターハイ団体戦を経験した選手が多く残ったこの新チームは、目標を見据えやすく、前向きになりやすかったかもしれません。夏の遠征でも内容のよい試合が多く、例年に比べてポジティブに夏を過ごしました。

 8月19日から行われた北信越国体においては、北越から高澤、高橋と3年の長谷川が選出され北信越5県の総当たり戦を戦いました。残念ながら2勝2敗の3位で本国体への出場を逃しましたが、多くの皆様の応援に支えられ、全力で戦いきることができました。また、その次の週に行われた競技者育成プログラムStep-3においても、この3人が推薦されて参加し、高澤と高橋は見事にStep-4へ推薦されました。

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 非常に技術の高い1年生がいる中で、2年生たちの行動にも変化が見えてきました。自覚が芽生え、行動にメリハリをつけようと1年生たちに積極的に声をかける様子が見られました。技術がどうこうではなく、たった2年半の高校での部活動においては、上級生の自覚と責任がチームの行く末を決めます。新キャプテンの小坂井は誰よりも声を出し、個々に声をかけ、ダメなものはダメと強く指導しています。その強い姿勢がチームに少しずつ浸透してきました。

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 地区大会に向けて、チームにはスケールの大きいテニスを目指そうと話してきました。今ある技術で戦うのではなく、「できるようになりたいこと」を貫いて戦おうと伝えてきました。内容を一つ一つ見れば、まだまだ荒々しいテニスでインターハイを戦い抜くにはほど遠いのが現状です。実際の大会で戦ってみて、課題もたくさんみつかりました。しかし、多くの選手が上位入賞を果たし、県新人へ進めることでチームとして次のステップに進むことができたことは、とても明るい材料だと思います。

 次なる戦いは10月21,22日。もっともっと強くなって、この日を迎えたいと思います。これからも、チーム北越をよろしくお願いいたします。

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2023年9月 5日 (火)

HOKUETSU Spirits 2023 ~挑 越~ 

夢は来年へ

高澤・高橋ペア 3回戦進出!

団体 1回戦突破!

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7月23日。

 「全員主役で勝ちに行く」のスローガンのもと、1年間全力で戦ってきたチームの最後の戦いが始まりました。

 この日の個人戦に出場した高澤颯・高橋憐依ペアは初戦となる2回戦で青森代表の八戸工大一高のペアを持ち前の攻撃力で圧倒。G4-0で次戦を待ちます。続く3回戦の相手は奈良県代表の高田商業高校のペアでした。高田商業といえば、言わずと知れた超強豪校。全力でチャレンジしました。

 鍵となったのは第3ゲーム。長いゲームになりましたが雨の中、相手の強引な攻撃が不規則な軌道を描き、ボレーミスを犯してしまいました。このゲームを取りきれなかったことで相手に流れがいってしまったように感じます。G2-4。とても悔しい敗戦でした。とは言え、この戦いは北越にとって未来に向けた「光」が差したように感じます。強豪校とだって戦える。俺たちは弱くない。十分にそう思える戦いでした。

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 翌日はチームで最後の練習を行いました。最後の戦いに向けて気持ちを込めた練習を行いました。

そして25日。いよいよインターハイ団体戦です。

 小雨の中始まった一回戦。相手は山梨県代表甲府南高校。個人戦で2ペアがインターハイに出場し、エースはベスト64に進出したチームです。

 第一対戦は高澤・長谷川ペア。序盤は高澤のプレーの精度が高く、長谷川のネットプレーで着実にポイントを重ねていきリードを広げていきます。しかしG3-1からの第4ゲームで守りに入ってしまい、相手の勢いに少しずつ飲まれていってしまいました。凡ミスと無茶なプレーが続き、失点を重ねてしまいました。G3-3、ファイナルゲームに入ります。ここでも流れに乗りきれず苦しいゲームになりましたが、2人は耐えました。勝負所で積極的かつ安定したプレーで流れを引き寄せると、最後は相手が耐えきれずにゲームセット。チームを引っ張ってきた3年長谷川の気迫で1勝をもぎ取ります。

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 第2対戦は松沢・中濱ペア。2人にとって最初で最後のインターハイ。相手はエースで、序盤から劣勢を強いられます。松沢・中濱は徹底して攻撃していき得点はとれるのですが、相手の攻撃も止められず、失点が増えてしまいます。G1-3。ベンチは3番勝負を覚悟しましたが、ここからが2人の本当の戦いでした。どんなに苦しい展開でも松沢は相手から逃げずにラケットを振り切り、中濱は攻めの姿勢を崩しません。ミスが出ても、一層攻める気持ちを高めていきました。ついにファイナルゲーム。ここでも最後まで2人は素晴らしい戦いをしてくれました。インターハイベスト64を相手に堂々の勝利!2回戦進出をここで決めました。

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 第3対戦は高橋・小坂井ペア。この試合は未来を勝ち取った北越の2人が相手を圧倒して勝利しました。

 二回戦は宮崎県代表都城商業高校。春の全国選抜でベスト8入賞を果たした強豪校です。実力には差がありました。北越は本当にみんなが全力で戦ってくれましたが、まだその差を埋めるには至りませんでした。「インターハイベスト8」を目指して1年間歩んできたチームでしたが、残念ながら届きませんでした。

 昨年の愛媛インターハイから1年。キャプテン谷澤がチームを支え、エース長谷川が引っ張り、石川、大杉、中濱、松沢がまとめてきました。マネージャー倉田もチームにとって大きな戦力でした。入学直後の県総体では準決勝で敗退、冬のインドアでは県優勝を果たすも、次の県総体ではまたもや準決勝で涙をのみます。さらに冬は県ベスト8で敗退という屈辱も味わいました。何度も何度も悔し涙を流しました。何度もぶつかってきました。

 最後の最後にたどり着いたインターハイ。ここでも3年生たちがチームを引っ張りました。チームを支えました。チームをまとめてくれました。ときに厳しく、ときに優しく、そしてテニスを楽しんでくれました。素晴らしいチームでした。ありがとう。

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 夏はひとつの区切りがつく季節ですが、すぐに次のスタートがやってきます。来年のインターハイは長崎県長崎市。新たなシーズンのスローガンは『挑越』になりました。来年のインターハイへの挑戦、今年越えられなかった壁を越えるために、このスローガンになりました。今年の悔しさは来年必ず晴らします。

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 日頃、私たちの活動に対して本当に多くの応援をいただき、まことにありがとうございます。観てくれる、応援してくれる方々に、楽しんでいただけるようなテニスを目指して頑張って参ります。ぜひ、これからも北越高校男子ソフトテニス部にアツい応援をお願いいたします!大会などの際にはぜひ会場まで足をお運びください。お待ちしております。