DREAM FACTORY 2017 初冬(号外)
今年もまた 力強く
全国の空へ 巣立ち
新キャプテン前山 宮崎STEP4で2つのメダル!
週末に嬉しい知らせが南国から舞い込んできました。
宮崎市で開かれていた競技者育成プログラムSTEP4(次年度全日本代表最終選考合宿)、その中で行われた第12回ジュニアジャパンカップにおいて、新キャプテン前山愛がU-17シングルスで3位、ダブルスで2位に入賞し、二つのメダルを獲得しました。(宮崎県ソフトテニス連盟のHPに結果が載っています http://www.cmp-lab.net/users/MST/step4-2017/)これは新潟県としてはもちろん初の快挙ですし、一握りのトップ選手だけが達成できる高みに前山も近づいてきた、その大きな飛躍をうれしく思います。
今回、何よりも前山が変わったなと実感したのは、シングルスで3位になった後、宮崎から連絡をくれたのですが、嬉しさよりも悔しさを伝え、そしてこれまでにない謙虚さがあふれていたからです。
彼女が喜びとして伝えてきたことは、北越での練習の成果がしっかりと出せたこと、それに対しての感謝の気持ちでした。
前山は才能豊かな選手です。ですがこれまでは精神的に幼くて、エースと凡ミスを交互に繰り返すようなテニスから脱却できませんでした。とても全国のトーナメントを勝ち切れる「強さ」をコート上で表現できる選手ではなかったのです。
ただ、「変態」の兆しはありました。
まず、国体でシングルスを任せられ、いつも勝負のかかる第2対戦で、しかも勝ち負けのすべてを自分一人で背負わねばならないタフな戦いを続ける中で、彼女の中の子供がアスリートへと変貌していったこと。シングルスを本格的に初めて国体までの短期間で全国のトップ選手と互角で戦えるようになった背景には、渡辺コーチがつきっきりで彼女のフィジカルとフットワークを鍛え上げていった、そして前山が信じてついていったことが最大の要因だと思います。(DREAM FACTORY 2017秋 愛媛国体を参照 特に最後にコーチと二人でランを繰り返す写真にその信頼の一端が伺えます)
二つ目は、国体が終わって、もう逃げも隠れもできないキャプテンとして新チームに責任を持たなければならなくなった。けれども先に紹介した通り、今、新チームは泥沼の中をもがいている。問題が続出する。チームがまとまらない。キャプテンとしてもつらい時期です。キャプテン自身も準備不足、指示の不徹底などでチームが軌道に乗れません。でも前山は誠実に自分の甘さ、弱さと向き合おうとし始めていました。「反省」と「向き合う」ことの違いをよく考えなさい、僕からも何度も言われていました。最近の前山は時々とても悔しそうな顔をするようになっていました。
そんな中での「飛躍」のニュースでした。
でも、本当の戦いはこれからです。
これで「蝶」になったなどと勘違いしないように。
まだまだだよね。
まだまだ。
まだまだ…
チームもまだまだ。
おまえもまだまだ。
監督もまだまだ。
だから、頑張ろう!
今日も、これまでと変わらず、確かな一歩を進めよう!
このSTEP4には、北信越代表としてU=17に水澤、U=20に鈴木、保科も参加しました。
水澤はダブルスで予選突破してベスト8。
U-20は実業団選手も入ってくるナショナルチーム予備軍で勝ち上がるのが格段に難しくなるカテゴリーですが、鈴木がシングルスで予選を突破してベスト8。保科はダブルスで予選を抜けてベスト8。
全員が高いレベルに臆することなく立ち向かい、新たな課題を携えて帰ってきました。
アスリートとして、日本を代表する選手になれるよう、これからも日々「見ている人に感動を与えられる選手」を目指して努力を積み重ねていきましょう。
全国の空へ 巣立ち
新キャプテン前山 宮崎STEP4で2つのメダル!
週末に嬉しい知らせが南国から舞い込んできました。
宮崎市で開かれていた競技者育成プログラムSTEP4(次年度全日本代表最終選考合宿)、その中で行われた第12回ジュニアジャパンカップにおいて、新キャプテン前山愛がU-17シングルスで3位、ダブルスで2位に入賞し、二つのメダルを獲得しました。(宮崎県ソフトテニス連盟のHPに結果が載っています http://www.cmp-lab.net/users/MST/step4-2017/)これは新潟県としてはもちろん初の快挙ですし、一握りのトップ選手だけが達成できる高みに前山も近づいてきた、その大きな飛躍をうれしく思います。
今回、何よりも前山が変わったなと実感したのは、シングルスで3位になった後、宮崎から連絡をくれたのですが、嬉しさよりも悔しさを伝え、そしてこれまでにない謙虚さがあふれていたからです。
彼女が喜びとして伝えてきたことは、北越での練習の成果がしっかりと出せたこと、それに対しての感謝の気持ちでした。
前山は才能豊かな選手です。ですがこれまでは精神的に幼くて、エースと凡ミスを交互に繰り返すようなテニスから脱却できませんでした。とても全国のトーナメントを勝ち切れる「強さ」をコート上で表現できる選手ではなかったのです。
ただ、「変態」の兆しはありました。
まず、国体でシングルスを任せられ、いつも勝負のかかる第2対戦で、しかも勝ち負けのすべてを自分一人で背負わねばならないタフな戦いを続ける中で、彼女の中の子供がアスリートへと変貌していったこと。シングルスを本格的に初めて国体までの短期間で全国のトップ選手と互角で戦えるようになった背景には、渡辺コーチがつきっきりで彼女のフィジカルとフットワークを鍛え上げていった、そして前山が信じてついていったことが最大の要因だと思います。(DREAM FACTORY 2017秋 愛媛国体を参照 特に最後にコーチと二人でランを繰り返す写真にその信頼の一端が伺えます)
二つ目は、国体が終わって、もう逃げも隠れもできないキャプテンとして新チームに責任を持たなければならなくなった。けれども先に紹介した通り、今、新チームは泥沼の中をもがいている。問題が続出する。チームがまとまらない。キャプテンとしてもつらい時期です。キャプテン自身も準備不足、指示の不徹底などでチームが軌道に乗れません。でも前山は誠実に自分の甘さ、弱さと向き合おうとし始めていました。「反省」と「向き合う」ことの違いをよく考えなさい、僕からも何度も言われていました。最近の前山は時々とても悔しそうな顔をするようになっていました。
そんな中での「飛躍」のニュースでした。
でも、本当の戦いはこれからです。
これで「蝶」になったなどと勘違いしないように。
まだまだだよね。
まだまだ。
まだまだ…
チームもまだまだ。
おまえもまだまだ。
監督もまだまだ。
だから、頑張ろう!
今日も、これまでと変わらず、確かな一歩を進めよう!
このSTEP4には、北信越代表としてU=17に水澤、U=20に鈴木、保科も参加しました。
水澤はダブルスで予選突破してベスト8。
U-20は実業団選手も入ってくるナショナルチーム予備軍で勝ち上がるのが格段に難しくなるカテゴリーですが、鈴木がシングルスで予選を突破してベスト8。保科はダブルスで予選を抜けてベスト8。
全員が高いレベルに臆することなく立ち向かい、新たな課題を携えて帰ってきました。
アスリートとして、日本を代表する選手になれるよう、これからも日々「見ている人に感動を与えられる選手」を目指して努力を積み重ねていきましょう。