Dream Factory 2020 希望の春(応援メッセージ⑤)
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いつ、いかなる時も、太陽でいること
今回の応援メッセージは、平成25年卒業の小林すみれさんと山本千紘さんです。
二人は、僕が北越に来た平成22年に北越高校に入学しました。実は他の公立高校志望だったのを、一緒に北越で日本一を狙えるチームを作ろう!という呼びかけに応じてくれたのです。今考えてみても、よく決心してくれたと思います。「信じる」だけが北越入学の根拠ですから。
その3年目、新潟インターハイの団体はあと2ポイントでベスト8というところから逆転され、夢は叶いませんでしたが、ペアとしてハイスクールジャパンカップでダブルス3位に入賞し、北越初の全国入賞を果たしました。
まずは、小林すみれさん。
すみれさんは、実業団の太平洋工業のキャプテンを務めています。2年前に引退を決意したのですが、その年に日本リーグから実業団リーグへ(サッカーで言えばJ1からJ2へ)降格してしまいました。普通はそれでも「残念だった」と言って引退するのですが、すみれさんは決意します。ここでやめたら無責任すぎる…引退を撤回して、あと2年、キャプテンとしてこのチームを日本リーグで戦えるチームにしたい、と。
凄いことだと思います。一旦引退を決意した人間が、責任感から「あと1年」ではなくさらに「あと2年」現役アスリートを続けるということは…。
その決意を送ってくれた、すみれさんの長いメールを僕は大切に保存してあります。
今読み返してみても、熱いものがこみあげてくる、覚悟と責任感にあふれた言葉です。人間の深い尊厳を感じずにはいられません。
みんなにも是非読んでほしいので、全文載せたいと思います。
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もうご存知かと思いますが、入替戦、負けてしまって実業団リーグ
いろいろ考えることがあって、ご連絡遅くなってしまいました。
結論、負けてよかったなと今は思っています。
たぶん、今のチームの状況で日本リーグに残留しちゃいけなかった
勝負の厳しさというか、経験も責任もあまり感じたことがないから、
誰もチームのことを考えられない。見ていない。他人に興味がなく
だから、今回実業団リーグに降格して良かったなって。結局残留してたら、みんなの気持ちは何も変わらずにいたと思います。中途半端やりながら日本リーグで戦う、何の進歩もありません。
今回の負けを、ち
今回の入替戦での負けから、やっと、変わりたいって思ってくれる子が出てくれた
キャプテンとしてのこの一年は、なかなか想いが伝わらず、勝ちにも繋がらず、次から次へと問題ば
それと、「今年で最後の年にします。」と年始の初打ちの時に宣言しましたが、202
日本リーグに昇格して終わるんじゃなくて、それだけじゃ、なんか
自分の力で、自分でこのチームを引っ張りあげて、昔の大嫌いだっ
今年入ってくる神戸松蔭大の2人は学生トップのペアです。塚川、地
全てが上手く出来てるなぁって思います。
今回の負けも、今年から厳しい戦いでも食らいついていきそうな新戦力も…。
心新たに、また何度も挑戦
私のソフトテニス人生もラストスパートです。絶対に後悔のないよ
私は、気持ちが吹っ切れて、すごく前向きです!
自分でも怖いくらいのポジティブです。
2019年、再スタートしてまだまだ頑張ります。
ふとした時にドリームファクトリー見てます。
わたしも、この頃があったから今の自分がいるなぁって、どこか懐
長々とすみません。
まだまだたくさんいろいろあるのですが、とにかくがんばります。
後輩にも負けてられません!!
報告が遅くなりすみません。
おやすみなさい。
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この決意が2年前、そして1年目の終わりに、太平洋工業は入れ替え戦のリーグを全勝で勝ち抜き、念願の日本リーグ復帰を果たしました。
さあ、いよいよ日本リーグの戦いだ、という年が今年なのです。
日本リーグは冬ですが、果たして感染は収まっているのか、次々とスポーツ大会が中止になる中、すみれさんも複雑な思いで日々を過ごしているはずです。
その小林すみれさんからのメッセージです。
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こんにちは。
小林すみれです。
千紘から連絡もらいました。感じたこと、言葉にしたいと思いま
まず、インターハイが中止になったと聞いて、1番に感じたことは
もちろん、できるような状態じゃないことは分かっていたし、難し
だけど、今の高校3年生は、それが現実になってしまったわけで…DREAM FACTORY を見て、この子たちは本当に強くてかっこ良くて素敵だなって思い
目標がなくなってもやるべきことを見失わず、後輩の子の面倒を見
語彙力がないので、すごいわぁ...しか表す言葉が見つからない
10歳も年上のはずなのに、心がじわーっとあったかくなって逆に
私もまだ現役で実業団でキャプテンをやらせてもらっています。
大人になると難しいことが増えてきます。みんな、それぞれの学校
私たちも今回のコロナウイルスの影響でテニスができなくなりまし
「今日から自粛」って仕事中に急に言われて、私が1番に考えたことは
2月に入れ替え戦で勝利して、日本
だから、自粛期間中に、毎日やること、定期的にやること、みんな
みんなが自分に負けずに毎日やり切れているかは、正直分かりませ
連絡取ったり、会社で会話をしても、
私がこのチームのためにできること、やるべきことは、いついかな
どんな時もみんなを明るく照らすこと。
進むべき道を照らすこと。
自分が生きているフィールド全てで太陽でいること。
集まってテニスができなくても、みんなの気持ちを前向きに、みん
先生、私ネガティブ人間だったんだけど、ポジティブ人間になれました。
そんな自分をつくってくれたのは、心の土台を作ってくれた北越、
2020年度が私のテニス人生最後の1年になります。もしこの先
実を言うと最近少し弱ってしまって、でももう一度こうやって強い気持
人生の主役は自分だし、自分を輝かすのも、自分だし、そのために
......とーっても長くなってしまいすみません。
なんか言葉は溢れてくるんですけど、いつもながらまとまらなくて
言葉の力ってすごいですよね。
だれかの力になりますように。
先生にいただいた言葉や、高校生時代の経験は今の自分が太陽でいるための源泉です。
先生も、お体に気をつけてくださいね🥺
ともえ先生にもよろしくお伝えください。
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山本千紘さんからもメッセージが届いています。
千紘さんは、実業団を退社してから新潟に戻ってきて、今は地元の巻ジュニアのコーチを務めています。千紘さんは、いつも笑顔。どんな時も笑顔。顔の筋肉は笑うためだけにしか使ったことがないのではないか、とさえ思える人です。テニスをするのも教えるのも楽しくて仕方ないという感じです。実際はいろいろ悩みもあるのでしょうが、そう思わせないのが千紘さんのすばらしさだと思います。全国小学生大会も開催が危ぶまれ、頑張ってきた子供たちのことを心配する日々だそうです。
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先生、こんにちは。
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