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2019年10月18日 (金)

最後の大会

いよいよ春高予選前日となりました。
今回は3年生マネージャー一同の北越男子バレー部への思いを書かせていただきたいと思います。

私達3年生マネージャーは入部当初4人入部していました。しかし、様々な理由で大事なマネージャーが1人辞めてしまい、それから約2年半辛いことも苦しいことも3人で乗り越えてきました。
私たちは会計を始めとする、校内合宿時の布団、お昼の手配、夜食作り、事務などこの部活に入部していなければ体験できなかった仕事も任せて頂き、多くのこと学びました。目上の方への接し方や、ブログを書くことを任せていただいたことで、文章の書き方も学び、1人の人として成長することが出来ました。
私たちの代は先輩方に比べマネージャーも選手の数も多く、ほとんど辞めることなく全員で力を合わせてやって来ました。
マネージャー同士で衝突することも多く、その度自分達で話し合って絆を深めていきました。先輩の話を聞いて、自分達はこれ以上仲間が減ることなく最後の大会を迎えようと、先輩のようなマネージャーになろうと日々努力を重ねてきました。
3人でやっと1人前と言えるかどうかという、未熟で頼りなく、顧問の先生にご指摘を受けることも多い自分達は先輩方のようなマネージャーになれるのだろうかと心配と焦りを感じることもありました。しかし、選手とコミュニケーションを取っていく中でもっと一緒に、近くでみんなが成長していく姿を見ていたいと強く思うようになりました。選手のみんなは真っ直ぐに練習していて、その姿を見て何度も勇気づけられました。選手達はみんな仲間意識が強く、力強い人達ばかりです。
こんな素敵な選手に恵まれて、北越高校男バレー部に入部できてよかったと、マネージャー一同強く感じています。

明日はとうとう引退するかが決まる大事な大会です。今年は昨年と違って3年生が主体のチームです。私たちの代は仲がいい事が長所で、先輩にもその仲の良さが強みだと言われていました。そして、部活問わず仲良くしていました。しかし、仲がいいと言ってもコート中では些細なことでイライラしたりして、雰囲気が悪くなることも多く、試合中上手く連携が取れないで勝てるはずの相手に負けてしまうこともありました。
今の3年生は昨年はベンチにいる選手が多かったので目の前で何も出来ず、全国への道を閉ざされた先輩の姿を見ていたので当時の悔しい気持ちを思い出して、先輩たちの分まで勝ち進んで、全国へ行って欲しいです。
「次」のことばかり考えてしまい目の前のことから目を逸らしてしまうこともあるチームですが、今回の大会が泣いても笑っても最後。もう「次」はありません。
そんな中で選手たちはどんなプレーをするのか。今までの練習の集大成のようなプレーが落ち着いて出来るように、全国へ行けるように、と願いを込めてお守りを作りました。
1、2年生の脳裏に焼き付くほどに眩しく輝いている姿を見れることを私達も強く期待しています。
試合に出るメンバーは保護者の方をはじめとする、先輩、顧問の先生、私達マネージャーなど多くの人からの想いを背負って試合に臨まなければなりません。「勝ちたい」と思っているのは自分だけではありません。それは心強くもあり、同時にプレッシャーにもなります。緊張も今までの大会の比ではないと思います。しかし、それらに打ち勝てるだけの経験を今まで積んできました。技術的にも精神的にも成長してきました。そんな今までの努力が無駄にならないようなプレーをしてください。胸を張ってベストを尽くせた、と言えるプレーをしてください。ベンチやギャラリーにいる私達も全力で応援します。
私達マネージャーは自力では勝利を掴めません。勝ってくれることを願うことしか出来ません。どうか私達を全国へ連れて行ってください。

今までのどの試合よりも北越らしいプレーで勝ち進み、最後の1点まで諦めず追いかけて全国への切符を手に入れます。

ここまで指導してくださった先生方、応援してくださった保護者の方々への感謝の気持ちも込めてみんなで一丸となって試合へ挑みましょう。応援のほどよろしくお願いします。