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2019年8月16日 (金)

HOKUETSU Spirits 2019 ~次の壁~

チーム北越、1回戦突破!

2回戦はシードを相手に壁を感じる・・・。

 

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 令和最初のインターハイが幕を閉じました。「日本一」を目標に掲げ、1年間挫折を乗り越えてきたチームは2回戦で終着駅を迎えました。

 昨年の三重インターハイが終わり、新チームの発足と同時に、「負けて終わる目標じゃなく、最後に勝つ目標を立てたい」と当時の2年生たちは私に伝えました。ならば並々ならぬ努力が必要だと彼らと話し合いました。小さなことから現状を見直し、「なんとなく」やることを排除しました。徹底して自己に厳しく向き合うことを求めました。

 それが県内大会では結果として表れました。秋季地区大会、県新人大会、県インドア大会の全てでベスト4を独占することができました。選抜県予選でも苦しみながら優勝し、北信越選抜に出場しました。

 しかし、冬の北信越では大きな壁にぶち当たりました。団体戦では全敗、個人戦でも1ペアはベスト8に入っただけで、『まったく戦えない』チームでした。

このままではダメになる、と思いました。『大きな変化』が必要だと感じました。そこで、当時1年生の八木澤にチームのキャプテンを任せることにしました。完全に『賭け』でした。

春を迎え、新1年生の加入とともにチームは上昇気流に乗りました。HJS予選、春季地区大会、県総体でも上位独占を果たし、冬にまったく戦えなかった北信越でもベスト4、ベスト8、ベスト16と上位に食い込むことができました。チームが育ってきた、と実感しました。

 

7月28日、インターハイ団体戦。私たちはこの日のために1年間、もがいてきました。何度も壁にぶち当たりました。楽しいことよりも、苦しいことの方が何倍もありました。

どんなときも彼らは一緒でした。一緒に悩みました。一緒に苦しみました。そして、一緒に笑いました。

全国的にみて、新潟県は非常に弱小な県です。北越の選手たちに中学時代全国で活躍した選手はいません。全中出場者は0です。過去7年間、新潟代表は1回戦を突破したことがありませんでした。

一回戦の相手は長崎代表の島原高校。1-1で3番に回ってきました。前キャプテンの松尾が、3年生の意地を見せてくれました。何度も苦しい場面は訪れましたが、最後までコートを駆け回り、全力でラケットを振り切りました。パートナーの安中も、強気なプレーを崩しませんでした。受けることなく、挑み続けて4-2で勝利。新潟県勢として8年ぶりに一回戦を勝利しました。

二回戦の相手は山形代表の羽黒高校。昨年の準優勝校で第3シード。優勝候補の一角です。この戦いは、全国の壁を感じました。中学時代より全国のトップクラスの選手が数多く在籍するチームで、プレーの精度、攻撃の多彩さ、落ち着き、どれをとっても北越より一枚も二枚も上手でした。選手たちは歯を食いしばり最後まで戦いましたが、各ゲームで「あと1点」をとらせてくれませんでした。

 

 日本一を取ることはできなかった。去年の秋から新チームが発足して「日本一」を目指して本気で取り組んできた。県内を占めることを達成して、北信越でボロ負け、北信越で勝つことを目標にして、勝てるようにもなってきて、インターハイでは個人はうまく勝てず、団体も負けてしまったけど、一昨年を越えられた。自分達の代になって少しずつ北越というチームが全国大会で活躍するステップを上がれていることに貢献できたことは、とても誇りに思います。

 3年間チーム北越で過ごしてきたことは、苦しいことも楽しいこともあった。試合でこうした方がよかったという後悔はもちろんあるけど、取り組んできたことに対する後悔は何一つなく終えることができた。それだけ自分は妥協せずに誰よりもテニスに対して真剣に取り組んできたという自信があった。だから全国に出て負けて終わったときに「悔しさ」も感じることができた。成長を少しは感じられた。

 これまで一緒に戦ってくれた3年生のみんなや1,2年生、支えてくださった先生方や保護者の方には感謝の思いでいっぱいです。結果で恩を返せなかった分、新チームにはたくさん伝えて自分らの分までこれから戦っていって欲しいです。(石塚舜)

 

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 このチームでの最後の戦いの日となった。2回戦で羽黒に勝てず、目標日本一には届かなかった。この壁を越えるには甘かったなと思う。だから次の代ではリベンジして欲しいと思う。インハイに出た2年生3人を中心に全国で戦えるようにレベルを上げていって欲しい。チームは新しくなるが「報恩謝徳」を忘れず、誰のためにやるのかを大事にして、上を目指してほしいと思う。

 最後にああいう試合をしてしまって申し訳がないし、悲しく終わるのも嫌だから、本当にリベンジしてほしい。この結果を越えていってほしい。

 2年半の間につらいとき、きついときは山ほどあった。新チームになってからの1年間は本当にいろいろなことがあった。キャプテンになり、まったく上手くやれず、怒られることも多かった。県インドアでも負け、正直どうしたらいいかわからなくなったりしていた。それ以外でも2年半の間で1回戦負けや技術もついていかずだめだめだったときがいっぱいあって苦しんだ。人間としても甘くてまったく上手くいかなくて、番手も下のほうにいったり悩んだりした。でもそこから少しずつ、いろいろな面で成長してこれたと思う。怒られたり、苦しんだときに逃げずにやれて最後の県で優勝することができたり、団体で少し貢献出来たと思う。きついときがあったからこそ自分でどうするか考えて、行動していけた。例えば他の人に意味ないと言われながらもアリーナで走ったり、自分なりに追い込んでいけたから自信をもって戦えたのかもしれない。

 乗り越えて強くなる、というのを少しはやれたのではないかと感じる。安中とペアでやってきたけど、1回変わったりしたのも力がないなと感じたし、実は地区で負けたとき、ペアを新部にしてもらおうとも思った。でも先生はそのままいったし、3番で使うと言ったから、自分がペアどうこうじゃなくて強くなろうと思って、県を松尾・安中で勝ちにいこうと決めて挑んだ。安中もピンチですごく助けてくれて、息を合わせたプレーができた。正直チャンピオンになれると思っていなかったから、信じてペアで戦っていけて本当に良かったと思った。先生に本当に感謝したい。

 申し訳ないほど迷惑をかけるようなことをしてきて、最後も情けない試合をしたり、がっかりさせてしまったと思う。それでも同じことを言ってくださって良くしようと見捨てずに教えてくださった寺尾先生がいなかったら、今頃もっとダメ人間で、勝ててもいなかったと思う。全国のベンチに座らせるだけでなく、目標の日本一の監督にさせられなくて申し訳ない。自分がもっとしっかりしていれば。中3のときにスカウトしてもらって、今まで育ててくださりありがとうございました。

 このチームはいろいろな人がいるけれど、1人1人がだんだんチームのことを考えていくようになり、苦しさを越えるたびに強くなっていけたと思う。本当にみんなに感謝したい。3年生と一緒に多くの時間を過ごして、つらいことを乗り越えて、多くのことを学ぶことができた。1人では無理だ。誰が欠けてもダメだった。マネージャーにもかなりわがわがままな要望をしたりした、チームのため、選手のために動いてくれた。このチームで戦えてよかった。1,2年生は来年のインターハイ、選抜で「北越」の名前を轟かせてほしい。自分たち以上につきつめて戦ってほしい。

 北越でテニスができて本当によかった。それには親や支えてくれる人たちがいなかったら出来なかった。本当にいろいろなサポートをしてくれて、勝ったときには喜んでくれて、報いられるようにやってきてよかったと思えた。支えがあってテニスが出来ていたということを忘れずにいきたい。

 本当にいろいろな人に助けてもらって今までテニスがやれてきたんだな、と思う。目標に届かなかったから悔いがないわけじゃないけど、やりきれた感はある。まったく頑張れなかったわけではないと思う。北越高校男子ソフトテニス部の歴史の中の1人として誇りに思い、この経験をこれからに生かしていきたい。やりたいことに向かい、ここで学んだことを忘れず努力していきたい。後悔が残らないように目標に向かい全力で生きる。

 チーム北越、楽しいこともつらいこともあったけれど、本当に本当にありがとうございました。一生残る良い2年半でした。お世話になりました。(松尾剛瑠)

 

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 今日で引退となった。この3年間で1人のテニスプレーヤーとして、そして1人の人間として少しは成長できたと思う。ほんの少し前までは県外勢とまったく戦うことができなかったが最後まで寺尾先生が自分と向き合ってくれたおかげで、まず北信越個人でベスト8に入ることができた。インターハイという舞台で三重高という全国の常連校とも競った勝負ができた。

 近年の新潟の結果から言えば1つ壁を越えたわけだけど、まだまだ全国の壁は高かった。これを1,2年生には来年のインターハイで越えてほしい。そのためにも今回インターハイに出た3人は、この経験をチームに還元してほしい。2年生たちは泣いていたけど、これを来年は笑ってほしいと思う。これがきっかけになってくれればいいと思う。変わるきっかけはどこにでもある。あとはそれを掴むがどうかだ。

 寺尾先生、3年間ありがとうございました。中3のときから見てもらって今までやってきて、何言ってんだろうと思うこともありましたが、今になってわかってきた気がします。いつも自分たちを勝たせようとしているからだと理解しています。

 これからまた、次の進路に向けて取り組んでいきますが、このチーム北越で培ってきた約3年の経験を生かして、最後まで諦めずに取り組んでいきたいと思います。

 3年間、本当にありがとうございました。(岡崎丈竜)

 

 今日はこのチーム最後の団体戦だった。まずは打倒羽黒という目標でやってきて、結果は惨敗だったけどチームで最後まで戦いきることができた。自分はサポートとして支える立場で戦っていて苦しい場面がいくつもあったけど自分たちが雰囲気を悪くしないように積極的に声かけをして最後の1ポイントまで諦めず力を与えることができた。日本一という目標でやってきて、辛いことや苦しいことはたくさんあって、冬の北信越では実力の差をまじまじと見せつけられて、それでも目標をぶらさずにここまでやってくることができた。自分はケガをして半年以上チームを離れていてみんなには迷惑や心配をたくさんかけてしまって、チームに戻るのを、ものすごくためらった。それでもチームのみんなは何もなかったかのように自分を迎え入れてくれてすごい助かったし、ケガのリハビリも頑張ることができた。舜は自分にものすごく声をかけてくれて、ゆっくりでいいからチームに戻ってこいよって言ってくれてすごい助かった。サポートしかできなかったけど最後までやってきて本当によかった。この北越にきて3年間やってきたことは決して無駄ではなかったと心から思えるし、人間的にも成長できたと思う。目標には届かなかったけど、それ以上にこのチームで学んだことは大きいし、自分にとって財産となるものばかりだった。来年のチームには自分たちが越えられなかった壁を越えて、さらに高い水準で戦っていけるようなチームになってほしい。

 3年間、ありがとうございました!(渡部友登)

 

 今日で宮崎インターハイが終わった。そして今日をもって引退することになった。このチームで今まで戦ってこれて本当によかった。チームが結成してから自分達はこの宮崎の地で日本一になるために頑張ってきた。結果は2回戦負けで目標を達成することはできなくて悔しい気持ちでいっぱいです。

 今日までの日々はすごく大変だった。

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 県内の大会は秋地区から常に追われる立場で、県内大会はすべてすごいプレッシャーの中での戦いできつかったけど、常に北越がトップを譲ることなく戦い切れたのは、本当に頑張れたと思う。

 次のチームもまた、このインターハイの地に来て日本一への挑戦をしてこの壁を越えてほしいです。そのためには県内の大会を勝たないとだけど、今まで同じように追われる立場に変わりはないけど、勝ちきってほしいと思います。

 最後に、ここにきて戦えたのは、本当に多くの人の支えがあったからだということに感謝したい。寺尾先生、山口先生には感謝してもしきれないです。本当に今までありがとうございました。

 そして両親にも、すごく支えてもらいました。どの大会にも応援にきてくれて、練習の送迎など、本当に自分のためにいろいろなことをしてくれました。これからは最後の国体で感謝を伝えられるように頑張ろうと思います。

 最高のチーム、ありがとう(大原琉誠)

 

 今日はインターハイ最終日だった。

 団体戦の結果は1回戦島原に勝って、2回戦で羽黒に完敗だった。食事のときに聞いたけど新潟県男子が1回戦を突破したのは8年ぶりらしい。小さな一歩だけど、着実に前には進んでいる。1,2年生にはまた来年を目指して頑張ってほしい。

 自分はこの3年間、いろんな思いをしてきた。辛い、楽しい、怒り、他にもたくさんある。3年生になってから勝てなくなってやめたいと思ったこともあった。それでも我慢してやり抜けたことは誇らしいし、自信になっている。この北越で学んだことはたくさんある。視野を広くみること、社会のマナーやモラル、コミュニケーションの取り方などいくつもあった。これからも忘れずに糧にしていく。最後に両親、保護者の方々、寺尾先生、相沢先生、小柳コーチ、中村トレーナー、応援、サポートをしてくれた方々、本当にありがとうございました。新チームとともに自分のこれからを前に向かって取り組んでいきたい。

 2年生、あと1年だぞ!1年生、もう主役だぞ!

 今までありがとうございました。(安中龍志)

 

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 今日は団体戦だった。1回戦敗退ではなかったけれど、次の試合でしっかり羽黒にぼこぼこにされた。負けが決まったときはすごく悔しくて、まだ終わりたくないという気持ちでいっぱいだったけれど、今になってみるととても充実した後悔のないテニス人生だったと思う。最後までみんなで戦うことが出来てよかったと思う。ケガとかも多かったけれど、インハイで戦うことができたのはいい経験となった。

 インターハイを通して自分が感じたことをこれから書きたいと思う。自分たちのチームは前衛力は低くないと思う。けれど後衛が他の全国で戦うことができるようなチームと比べると先にミスになってしまうように、見ていてすごく不安になる。舜が言っていたように、技術でメンタルを支えられるように、もっと練習からミスを減らさないといけないと思った。(五十嵐一彬)

 

 今日はついにみんなで目指した日本一をとる日だった。

 結果は2回戦で負けたけど、最後の最後にはみんなで笑って終わることができた。でも一彬が言っていたように、毎年お通夜みたいな雰囲気で終わりを迎えてしまう。今年はそうならないで終わるための第一歩は踏めたと思う。少しずつでもいいから結果を伸ばしていってほしい。これで自分は引退という形になったけど、これからもっとチームが成長できるように、自分に出来ることがあればしていきたい。

 自分自身、今まで少しは変われたと思う。ここでまた気が抜けてしまうと、北越男子ソフトテニス部が悪い評価を受けてしまう。そんなことは絶対に嫌だから、常に頭に置き、行動していきたい。

 自分は2年半を通して正直悔しい気持ちがある。何回も過ちを犯し、そのたびに先生、チームに迷惑をかけて自分の成長も止めていた。こんなダメな人間なのに、普通に接してくれる先生やチームには感謝の気持ちでいっぱいだ。

 この2年半で学んだことは絶対にこれからの人生に役に立つと思う。それをいかして生きていく。もうなくすことは出来ないけど、これから自分を変えて少しでも認めてもらえるようになりたい。

 本当に迷惑をかけてしまった両親には、これから報恩謝徳の心をもって接していく。親には感謝したい。

 迷惑をかけてばかりで、とても申し訳のなかった2年半だったけど、でも自分はこのチームがとても好きだった。一生忘れない。これからはそれぞれ違う道に行くけど、このチームのことを忘れずに生きる。

 本当にこのチームで良かった。途中で逃げ出さなくて良かった。今日改めて、このチームが好きだと思った。(佐藤智哉)

 

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 今日で北越としてのテニスが終わった。結果は初戦突破という今までの壁を越えられたけど、2回戦ではまったく歯が立たずに終わってしまった。また、新しい壁が出来たし、次の代でこの壁を越えて欲しいし、もっと本気で日本一に向き合ってほしいと思う。

 これまで全力でテニスができたのは、今まで支えてくれた先生方や紗良と優、そして一番近くで支えてくれた両親のおかげだ。いろいろな経験をさせてもらったし、感謝することの大切さを改めて感じることができた。

 自分達の代になって、最初は不安で、県インドアに出られなかったときは一番苦しかったし、団体メンバーとしても活躍したかった。その中でも、また新しい形でスタートして陽太とここまでこれた。インターハイを経験して力の差を感じたし、羽黒のときの試合で、もっと明確にわかった。これからは後衛陣の技術レベルをアップさせていったほうがいいと感じた。

 陽太にはたくさんの迷惑をかけてしまったし、たくさんの苦しい思いをさせてしまった。こんな自分勝手な自分に最後までペアを組んでくれたことを自分の中で誇りに思うし、これから先も自分に役立つと思う。本当にいままでありがとう。そしてこれから先、自分達が越えられなかった壁を越えて欲しい。

 本当にありがとう(穂苅匠)

 

 今日は団体戦だった。

 自分が入部して1年目で団体で連れてきてもらって、初戦敗退で悔しい思いをした。2年のときは県の決勝で負けてインハイには個人でしかいけなかった。

 3年になって、日本一を目指して団体、個人とも宮崎に連れてきてもらいました。先輩が引退して私たちが最高学年になって、涼翔さん(卒業生)に毎回頼っていたりした部分もあって、助けてもらってきて、だけど引退しちゃって、上手くいかないこととか、なんでこれができないの、ってイライラしたこともありました。けど、みんなといた時間は本当に楽しくて、毎日笑わなかった日がないくらい、すっごく楽しかったです。男テニのマネージャーになったときは、こんなにキツいと思わなかったし、こんなに黒くなるとも思わなかった。だけど、その分たくさんいろいろなことを経験させてもらって、たくさんのことを学べました。保護者のみなさんには本当に本当に助けられてばかりでした。保護者のみなさんがいなかったら、ここまでやってこれなかったのかなと思います。本当にありがとうございました。

 寺尾先生、私たちを1人の部員としてみてくれてありがとうございました。他の部のマネージャーにはできないことをたくさんさせてもらって、仕事もたくさんあって、けどすごく嬉しく?て、本当にこのチームでみんなと日本一を目指して頑張るんだなと思えました。2年半、マネージャーをさせていただき、本当にありがとうございました。

 3年生には本当に助けてもらうことばかりでした。まず紗良。紗良がいなかったら、ここまで絶対に続けていなかったし、こんなに楽しい思い出は出来なかったと思います。最初入ったとき、紗良のことは知らなくて、けど仲良くなって、本当に楽しかったし、2人で引退できて本当によかった。3年生のみんなは、すっごく面白くて頼りがいもあって、この代で本当によかったとここから思いました。ありがとう。

 1,2年生は、これから新チームが始まって、うまくいかないことがたくさんあると思うし、マネージャーがいなくなって、やらなければいけないことも増えると思う。2年生は1年生が少ないんだから、ちゃんと手伝ってあげてほしいです。 

 絶対来年も団体でインハイいってください!次こそ日本一!!

 今まで本当にありがとうございました。たくさんのことを学ばせてもらいました。すっごく楽しかったです。(中山優)

 

 インターハイが終わった。そしてこの日をもって私たちの引退が決まった。

 思い返すとこの日がくるのがあっという間だったなと思った。私はどうしてもこの北越男子テニス部のマネージャーになりたくて、中3の冬頃にやっと両親を説得することができた。本当に嬉しかった。そしてマネージャーとして入部することができた。でも入部した1年目は本当に辛かった。

 先輩にマネージャーがいなかったから、何をしたらいいのかわからなくて3年生には何回も怒られた。たくさん怒られて辞めたくもなった。でも達也さん(卒業生)たちじゃなかったらマネージャーとしてここまで成長できなかったと思う。

 2年生になって県総体団体で負けてしまった。涙が止まらなかった。涼翔さんたちの涙をみて悔しさでいっぱいになった。涼翔さんはチームのことをすごくよく見れていて、私たちマネージャーのこともたくさん助けてくれた。私にとって憧れの存在だった。私も涼翔さんのように人に優しく出来る人になろうと決めた。

 そして3年生になって初めて日本一を目標に決めた。これを決めたとき、正直厳しいだろうなと思った。でも地区大会、県総体、北信越と迎えて、だんだんと、もしかしたら日本一になれるんじゃないかと思った。結果としては日本一には程遠かったけど、インターハイでの1勝はとても感動した。

 保護者のみなさんにはたくさん助けてもらった。大会のたびに氷やご飯を用意してくれた。私たちマネージャーの話もたくさん聞いてくれた。だからこそ、たくさんお世話になった保護者のみなさんに結果で恩返しできなかったことがすごく悔しい。最後まで北越を支えてくれて、本当にありがとうございました。

 寺尾先生、私はマネージャーになってたくさん成長できたと思います。

 自分で目覚ましで起きるようになりました。お弁当を自分で洗うようになりました。ご飯を食べたあとの食器を自分で洗うようになりました。部活の服は自分で洗うようにしました。大人と話すのが苦手だったけど、毎朝会う近所のおじいちゃんに挨拶するようになりました。部活に入ってこんなに中身が変わるなんて思わなかった。こんなに変われたのは寺尾先生のおかげです。私をマネージャーとして入部させてくれてありがとうございました。

 優とはテニスコートで初めて出会って、お互い何も知らない同士だったけど、このとき出会ったのが優じゃなかったら、今日まで続けられなかったと思う。たくさん迷惑かけちゃったけど、宮崎まで一緒にこれて本当に嬉しかった。

 そして宮崎まで連れてきてくれた部員のみんな。みんなのコートに立つ姿、とても頼もしかった。キラキラしてた。この北越でマネージャーができたこと、とても誇りに思った。インターハイで優勝して、日本一のマネージャーになりたかったけど、みんなの中での日本一にはなれていたかな。そう思ってくれていたら嬉しいな。

 去年の県新人で、中村トレーナーが足をつった舜の治療をしていた。私は少しだけ、それのお手伝いをした。そのときをきっかけに私にも夢が出来た。私も中村さんのようになりたい、そう思った。こんな感情になったのは初めてだと思う。これからは一旦、ソフトテニスからは離れてしまうけど、またいつかソフトテニスに関わりたい。ソフトテニスをする人の支えとなる人に絶対になる。みんなが2年半諦めずに戦い抜いたように、私もこの夢を叶えるまで諦めない。

 私に夢を与えてくれてありがとうございました。この2年半の経験は絶対に、一生忘れません。来年こそ日本一です!

 最高の夏でした。ありがとうございました。(佐々木紗良)

 

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 日本一を目指して歩んだこの一年間。私自身がみんなに救われました。みんなのおかげで最高の1年を過ごすことができました。

 支えてくださり、助けてくださり、応援していただいたすべての皆様に心より御礼申し上げます。監督として、至らぬ点が多々ありましたことをお詫び申し上げます。

 

 次のチームのスローガンは『打ち破る』に決まりました。今年越えられなかった壁を来年は越えよう、先輩が作った歴史を越えていこうと、1,2年生はまた、新たな旅路へと進んでいます。これからもチーム北越は前進していきます。

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