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2019年5月

2019年5月27日 (月)

HOKUETSU Spirits 2019 ~Road to MIYAZAKI~

2年ぶりの団体制覇!

個人は上位を独占!!

 

第72回新潟県総合体育大会ソフトテニス競技(5月24日~26日、新潟市庭球場)

【団体】

1位 北越高校

2位 巻高校

3位 中越高校、長岡商業高校

【個人】

1位 松尾・安中ペア

2位 八木澤・石塚ペア

3位 大原・加藤ペア

5位 岡崎・五十嵐ペア

6位 佐藤・穂苅ペア   5ペアがインターハイ出場

 

 灼熱の戦いを、ついに制しました。連日30℃を超える暑さの中、県総体3日間をなんとか戦い切りました。

 初日の個人戦には10ペアがエントリーしました。ここでは3年生の意地をみることができました。

 まずは佐藤智哉。長身で能力の高い選手ですが、今までは勝負が懸かった場面で脆さをみせていました。いいところまでいくのに、あと一歩で敗退。そんな2年間を過ごしました。しかし、この県総体は違いました。1年生の松井と組んで出場した個人戦は、昨年度個人戦3位でインターハイに出場した選手に最後まで攻めきりファイナルで勝利。ベスト16に進出して北信越出場を叶えました。

 次は穂苅匠。抜群の運動能力を買ってスカウトした選手ですが、戦うことが非常に下手で能力を生かすことができていませんでした。地区大会ではまさかの敗退で自力での県総体出場を逃し、学校枠での出場となってしまいました。そんな中で迎えた県総体は、ペアを組んだ2年生の佐藤陽太とともに、アグレッシブに戦いました。柏崎高校のエースペアを破る金星をあげる活躍でベスト8進出。準々決勝では同校対決にファイナルで敗退し、2日目の順位決定リーグに臨むこととなりました。

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 そして岡崎・五十嵐ペア。昨年五十嵐は個人戦7位でインターハイを逃していました。あと一歩で逃したインターハイでしたので、今年に懸ける思いは誰よりも強かったかもしれません。ベスト8決めでは巻高校の1年生ペアに0-3からの大逆転。この試合は4G目からの五十嵐の攻撃がすべてでした。思いを込めた戦いで岡崎を立ち直らせ、最後は岡崎のダイナミックなプレーで劇的な勝利を飾りました。続く産大附属のエースとの準々決勝もファイナルにもつれましたが、ここでは一歩及ばずベスト8。翌日の決定リーグ行きとなりました。

 決定リーグには北越高校の佐藤・穂苅、岡崎・五十嵐、高松・新部と柏崎常盤のエースペアが入りました。1年生ペアである高松・新部は惜しいところまでいきましたが、3戦をすべてファイナルで落として第8位。対して岡崎・五十嵐は終始攻め続けるテニスをみせて全勝で第5位。最終戦は魂で攻め続ける穂苅匠と、それが乗り移ったようにラケットを振り切る佐藤陽太が柏崎常盤を追い詰め、最後は穂苅の渾身のスマッシュでゲームセット。まさかの学校枠からのインターハイ出場という結果を手にしました。

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 準決勝は大原・加藤―松尾・安中と八木澤・石塚―佐藤・平沢(産大附属)。大原・加藤と松尾・安中の準決勝は終始松尾・安中のペースで試合が進み4-2。大原・加藤にとっては県内4冠を逃す結果となりましたが、それよりも松尾・安中の出来のよさを褒めるべきでしょう。もうひとつ、八木澤・石塚と佐藤・平沢の試合はもつれながらの戦いとなりましたが、ファイナルで八木澤・石塚が勝利し、同校決勝を実現することができました。

 決勝でも松尾・安中が終始リードしG3-1、P3-1となりました。しかし、ここで逃げなかった八木澤・石塚が何度もあったマッチポイントをしのぎ、ファイナルに持ち込みます。一進一退の攻防が続きましたが、最後の最後までミスの少なかった松尾・安中が締めてゲームセット。この県総体で初のタイトルを奪取しました。

 

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5月25日 県総体2日目

 

 今日は県総体2日目だった。ついにタイトルをとれた。すごくうれしい。今まで3位とかばかりだったが、今回はしっかり勝ち切れていろいろな面を強化したり考えたりしてきたのが出せた。でも内容としては、あまり満足していない。弱い部分が出てG3-0、G3-1からまくられた。勝ちを意識してしまうからだ。そこから選択も悪くなってずるずるいく。県で勝つことではなく、これからもっと強くなって全国で戦っていけないと。

 今考えることは明日の団体。個人の結果はまったくあてにならない戦いだ。だから今日のことは置いておいて、切り替えて、気持ちをつくって挑んでいかなければだめだ。やはり自分たちは向かってこられる。それに対して受け身になったらだめだ。団体で力を発揮してくるような選手もいると思う。だからそれに対して向かっていく。いろいろな人たちの思いを胸にメンバーとしてしっかり戦って宮崎への切符を手にしないと。全員でそれをつかみ取ってやる。卒業生たちも応援にきてくれる。去年の悔しさを晴らせるように思いをもって戦う。今のチームがあるのは、自分達だけが頑張っているからじゃない。それに感謝し報いられるように何が何でも勝つ。自分を信じ、みんなと一緒に迷わず思い切ったプレーをしていけるようにしたい。(松尾剛瑠)

 

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 今日は県総体2日目だった。個人戦1位だった。でも試合が終わってベンチに座ると勝手に身体がギアをひとつ上げて団体へ切り替えていた。

 今まで団体で日本一をみんなで目指してきて、明日を1位じゃないと意味がないというような感情になっていた。宿に帰ってきて実感は湧いてきた。

 今日はいっぱい抜かれたけど、とってくれた松尾には感謝だし、拾ってくれるのを信じてポーチにたくさん出ることが出来て良いパターンが増えてきた。まだ明日も成長できるかもしれないし、最終戦でベストパフォーマンスを出して、(渡部)友登、(佐藤)智哉、みんな3年インターハイへ連れて行く。向かっていく。次の一本。そして宮崎へ。

 明日の団体が楽しみで、みんなで勝って喜んでいる姿しか想像できない。それを信じて明日、先輩や保護者、先生、全員の前でインハイ行きを決めたい。(安中龍志)

 

 今日の決定リーグから岡崎・五十嵐と佐藤・穂苅がインターハイ出場の権利を獲得しました。3年生がいる2ペアがインハイにいけるのはとても嬉しいです。高松・新部はどれも競っていい試合をしていたけど全部勝ちきれませんでした。これは2年半、インターハイに向けて努力してきた人たちとの気持ちの差なんじゃないかと思います。今日感じた悔しさを次に生かしてほしいです。

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 インハイにいける6ペア中、5ペアが北越です。今まで一緒に部活をやって一番長くみんなのことを見ているので、本当に嬉しいです。みんなの笑顔が見られて最高です。

 明日からついに団体戦が行われます。2年前の今日、まだ入部したばかりでみんながどんな気持ちでこの日に向かっていたのか全然わかりませんでした。でも今ならわかります。だからこそ明日は最強の応援を届けます。北越を会場の中の主役にします。宮崎に絶対行く!!(佐々木紗良マネージャー)

 

 

 いよいよ県総体3日目、最終日です。前日までの個人戦の結果から、我々と対戦するチームは、きっとものすごい気持ちで向かってくるだろうと予想できました。苦しい戦いになるだろうなと思いました。

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 準決勝の中越高校戦。非常に能力の高い選手が揃うチームですが、個人戦では思うような結果が出ず、この団体戦に懸けているように感じました。ものすごい気迫を感じるプレーでした。第一対戦、北越は大原・加藤でしたが、思うように得点を重ねられずに苦しい展開でした。マッチポイントも取られました。しかし、最後まで心の折れなかった2人は逆転の末に勝利し、2番の八木澤・石塚につなぎます。この試合は八木澤の強打と、石塚の冷静なプレーで勝利し、巻高校の待つ決勝戦へ進出しました。

 

 巻高校は準々決勝で産大附属を、準決勝で長岡商業を下しての決勝進出。波にのっていました。第一対戦は大原・加藤―新保・保苅。ここでは新保のアグレッシブなプレーと保苅の積極的なポジション取りで我々はペースをつかめずG1-3。絶体絶命Img_6335_2のピンチでした。しかしここから2人は冷静さを取り戻し、徹底した攻撃テニスを繰り広げて追いつきファイナルへ。ファイナルは一時リードしましたが、最後にミスが出てしまいました。大事なところを取り切れず4-7で敗戦。あとがなくなった北越は八木澤・石塚。対する巻高校は杉山・丹野。ここでも巻に先に攻められ、北越は浮き足だってしまいます。あっという間にG0-2のP1-3。正直言ってこのとき、私は負けを覚悟していました。しかし、ここから八木澤・石塚は冷静に、かつダイナミックに戦いました。八木澤の魂が宿った打球がコートに突き刺さりました。石塚は相手後衛の配球を読み続けました。苦しい戦いでしたがファイナル7-4で勝利し、ついに決勝は3番勝負にもつれ込みました。

 第三対戦は松尾・安中―齊藤・土橋。1G目こそミスが目立ち競ったゲームになりましたが、このゲームを取りきると一気に流れに乗りました。最後までペースを崩さずに戦いきった松尾・安中の4-1。ついに、念願の団体優勝を手にしました。

 

 

5月26日 県総体3日目

 

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 今日は県総体最終日だった。よかった。ほんとによかった。

 決勝戦、1本目で大原・加藤が負けて、やっぱり県総体で勝つのは簡単じゃないなと感じた。それでも勝つ自信しかなかった。自分達なら勝てる。勝って松尾・安中にまわしてみせる。そう思って試合に入ったけど、我に返って後ろの得点ボードをみたらG0-2のP1-3だった。びっくりした。それまでカウントもわからないくらい頭ん中真っ白だった。正直怖かった。めちゃめちゃ怖かった。

 でもそのとき、琉唯さんや翔也さん(今年の卒業生)たちが目に入って去年の県総体のことを思い出した。先輩達が果たせなかったことを自分達で果たしたい。寺尾先生に、この日までに何度も去年の先輩達の涙を見せられて、自分達で笑顔にしたい、そう何度も思った。この瞬間もそう思った。そしたらみんなの声がどんどん聞こえてきた。チームのみんなの声も、先輩達の声も、保護者の方々の声も全部届いた。寺尾先生のほうを見たら、深く頷いてくれて、みんな自分を信じてくれている、そう感じた。それからはチームのみんなを信じてラケットをひたすら振り抜いた。そしてこじあけることができた。

 でも、自分はまだまだ弱くて、何度もやりきれないポイントがあった。最後の1点がすごく遠かった。マッチポイントをとりきれずにファイナルゲームにもちこまれた。苦しかった。でも舜さん(石塚)が「信じてるぞ」って背中を叩いてくれて、昨日の決勝を思い出して絶対自分で終わらせたくないと思った。最後のサーブはみんなを信じて、今までやってきたことを信じて思いっきりラケットを振り切った。勝てた。乗り越えられた。

 3本目の松尾・安中は安心してプレーをみることができた。魂を込めて打ち切る姿がすごくたくましかった。

 優勝した瞬間、みんなで飛び出して喜び合った。初めてうれし涙が出た。今までテニスをしてきて一番嬉しかったと思う。久しぶりに見た舜さんの涙も今日は喜びでの涙だった。よかった。やっと笑顔にできた。みんなを笑顔にできた。

 苦しかった。めちゃめちゃ苦しかった。でも最後は今までで一番楽しかった。この楽しさを味わうために苦しい思いをいっぱいしてきてよかった。

 北信越インドアで、このチームはこのままだと県総体で絶対負ける、そう感じてから、気づいたら「このチームは絶対勝てる」そう思うようになってた。この3日間、北越が勝てたのは全員が仲間を、自分を、今までやってきたことを信じてプレーできたからだと思う。今までサポートし、応援してくれたチームのみんな、保護者の方々、先輩方、寺尾先生、山口先生、相沢先生、篠原先生、中村さん、雄慈さん、猪俣先生も、小千谷高校のみんなも、女テニのみんなも、他にもたくさんの方々に本当に感謝したい。

 ありがとうございました。

 これからやっとインターハイに挑戦できる。このチームはまだまだ成長できる。もっともっと強くなれる。今日以上の喜びをみんなと味わいたい。テニスの楽しさを感じたい。最後にみんなを笑顔にしたい。

 今日受けた恩も、勝ってその恩に報いるために自分と、チームと、テニスと向き合っていく。勝ちたい。(八木澤爽空)

 

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 今日は県総体最終日、団体戦だった。

 苦しかったけど優勝することができて本当によかった。

 自分は1年の県インドアの決勝から県の決勝では1回も勝つことができていなかった。2年の県インドアは優勝したけど自分は1敗してチームのみんなに助けてもらった。いろいろな人から「石塚はメンタルが弱い」と言われてとても悔しかった。

 昨日の個人も決勝で負けて「明日は自分が優勝を決める」と思って今日に臨んだ。

 前日に今、教育実習に来ている雄慈さんの県総体の巻高との決勝の話を聞いた。本当に何が起こるかわからないと思った。そして、今日の決勝の相手は皮肉にも巻高だった。雄慈さんも見てくれて応援してくださっていた。

 1番で大原・加藤が出た。「1-0で回ってくるから絶対に勝とう」と思っていた。しかし、まさかの敗戦で0-1で回ってきた。自分の試合が始まった。

 1G目、レシーブミスで簡単に落として、2G目もあっさり取られて、あっという間にG0-2。「終わった」「あのときと同じだ」と思った。でも応援の方から「大丈夫!」「笑顔で」という声が聞こえてきた。爽空も「打ち切ります」と言ってくれた。笑顔で戦った。相手のミスが出始めた。左手に書いた「今までやってきたことを信じて」を見て、自分も思いきり振って、やりたいプレーをした。

 G2-2で並んだ。G3-2で先行した。G3-3で追いつかれた。でも応援に助けられた。最後は爽空と自分を信じて戦いきった。

 P6-4、爽空の魂のこもったサーブが入って、1-1でつなぐことができた。

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 3番勝負、波にのっている松尾・安中。圧倒的な力を見せつけて勝ってくれた。うれし涙を流せた。本当に嬉しかった。友登とも智哉ともまだ部活ができる。先生を宮崎のベンチに座らせられる。みんなでインターハイにいける。保護者に結果で恩返しができる。

去年の3年生に優勝を届けられた。雄慈さんの前で巻高にリベンジできた。嬉しすぎて信じられなかった。

今まで練習してきて本当は「やっても意味ない」とか思ってしまっていた。でも諦めないで取り組んできて、それがこの舞台で出せて「やってきてよかった」と思えた。

いろいろな先生方から「良かったよ」と言ってもらえた。支えてくれたいろいろな人のおかげで優勝できた。本当に感謝の思いでいっぱいです。

明日からは宮崎への戦いが始まる。県を代表していくんだから行くことができなかった人の分もしっかり戦わなきゃいけない。きっと厳しいところに入ると思う。宮崎の舞台でしっかり戦い抜ける力をこれからまた、つけていくようにする。

次の戦いに向けてしっかり準備をする。日本一になりたい。宮崎で勝つのは俺たちだ。(石塚舜)

 

 優勝した。ほんとによくのりきってくれた。インハイにつれてってくれてありがとう。

 2番で八木澤・石塚、ほんとに頑張ってくれたと思う。やっぱり、2人は今まですごい頑張って誰よりもテニスに対して向き合ったんだと思う。だからこそ勝てたんだと思う。地区が終わった後に舜が言ってた「大原たちが、次に俺がいるから安心できる存在になりたい」出来てたと思う。

 

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 県総体W優勝!!やっと優勝旗を取り返せた。本当に嬉しかった。ありがとうみんな!!次は北信越、インハイと続く。まずはこの3週間後には北信越。日本一になるには、まずここで1位になるしかないと思う。北信越インドアで負けて全国にいけなかった悔しさ、ここでリベンジするしかない!!絶対北越が1位を取るしかない!主役になる!!

 みんななら私はできると思う。つらい練習も乗り越えて頑張ってきたみんななら。私はそのためにも全力で今まで以上にサポートする。日本一になれるためならなんでもする!みんながいたから乗り越えてきたんだと思う。2年半学んだことを最大限に活用してサポートしていきたい。

 北越が日本一になる!!(中山優マネージャー)

苦悩の春季地区大会

重圧の3年生がフレッシュな1、2年生に屈する

令和元年度 春季新潟地区大会(5月6日、7日 新潟市庭球場)

【団体】

 1位  北越高校

 2位  巻高校

 3位  新潟工業高校、新潟高校

【個人】

 1位  八木澤・石塚ペア

 2位  松井・佐藤ペア

 3位  渡邊・久保田ペア、細貝・高田ペア

 10連休となった今年のGW、最終日から春季新潟地区大会が行われました。初日の個人戦は10ペアのエントリーでした。

 4月末に行われたHJS県予選ではベスト8に5ペアが入賞しており、多くの選手がシード獲得してこの大会に臨むことになりましたが、その重圧に押し潰されてしまう選手が多く見られました。

 まずは佐藤・穂苅ペア。3回戦で新潟西高校のエースペアにファイナルで敗戦。その後に行われたベスト24の決定戦でも巻高校のペアに0-4で敗退し、自力で県総体への出場権を獲得することができませんでした。幸いにして他のペアが自力で獲得し、学校枠で県総体へは出場できることとなりましたが、このままでは間違いなく県総体を戦うことはできないでしょう。早急な立て直しが求められる試合内容でした。

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 次は岡崎・五十嵐ペア。岡崎はHJS県予選で石塚と組んでベスト8。五十嵐はケガからの復帰戦となりました。ベスト8を懸けた新潟工業のエースとの一戦は、ガンガン攻めてくる新潟工業に対し、凡ミスを連発してしまいます。ファーストサーブは入らない、レシーブでは攻められない、悪循環に陥ってしまい、ベスト16。ギリギリ県総体への権利は獲得しましたが、非常に不安の多い戦いぶりでした。

 また松尾・安中ペアも苦しい戦いとなりました。巻高校の1年生ペアに対して強引な攻撃からペースを崩し、ミスを連発。それぞれHJS予選ではベスト4、ベスト8に入っており、地区大会でも十分に優勝候補だっただけに、ベスト16という結果には不安が残りました。

 そして大原・加藤ペア。県新人、インドア、HJS予選と3連覇しているペアですが、この日は北越の1年生の勢いに飲まれてしまいました。1年生の松井と3年生の佐藤のペアの出来も非常によく、なすすべなく敗戦。第1、3、4シードがベスト4に残ることなく姿を消しました。

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 対してこの試合でデビューを飾った1年生たちは素晴らしい戦いを披露しました。まずは渡邊龍摩。燕中学校出身の選手です。HJS県予選への出場権を得ることができなかった彼は、地区大会に向けて徹底した対策を行いました。巻高校のエースに対して一歩も引かずアグレッシブに戦い4-2で勝利。勢いそのままにベスト4まで進出しました。

 次は細貝篤也(五十嵐中学校出身)。サウスポーから変幻自在に放たれる打球は相手選手にペースをつかませず、松尾・安中に勝利し波にのっている巻高校のペアを圧倒。ケガによりこの大会がデビューとなった2年の高田とともにベスト4に進出することができました。

 その他にも松井(内野中出身)、新部(柿崎中出身)、高松(川東中出身)がそれぞれ素晴らしい戦いをみせてくれ、全員が自力で県総体へ出場を決めるという快挙を達成してくれました。

 そんな波乱の個人戦でしたが、優勝は八木澤・石塚ペア。八木澤の安定感のある打球が相手を抑え込み、石塚が締めるという盤石な戦いで危なげなく優勝。今まであと一歩で優勝を逃し続けていただけに、ようやくつかんだタイトルでした。

 2日目は団体。前日で苦しんだ3年生たちが意地をみせてくれました。準決勝の新潟工業戦、決勝の巻高校戦とも、かなり競った戦いになりましたが3年生の大原、岡崎、石塚が跳ね返してくれました。

 試合内容はけっして褒められたものではなく、県総体に向けて『磨いて』いかなければならないことは多くあります。現状では県を勝ち抜くことはできないでしょう。しかし、ここまでチームを作り上げてきた3年生のプライド、意地を見せてもらいたい、今年こそ優勝旗をとってもらいたいと願っています。

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