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2022年6月

2022年6月16日 (木)

HOKUETSU Spirits 2022 〜届かなかった夢〜

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令和4年度新潟県総合体育大会

【個人戦】

 岡畑・長谷川ペア 6位(インターハイ出場)

 松沢・吉澤ペア  8位(北信越大会出場)

 越前・大杉ペア  ベスト16(北信越大会出場)

【団体戦】

 ベスト4

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6月5日,長岡市希望が丘テニス場。

私たちが目指した夢は,愛媛の地にたどり着くことはできませんでした。

入学直後の一斉休校。2年の秋には県内全校で部活動停止。そして今年の3月にも活動制限。

まさにコロナと共にあったこの学年でした。

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もちろん他校も状況は同じですので,それを言い訳にするわけではありませんが,チームには育つタイミングがあります。それは例えば先輩が引退して新しいチームがスタートするときであったり,新入生が入部してくるときであったりします。環境の変化から,自らを成長させなければならず,そこから上級生としての自覚や責任,チームを背負う覚悟が養われていくのだと思っています。

今年の3年生たちは気が優しく,人当たりもよく,「いい人」たちです。しかし,自分にも周囲にも厳しくすることが苦手で,どうしても一歩前に進むことができないでいました。

彼らにこんな話をしたことがあります。

「1.01を365乗すると37.8もの値になるのに対して,0.99を365乗すると0.03にまで小さくなってしまう。ほんの1%,努力できるか,手を抜くかで1年後には大きな差になる。」

今年の北越が手を抜いたわけではありませんが,101%の努力ができていたか,と言われたら答えはNoだったと思います。

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県総体とは,技術だけで勝負する場ではありません。それを超えた「何か」で勝負する戦いです。優勝した新潟産大附属は,その戦いに勝利するだけのものを蓄えていたように思います。コートで対峙したとき,彼らの表情,もつオーラは我々のそれとは違いました。準決勝は競った勝負にはなりましたが,大きな差があったと思います。

残念な結果になってしまいましたが,負けたから学ぶことはたくさんあります。人生は戦いの連続です。次なる戦いに向けて,前を向いていきたいと思います。

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