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2020年8月

2020年8月17日 (月)

HOKUETSU Spirits 2020 ~つなぐ~

8月10日。チーム北越7人の3年生が最後を迎えました。

 加藤 洸太郎、久保田 貢巧、小林 匠、佐藤 陽太、高田 玲音、八木澤 爽空、山崎 隼人。この7人は本当に面白いメンバーでした。テニスを心から愛し、テニスができることを誰よりも喜び、どんなに苦しいときでも笑顔でテニスと向き合いました。

 昨年の宮崎インターハイ、加藤、佐藤、八木澤の3名はそれぞれ上級生と組んで出場しました。佐藤は個人戦の1回戦を突破しましたし、加藤、八木澤は団体メンバーとして新潟県勢8年ぶりの1回戦突破に貢献しました。

 インドアのシーズンに入り、県選抜大会では久保田が全勝で優勝に大きく貢献、高田は誰よりも大きな声でチームを鼓舞しました。

 最後の春、山崎と小林は新しい陣形にチャレンジすることを決め、誰よりもストイックに自主練習にも取り組みました。

 何度も衝突はあったでしょう。テニスを辞めたくなった者もいたでしょう。しかし最後まで全員で戦いきりました。

 

 私がチーム北越の監督として一番大切にしていることは、チームが目標を達成するために選手一人一人が考え、行動できる人材を育成するということです。チームの勝利はその先にあるものであり、「勝てればいい」とは考えません。

 高校での3年間は、あっという間に過ぎていきます。しかし、とても濃密で、大きく成長することができます。大人への階段を登るために重要な3年間だと思っています。「他人のために」「仲間のために」という、自分よりも他者に目を向けることで成長を実感できる貴重な時間だと言えます。

 

 入学当時、彼らは本当に幼かった。「自分のこと」が最初にきてしまう選手は、苦しい戦いを絶対に乗り越えられません。戦うことを恐れ、自滅し、後悔だけが残るような試合をしてしまいます。最初の地区大会、県総体はまさにそんな戦いでした。そこから自分自身の弱さと向き合い、理解し、他者のために行動できるようになると変化が訪れます。2年目の春、上級生と組んでインターハイを決めた3人はそういう成長が早かったように思います。その後、後輩と組むようになった久保田や高田はペアとのコミュニケーションを取っていく中で「仲間のために」という意識が芽生え、秋以降に大きく成長しました。また、チームの中で部員の学校生活を管理し、敢えてチームに厳しいことを言い続けてきた山崎、逆に己の未熟さからチームに迷惑をかけたことで、客観的に自分自身を見つめることができるようになった小林も冬の期間に大きく成長しました。

 きっかけはなんでもいいのです。どんな出来事であっても自分の甘さや弱さに気づき、行動の変革が起これば、それは「成長」であり、大きな価値があると思っています。

 心の成長にはいくつも壁が立ちはだかります。苦しいときは何度も訪れます。一人で乗り越えられない壁もあるかもしれません。そのときに支えてくれるのも「仲間」なのだと思います。

 みんなで乗り越えたからこそ、最高の笑顔で最後を迎えられたのだと思います。君たちの意思を受け継ぎ、後輩たちは今日も戦います。

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HOKUETSU Spirits 2020 ~笑顔~

チーム北越有終の美!

笑顔で夏の県団体戦2連覇!!

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2020新潟県高等学校体育大会ソフトテニス競技会

 

【団体戦(8月10日 新潟市庭球場)】

第1位  北越高校

第2位  新潟産業大学附属高校

第3位  新潟工業高校、巻高校

 

【新潟地区個人戦(8月2日 新潟市庭球場)】

第1位  八木澤 爽空・加藤 洸太郎ペア

第2位  松井 誠・久保田 貢巧ペア

 

 県総体の代替大会として行われた県高校体育大会。北越高校男子ソフトテニス部は笑顔でその大会を終えました。

 1月に行われた北信越選抜大会。私たちチーム北越はあと一歩のところで全国選抜大会への出場を逃しました。そのときからチームは夏の京都インターハイを目標に努力してきました。夏こそは全国への切符を、京都で戦うことを目指して取り組んできました。

 そんなときに起きた未曾有の出来事。全国私学、ハイスクールジャパンカップ、県総体・・・目標としてきた数々の大会が中止となりました。そしてついにインターハイも中止が決定。3年生にとって夢が打ち砕かれた瞬間でした。

 しかし、6月末に代替大会の実施が決まると3年生たちは自らの目標をその大会に合わせて、本当によく頑張りました。優勝するために。北越の歴史をつなぐために。チーム北越の一員であることに責任感を持っていてくれました。

 

 団体戦の組合せが発表になり、選手たちは対戦相手を想定して徹底してゲームプランを練りました。とくに前衛リーダーの新部とエース前衛の加藤は相手後衛の戦い方を徹底して分析し、必要な練習を徹底的に取り組みました。

 当日は北越のテニスを完璧に表現してくれました。初戦から決勝戦までのすべての試合で2ゲーム以上とられた試合はなく、終始北越のペースで試合をすすめることができました。観察し、思考し、自分たちの正解を導き出してくれました。こんなにも頼もしく戦う選手たちを目の前で観られたこと、選手たちには感謝の気持ちでいっぱいです。本当に素晴らしい戦いを魅せてくれました。

 

 

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 まず、自分がここまでやってこれたのは両親、寺尾先生、OBの方々、他にも周りで支えてくれた方々のおかげだ。今も自分は決して上手なわけではないが、入学したての頃は今とは比べものにならないくらい下手だった。こんなにも成長できたのは、とてもいい環境で、とてもいい指導者に教えてもらったからだと思う。また、毎日7時まで練習し、大会近くは9時近くまで残り、土日は9時から5時までやっていて、最初の方は正直かなりきつかったし、自分自身との勝負だった。そういうのも通してメンタルも鍛えられた。北越のテニス部に入って技術だけではなく仲間の大切さ、団結することの難しさ、テニス以外での行動の仕方など、数え切れないくらいのことを学ばせてもらった。自分がこの2年とちょっとテニスをさせてもらって印象深い出来事は、自分が部則を破って約1ヶ月部停になり、戻ってきたときに見捨ててくれなかったこと。部停期間中もLINEで部員が声をかけてくれて、「7人で最後を戦いたいから。1人欠けた状態で最後をむかえるのは嫌だ。」と言ってくれたのが何よりも嬉しかった。そして今ではみんな普通に接してくれる。やっぱり仲間って最高すぎる・・・。本当にこの7人で最後までやりきれてよかったと心の底から思う。こういう仲間との絆も北越のテニス部に入ったからこそ味わえたものだ。親よりも一緒にいて、話している時間がテニス部の仲間たちとは長かったと思う。だからこそ団結して1つになったときの力はすさまじいものになる。送迎してくれたり、自分のために弁当をつくってくれたり、何かあれば1番に心配してくれた親に対して、いつも自分は反抗的な態度しかとっていなくて、本当に申し訳なかった。それでも最後まで応援してくれて、最後に団体から外れたと伝えたとき、「ここまでよく弱音を吐かずにがんばったね。みんなのためにベストを尽くしてね。」と温かく声をかけてくれた。個人戦もビデオじゃなくて直接観てほしかった。この情勢だから、今更どうこういってもしょうがないけど、全国で戦っている姿を見せたかった。満足できる結果をあまり残せてこなかったけど、中学時代に市内で負けていたような自分が高校に入り、北信越大会に2度も出場できたのは、本当に大きな成長だった。寺尾先生の厳しい指導がなければ自分は楽な道に進んで強くはなれなかった。目では見えない、一流の人間としての在り方を教えてもらい、先生のおかげで人間としても成長できた。2年と少しの間、人間として、テニス選手として自分を育ててくれて本当にありがとうございました。両親、周りで支えてくれた方々への感謝の気持ちは絶対に忘れません。これだけ練習してきたから、今振り返ってもあの時こうしておけば良かったなと思うことは1つもない。やりきった。

北越のテニス部、みんな大好きだ。(小林 匠)

 

 

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 今日が3年間のテニス生活の最後の日だった。結果は優勝。自分がメンバーから外れてよかったと感じるくらい選手はいい試合をしてくれたし、点を取るたびに自分たちのほうを見てガッツポーズをしてくれて、自分たちの分まで頑張ってくれているのだとすごく感じて、一体感のある試合にしてくれたのが素直に嬉しかった。みんなで笑顔で終われて最高だった。3年間を振り返ってみて、とにかく自分は周りに迷惑かけてばっかりだったし、最後の最後までクソガキだったと思う。それでも最後まで先生は面倒をみてくれて、たくさんのことを教えてくれて、弱い自分を強く変えてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいだし、時には心ないことを言ってしまった親も最後まで応援してくれた。好きなことに夢中にさせてくれた親の存在がとても大きかったことを終わってみて実感した。去年のインターハイが終わって先輩たちがいなくなって、自分たちのチームになったのに、弱くて惨めで、何回も何回も怒られて、それでも弱いままの自分であったけど、自主練は誰よりも残っていたし、目標から一番離れているのは自分なのを毎日毎日感じながらやってきた。最後の個人戦では爽空たちに勝てそうなくらい互角なところまでいけた。でもそれは自分だけの力ではないし、寺尾先生や保護者だけのおかげでもない。昨日試合をしてくれたOBの方々、今まで遠征で相手をしてくれた学校、伊比コーチ、一般の選手の方々。想像しきれない人が自分たちを応援してくれて、支援していただいて、本気でテニスをやらせてくれた環境をつくってくれた。北越だからできたことだと思うし、北越じゃなきゃ感じられなかったと思う。正直勉強はサボってしまっているけど、本気になってここまでできたから大人へ成長できたと思うし、人間として大事なところを育ててもらえた。中学の頃の自分にとって北越は強いくらいのイメージしかなくて、入ってからすごさを感じたのが正直なところ。目の前でめちゃくちゃストイックな舜さん(石塚舜 昨年度卒業生)をみてすごく憧れたし、それが自分の成長へのきっかけにもなった。ストイックなのは舜さんだけではなくて、北越の人たちは見えないところでも頑張る。同じくらい自分が頑張れたのかはわからないけど、1,2年に少しは見せられた気がする。北越のストイックさをつなげて欲しいし、インターハイという目標があることを喜びをもって頑張っていってほしい。

 今まで関わってくれた方々、たくさん迷惑をかけましたが、本当にありがとうございました。(山崎 隼人)

 

 

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 今日は団体戦だった。結果は優勝で嬉しかった。だけど自分が出られたのは1試合だけですごく残念だった。でも他の3ペアが頑張ってくれて北越に相応しい優勝をとってくれたのでよかった。今回の大会は嬉しさと悔しさで、悔いが残っての引退だけど、他の仲間たちが頑張ってるところを応援できたのでよかった。今日で引退が決まって、これからはテニスのない生活になっていく。次のステージが始まる。気持ちを切り替えていけるようにする。テニス部ではいろいろと成長できたし、人としても、技術もレベルアップできたと思う。テニスで培ったことを生かして、これからも頑張っていきたいと思う。3年生の7人は、みんないい奴ばっかで、いろいろと助けてもらったし、すごく頼れたし、すごく信頼していた。2年生もずっと一緒にやってきてすごい頼りになったし、1年生は少しの間だけだったけど最後はすごい助けられた。みんな最高の仲間で、すごく楽しかった。これからいろいろ挫折もあると思うけど、テニス部で頑張ってきた分、耐えられると思うので諦めずに頑張っていこうと思う。もっとみんなとテニスがしたいけど、これで引退なので切り替えようと思う。2年半ありがとうございました。親には、最後に試合に出て恩返しがしたかったけどできなかったので、これから行動で感謝を表していきたい。(久保田 貢巧)

 

 

 今日は団体戦だった。結果は優勝だった。自分は個人戦で思うような結果が出せなかったから龍摩と、その借りを返すことができて本当によかった。決して調子がよかったとは言えない内容だったけど、その中でも勝ち切れたのはすごくよかった。

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 自分は高校に入ってすぐにアキレス腱を切ってしまって実際はかなりまわりに差をつけられてしまうんではないかといった焦りがあった。それで戻ったときに早くみんなに追いつかないといけないと思っていたのに、また怪我をしてしまったときはテニスをやめようと思った。でもそんなときに親から「どうするかは自分で決めな。でもまだまだこれからだよ。」と言われたときに、ここまで迷惑をかけたのに、こんなダサい結果で終われるわけがないと思い、そこからは絶対に最後の大会で結果を出して終わってやるといった気持ちでやってきた。でもコロナのせいで出られるはずだった大会が次々になくなり、インターハイもなくなって、3年生は目標を失ってしまっていたと思う。実際自分も何を目指してやっていいかもわからずに気持ちはほとんど切れてしまっていた。でもそんなときに先生から、大会はあるし、このチームで優勝を獲ろうと言われたとき、自分の中になかったやる気が少しずつだけど出てきて、部活が始まったときに、やっぱりこのチームでテニスをするのが楽しくて絶対に勝ちたいといった気持ちへと変わっていった。このチームが前のチームと違うところは1年生だと思う。1年目なのに声かけができているし、行動面に関しても、すごくいい動きをする人が多い。自分が1年のときは、

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まったくできていなかったから、これからのチームには期待がもてると思う。2年生は実力はあるから、その技術をもっと伸ばしていくことと、少し心が弱いから、そこが強くなればいいと思う。2年生は4人で大変だと思うけど龍摩を中心として頑張って欲しい。先生は2回も大けがをした自分を見捨てないで、ここまで真剣にみてくれて、本当に感謝してもしきれないぐらいです。時には怒られることもあったけど、それがなくなったときは終わりだから、ずっと言い続けてくれたのはみんなのことを考えてのことだから1、2年生にはそこをもっと理解してもらいたい。

 本当に北越が過ごした3年間はいい経験になったし、学ぶことも多く自分の宝になりました。最後に優勝をこのチームに残せてよかったです。

 ありがとうございました。(高田 玲音)

 

 

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 今日はこのチームでの最後の大会の団体戦だった。結果は選手だけでなく、サポートもみんなで1つになって戦い、優勝することができた。これで3年生は引退となるが、楽しいことも苦しいこともたくさんあった、長いようでとても短い2年半だった。入ったとき、自分たちの学年7人はまとまりがなく、1人1人に意識の差があったり、常に喧嘩をしていたりと、この7人で最後までやっていけるんだろうかと不安ばかり感じるメンバーだった。しかし学年リーダーの爽空を中心に少しずつ変わっていき、最後には今日のように1、2年生を引っ張っていく3年生に成長することができた。この7人で2年半、一緒にテニスができて本当によかった。

 個人でもいろんなことがあった。2年生のときにはインターハイに出場することができたが、新チームに入ってから挫折をして、思うように結果が出せなくて、とても苦しかった。しかし、折れずに最後まで続けてこれたのは、先生方や北越を応援してくれる方々、そして保護者の皆さんから支えていただいたからだ。とくに両親からはたくさん支えてもらった。朝早く、夜遅くの送迎など本当に感謝してもしきれない。自分は小学校1年生からテニスをしてきて今日まで約12年間やってきた。つらいことはたくさんあったがソフトテニスを嫌いになったことは1度もなかった。

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そんな大好きなソフトテニスを続けてこられたのはやっぱり両親の支えがあったからだ。この恩はこれから少しずつ返していけるようにしたい。先生方からも自分たちと本気になって向き合ってくれて、そのおかげで技術面はもちろん、人としても多くのことを学び、成長することができた。本当にありがとうございました。1、2年生はこれから新チームになって新たな目標に向かって進んでいくが、2年生は本当に実力のある4人だし、1番上になるのでそういった自覚をもって1年生を支え、1年生は2年生は人数が少ないので気持ちの面で2年生を支え、チームみんなで支え合って、そしてソフトテニスができることを当たり前だと思わず、いろいろな人の支えがあってテニスができているということを忘れずに部活動に取り組んで、来年3連覇して石川インターハイに全員でいってほしい。(佐藤 陽太)

 

 

 今日は団体戦だった。結果は優勝。チーム全員で勝ち取った。部員全員、保護者の方々、先生、みんなが全力をだした結果の優勝だと思う。

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 今の時間は22時58分。今思い返してみても、めちゃめちゃ嬉しい気持ちが溢れる。でも自分はそれ以上に悔しい気持ちがある。「打ち破る」このチームスローガンをみんなで決めてスタートしたとき、このチームはバラバラで何もかもが上手くいかずに1人1人が好きなことをして、わがままで、まとまりがもてなかった。時間が経つにつれて、まとまれるようになってきて、龍摩を中心に最高のチームになれたと思う。去年の3年生をインターハイという場所で打ち破りたかったけど今年は不運にも挑戦することすらさせてもらえない状況になってしまった。

 結果として越えられなかった分、自分もみんなもプレーだったり応援で、限られたルールの中で全力でやることができた。

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 自分は小学生の頃から北越高校に憧れをもっていて、テニスをするなら北越がいいとずっと思っていた。運良く声をかけてもらえて入学することができた。まず、そこに感謝をしなければならない。1年生のときから団体も経験させてもらって、まったく通用しない自分もメンバーに入れてくれたりして、寺尾先生は自分にたくさん経験を積ませてくれた。

 今日の準々決勝からの3試合は3年間の経験が全部だせたと思う。小6からはじめて7年間のテニス人生で一番のプレーだった。本当に楽しくて、コースがみえて、イメージできるくらいの気持ちの余裕があった。1年のころと比べたら別人かと思うくらいのプレーができました。寺尾先生、本当にありがとうございました。

 今日で北越高校のソフトテニス部は引退になったけど、ここで学んだことだったり、経験したことはこれからの人生に生かしていきたいし、誇りに思って生きていきたいと思います。(加藤 洸太郎)

 

 

 

 今日で引退。これまで本当にたくさんの人に支えてもらった。北越の先輩方やそうでない方々までたくさん練習相手をしてもらって、自分たちのこの最後の日に向けて、いろんなことを伝えてくれた。また、テニスを知らないような人たちも自分のことをたくさん応援してくれて、コロナで苦しい状況の中、自分を励ましてくれた。そして大会当日も対戦した相手だったり、他校の人にも応援されて、すごい力になったのを感じた。自分を、そして北越というチームを応援してくれたすべての人たちに伝えきれない感謝でいっぱいです。ありがとうございました。

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 自分は中学の最後の年にまったく結果が出なくて、自分の思うようなテニスができなくて、テニスをするのが本当に辛かったし、人生で初めてテニスをしたくないと思った。でもその自分を変えたのが寺尾先生だった。いつも通り結果が出せなかったあの日、自分に声をかけてくれて、「お前は誰よりも強いんだから。絶対できるから。」とほとんど初対面にも関わらず、真正面から熱く自分に伝えてくれて、これからどういう練習をしていけばいいのか、何が原因なのか、教えてくれて、最後の最後で自分のプレーをすることができた。当時の自分にとって寺尾先生の言葉が何よりも自信になったし、あの日のことは一生忘れないと思う。それから寺尾先生から声をかけられて北越に行くことを決めて、1年の冬にはキャプテンをさせてもらって、最後には部長をさせてもらったけど、他にはない経験をたくさんさせてもらって、自分を成長させることができたし、1つ1つの経験が今の自分を作っているのをすごく感じる。今年は高校最後の年で、中3の頃を思い出してすごく不安だったけど、最後の個人戦も団体戦も今までで一番力が出せて、これ以上ないくらいやりきれて、寺尾先生には感謝してもしきれないし、返しきれないほどの恩がたくさんあるなと感じる。これからいろいろな形で少しでも恩を返せるよう自分にできることをしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

 そしてお父さん、お母さん。負担が大きいのをわかっていながら北越に送り出してくれたこと、本当に感謝しているし、誰よりも応援してくれて、支えてくれて、ありがとうございました。感謝の気持ちを日々の行動で示していきたいと思います。

 自分はこのチームが本当に大好きで、とくに3年生は、自分もきつい言葉をかけたりしてきたし、不満もたくさんあったと思うけど、誠実に向き合ってくれて、この7人だからこそ言えたこと、できたことはたくさんあると思う。最初は本当にガキだったけど、最終的には自分も支えられて、この7人で本当によかったし、みんなで勝ち取った優勝を、成し遂げた2連覇を、過ごしてきた日々を誇りに思いたい。ありがとう。

 北越にきたことでたくさんの人に出会えて、たくさんの仲間に恵まれて、自分は本当に幸せだと思います。たくさんに恩を返したい。そういう気持ちでいっぱいですが、自分たちを応援してくださった方々、1つだけわがままを言わせてください。

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 今日の優勝は、この2連覇はチーム全員で勝ち取ったものです。1、2年生がいたからこその結果です。彼らはどんな状況でも、相手より圧倒的に応援が少なくても、自分たちに全力で声を届けてくれました。一緒に闘って一緒に笑ってくれました。

 これから彼らもたくさんの壁に当たると思います。たくさん苦しむと思います。それでも彼らなら必ず、この北越というチームをつなぎ、新たな歴史をつくってくれると思います。また新たに築き上げられる北越というチームを、何年、何十年と続く北越を応援してほしいと思います。

 ありがとうございました。(八木澤 爽空)

 

 

 

 

 今まで頑張ってくれた3年生。最後の団体メンバーに選ぶことが出来なかった選手もいます。悔しい気持ちは間違いなくあったはずです。だけどチームのために、北越のために、そして自分自身の誇りのために最後の最後まで選手と一緒に戦ってくれました。そういう姿をみて、こんなにも頼もしいチームだったのだと感動しましたし、後輩たちに大きな財産を残してくれました。君たちの想いは間違いなく次のチームに受け継がれるでしょう。君たちがいたからこそ北越は強くなったのだと、いつか君たちを自慢できるように。次の一歩を踏み出します。今まで本当にありがとう。君たちは私の誇りです。

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2020年8月 5日 (水)

HOKUETSU Spirits 2020 ~第3回部活動体験!!~

第3回、男子ソフトテニス部部活動体験会を8月29日(土)に開催します。

ぜひチーム北越を体験してください!!

みなさんに会えることを楽しみにしています。

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